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番外編⑤※R18
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ノヴァ視点
フェリが俺を煽ってくる。
俺が欲望のままに彼女を貪ったら壊してしまいそうで加減してる事なんて知らないんだろう。
「フェリ、ごめん。痛かっただろう?」
「いいの、大丈夫。」
俺の腕をぎゅっと握ってフェリが笑う。
痛みを我慢してくれる、その健気さがまた愛おしくなる。
俺のモノは大きいらしい。兵舎の共同風呂でよく揶揄われた。初めてのフェリにはきっとかなりの傷みだった筈だ。なのに、彼女は「嬉しい」と言って許してくれる。
俺の腕にすっぽりと収まってしまうぐらい小さなフェリ。彼女を甘やかしたいのに……。
フェリのナカは熱くて柔かな粘膜が俺の滾りをぎゅうぎゅう締める。胯間が熔けてしまいそうだ。
はぁー、これが彼女の胎内。挿れているのは身体の一部なのに、俺の全てが彼女に包まれているように錯覚する。
抜き挿しする動きは控えてゆるゆると腰を揺すりながら胸の尖りを弄る。
ほんの少し眉を寄せ、傷みに耐えていた彼女の声が、徐々に艶を帯びはじめた。
緩やかな動きにも関わらず、愛する人と交わっている興奮で、俺の肉杭は限界寸前。
「フェリ、少し気持ちよくなってきた?」
「……ぅん……よく……分からない……けど……ノヴァの赤ちゃん欲しいな。」
他意の無い素直な言葉ーー
だからこそ、本心なのだろう。
そう思った瞬間、びくびくの彼女のナカで俺の滾りが震えた。慣れ親しんだ感覚がせり上がる。
あっと思った時には遅かった。
「うっ……」
俺の我慢出来ない欲望がフェリのナカを汚す。
「……?」
「……ごめん。今すぐに回復するから待って。」
「う、うん?」
動きを止めた俺をフェリが不思議そうに見上げる。気づいてないのか?
幸い俺の胯間は直ぐに臨戦態勢を取り戻した。
一回欲望を吐き出したことで少し余裕が出来た。彼女の膣道も滑りが良くなり動きやすくなった。俺は中で子種を塗り広げるように腰を動かす。解れて柔らかくなった彼女の隘路は、襞が吸い付くように絡み付く。
「……ッ。フェリ……フェリ……」
愛しい彼女の名を呼びながら、ゆっくりと優しく腰を動かす。ズジュ、ズジュと水気をたっぷり含んだ音を聞かせるように悦い場所を探ると、彼女の瞳が蕩けてきた。こらえきれない声が漏れる。
「……ン……っ……ぁ……ノヴァ、はぁ……気持ち……いいみたい……」
少しずつ、彼女の表情を確認しながら抽挿を早める。
「ぁン……ッ……そこ……だめぇ……」
「ここ?」
彼女が一際大きく反応する場所を見つけて、ソコを狙うように腰を打ちつける。
「ぁン……だめ……ノヴァ……ァ……やっ……やだぁ……」
意味を成さない甘い声を上げながら、フェリは俺の腕をきゅっと握る。
「っ。フェリ、舌だして。」
彼女は恥ずかしそうに、チロリと赤い舌を唇の間から出してくれた。果実のようなそれにむしゃぶりつく。彼女の腕が俺を引き寄せるように首に廻る。俺があまりにも貪るから、ぷっくり腫れて赤くなった唇。
可哀想なフェリーー
初めてなのに、俺にこんなにも身体を貪り尽くされて……。
愛する人との口づけは俺に多幸感をもたらし意識が溶けるみたいだ。
何度も、何度も唇を合わせる。
今まで、ずっとフェリとの初夜を想像してた。フェリに痛い思いをさせずに、気持ち良くなってもらおうと思ってたのに、そんな事は頭から消えていた。
