私が美女??美醜逆転世界に転移した私

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2.転移先は美醜逆転っ?

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「魔力の乱れ?」

「失礼、手を握っても?」

いやん。恥ずかしい…。
心までイケメンだ。私みたいな地味顔を差別しない。
ん?まてよ……
もしかして異世界転移で私は今、絶世の美女なのかも!!
おずおずとイケメンさんに手を差し出すと、少し控えめな感じで優しく握ってくれた。

「ああ、やはり魔力が全く感じられませんね。」

イケメンさんの手がほわわんと温かくなり、見ると僅かに光っている。
わーー!実際に見ると凄い……。
これが魔法なのね………。

イケメンさんの手は光っているけど、私の手は光ってはいなかった。

残念……。
魔法も使ってみたかった……。

「凄いですっ!!私が居た世界には魔法はありません。初めて見ました!私には多分魔力なんて無いと思います。」

「本当に渡り人なのだな。50年振りになるか……。」

殿下と呼ばれた冴えない顔の人は改めて驚いた様子をみせた。

「取り敢えず王家の客人として保護しよう。安心するといい。渡り人は手厚く保護するよう法律が制定されている。生活についても保証する。キサラギミュウと言ったな?家名はどっちだ。」
「え?キサラギです。」
「では、ミュウと呼んで良いだろうか?」
「ミユウです。」
「ミュウ?」

何回言っても二人ともミュウと発音してしまうので名前は諦めた。別にミュウでも構わない。

「さぁ、王宮へ案内しよう。」

そう言われたら流石に拒否出来ない。
王族らしき彼は気取った仕草で手を差し出して、ウィンクまで披露してくれた。

チラチラ私を振り返りながら頬を染める冴えない顔の殿下。
少し不安を感じながらも、私は健康状態の確認のため、王宮の医務室に連れて行かれた。

その道すがら説明されたのは、この冴えない顔の男性はゴルゾン王太子殿下。
そして、イケメンさんはレオンハルト様。
うーん名前までイケメン!!
侯爵令息で、宰相補佐をしているらしい。
頭まで良いなんてパーフェクト!!
そして、なんとこの世界はレオンハルト様は皆が恐ろしがる程の醜男で、ゴルゾン殿下は麗しい美丈夫らしい。

そして、更に驚くことに私は絶世の美女だというのだっ!!

髪や眼の色は黒ければ黒い程気品があるとされ、顔立ちはハッキリした顔よりもうすーい顔が良いとされるらしい。 

ゴルゾン殿下が私を誉めまくるのだ。

『闇夜を思わせる神秘的な黒髪。開いているのかわからない細い目、ふっくらしたまあるい頬は満月のようだ!!』

それ、褒め言葉??

そう言われれば、私が絶世の美女になったわけでは無いらしいと分かる。
つまり価値観が違うっ!

大きい目に見つめられると恐ろしさで心臓が止まりそうになるらしい。
私は逆の意味で心臓が止まりそうになるけど……。
レオンハルト様は本当に二次元かと思うような整った外見。
見つめられると魂が抜けて天国へと昇っていくような気がする。

はぁ、拝みたい……。

そして、渡り人は神の客人とされ、大切に保護することになっていると説明を受けた。


取り敢えずひどい目に合うことは無さそうなので、私は安心して二人について行った。
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