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王都に集まる元傭兵

妙案

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 傭兵を納得させるのは私は難しいと判断しました。すべての傭兵の意見を受け入れては、国庫が持たないでしょう。決断を迫られています。憎まれ役を私は受け入れなくてはならないでしょう。

 ですから、やる気のある者に絞ることにしました。本当に魔物から人々を守る意思のない人はふるい落とします。決まった報酬額に満足できない者は入団を許しません。

 もしかしたら、犯罪に手を染めてしまう者も出てきてしまうかもしれませんが、背にはらは変えられません。国庫にも限りがありますから。仕方ないことです。悪事を働いた者は……私が殺めるしかないでしょう。

 悪事を働かせないための何かがあればよいのですが……そうです!他にも仕事があるでしょう。なんとか、説得して裏方や料理なんかを仕込んで店を経営させてみるとかどうでしょうか?

 旅人が立ち寄りたくなるような、大衆食堂を作ればいいかもしれません。

 思いついたこの案を国王様に進言してみましょう。きっと観光地になるような、一流の大衆食堂に成長させて王都をお金で潤したら狩猟団だけではない国が安定する方法になるかもしれませんから。
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