もう止まれない。
粘り気を帯びた水音と、甘美な喘ぎ声。俺の理性は焼き切れ、自分でも訳が分からないぐらい腰を振りたくる。フェリの淫肉は肉棒にぴったりと張り付き、襞が細かく痙攣するようにうねる。
「はぁ……はぁ……フェリ……気持ちいいよ……」
「ぁん……ノヴァ……」
フェリの足を上げ膝を深く折り曲げると俺の欲望を膣奥へと打ち付ける。パンッパンッと肌の弾ける音と、ジュプジュプとした水音が混じり、彼女は身悶えるように激しく身体をくねらせた。
「ぁん……あ……だ、だめぇ……あ……ぁああああ!!!」
彼女は眼下で恍惚とした顔を俺に晒しながら、淫らな矯声上げる。
「フェリ……フェリ……俺もう……」
直後、陰嚢を引き絞るような強烈な射精感が込み上がり、腰を甘美な快楽が走り抜けた。
「……っは……っ!」
彼女の膣襞がいっそうきつく絡み付く。自分の全てを吐き出すように、彼女の最奥に己の精を吐き出しながら、くたりと弛緩したフェリの顔中にキスを降らせる。
「……はぁ……はぁ……はぁ……、フェリ……」
ずるりと肉茎を抜くと、彼女の膣口から俺の白濁が流れ出てくる。あまりの多さに呆れながら、丁寧に拭き清めていると、布に赤い血が付着しているのに気付いた。
フェリは呼吸を荒くして呆然と宙を見ていて、力が入らないのか、俺にされるがままだ。
「ごめん、フェリ。痛かっただろ?」
彼女の小さな身体をぎゅっと抱きしめると、俺の背中にゆるく手をまわしてくれた。
「大丈夫。全部ね、嬉しかったの。」
彼女の声は掠れていて、俺を抱きしめる力も弱々しい。きっと初めての経験で疲れてしまったのだろう。
俺はフェリの頭を自分の腕に置くと、彼女の身体を毛布でくるんで抱き込むようにしてベッドに横たわった。
「フェリ、愛してる。」
すーすーと眠ってしまった彼女の寝息が聞こえる。髪から漂う甘い匂いと彼女の体温を感じながら、俺は眠りについた。
フェリが俺を煽ってくる。
俺が欲望のままに彼女を貪ったら壊してしまいそうで加減してる事なんて知らないんだろう。
「フェリ、ごめん。痛かっただろう?」
「いいの、大丈夫。」
俺の腕をぎゅっと握ってフェリが笑う。
痛みを我慢してくれる、その健気さがまた愛おしくなる。
俺のモノは大きいらしい。兵舎の共同風呂でよく揶揄われた。初めてのフェリにはきっとかなりの傷みだった筈だ。なのに、彼女は「嬉しい」と言って許してくれる。
俺の腕にすっぽりと収まってしまうぐらい小さなフェリ。彼女を甘やかしたいのに……。
フェリのナカは熱くて柔かな粘膜が俺の滾りをぎゅうぎゅう締める。胯間が熔けてしまいそうだ。
はぁー、これが彼女の胎内。挿れているのは身体の一部なのに、俺の全てが彼女に包まれているように錯覚する。
抜き挿しする動きは控えてゆるゆると腰を揺すりながら胸の尖りを弄る。
ほんの少し眉を寄せ、傷みに耐えていた彼女の声が、徐々に艶を帯びはじめた。
緩やかな動きにも関わらず、愛する人と交わっている興奮で、俺の肉杭は限界寸前。
「フェリ、少し気持ちよくなってきた?」
「……ぅん……よく……分からない……けど……ノヴァの赤ちゃん欲しいな。」
他意の無い素直な言葉ーー
だからこそ、本心なのだろう。
そう思った瞬間、びくびくの彼女のナカで俺の滾りが震えた。慣れ親しんだ感覚がせり上がる。
あっと思った時には遅かった。
「うっ……」
俺の我慢出来ない欲望がフェリのナカを汚す。
「……?」
「……ごめん。今すぐに回復するから待って。」
「う、うん?」
動きを止めた俺をフェリが不思議そうに見上げる。気づいてないのか?
幸い俺の胯間は直ぐに臨戦態勢を取り戻した。
一回欲望を吐き出したことで少し余裕が出来た。彼女の膣道も滑りが良くなり動きやすくなった。俺は中で子種を塗り広げるように腰を動かす。解れて柔らかくなった彼女の隘路は、襞が吸い付くように絡み付く。
「……ッ。フェリ……フェリ……」
愛しい彼女の名を呼びながら、ゆっくりと優しく腰を動かす。ズジュ、ズジュと水気をたっぷり含んだ音を聞かせるように悦い場所を探ると、彼女の瞳が蕩けてきた。こらえきれない声が漏れる。
「……ン……っ……ぁ……ノヴァ、はぁ……気持ち……いいみたい……」
少しずつ、彼女の表情を確認しながら抽挿を早める。
「ぁン……ッ……そこ……だめぇ……」
「ここ?」
彼女が一際大きく反応する場所を見つけて、ソコを狙うように腰を打ちつける。
「ぁン……だめ……ノヴァ……ァ……やっ……やだぁ……」
意味を成さない甘い声を上げながら、フェリは俺の腕をきゅっと握る。
「っ。フェリ、舌だして。」
彼女は恥ずかしそうに、チロリと赤い舌を唇の間から出してくれた。果実のようなそれにむしゃぶりつく。彼女の腕が俺を引き寄せるように首に廻る。俺があまりにも貪るから、ぷっくり腫れて赤くなった唇。
可哀想なフェリーー
初めてなのに、俺にこんなにも身体を貪り尽くされて……。
愛する人との口づけは俺に多幸感をもたらし意識が溶けるみたいだ。
何度も、何度も唇を合わせる。
今まで、ずっとフェリとの初夜を想像してた。フェリに痛い思いをさせずに、気持ち良くなってもらおうと思ってたのに、そんな事は頭から消えていた。
もう止まれない。
粘り気を帯びた水音と、甘美な喘ぎ声。俺の理性は焼き切れ、自分でも訳が分からないぐらい腰を振りたくる。フェリの淫肉は肉棒にぴったりと張り付き、襞が細かく痙攣するようにうねる。
「はぁ……はぁ……フェリ……気持ちいいよ……」
「ぁん……ノヴァ……」
フェリの足を上げ膝を深く折り曲げると俺の欲望を膣奥へと打ち付ける。パンッパンッと肌の弾ける音と、ジュプジュプとした水音が混じり、彼女は身悶えるように激しく身体をくねらせた。
「ぁん……あ……だ、だめぇ……あ……ぁああああ!!!」
彼女は眼下で恍惚とした顔を俺に晒しながら、淫らな矯声上げる。
「フェリ……フェリ……俺もう……」
直後、陰嚢を引き絞るような強烈な射精感が込み上がり、腰を甘美な快楽が走り抜けた。
「……っは……っ!」
彼女の膣襞がいっそうきつく絡み付く。自分の全てを吐き出すように、彼女の最奥に己の精を吐き出しながら、くたりと弛緩したフェリの顔中にキスを降らせる。
「……はぁ……はぁ……はぁ……、フェリ……」
ずるりと肉茎を抜くと、彼女の膣口から俺の白濁が流れ出てくる。あまりの多さに呆れながら、丁寧に拭き清めていると、布に赤い血が付着しているのに気付いた。
フェリは呼吸を荒くして呆然と宙を見ていて、力が入らないのか、俺にされるがままだ。
「ごめん、フェリ。痛かっただろ?」
彼女の小さな身体をぎゅっと抱きしめると、俺の背中にゆるく手をまわしてくれた。
「大丈夫。全部ね、嬉しかったの。」
彼女の声は掠れていて、俺を抱きしめる力も弱々しい。きっと初めての経験で疲れてしまったのだろう。
俺はフェリの頭を自分の腕に置くと、彼女の身体を毛布でくるんで抱き込むようにしてベッドに横たわった。
「フェリ、愛してる。」
すーすーと眠ってしまった彼女の寝息が聞こえる。髪から漂う甘い匂いと彼女の体温を感じながら、俺は眠りについた。
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