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バカ王子の脳天気

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夏の送別パーティーは、いつになく盛大に行われる。

しかし、この人数は何だ。

きっとアンとの真実の愛を知りたい者が多くいるということだ。

であるならば、断罪など不要。

誠心誠意、皆に我らの正義を語ろうではないか。

しかし、見れば学園からいなくなってしまった者も多い。

隣にいる者は、婚約者ということだろう。

それは、そうとアンはどこへ行った。

最近、アンには避けられている。

いや違う。

恥ずかしがっているに違いない。

こちらから迎えに行かねばならん。

周りも賛同してくれた。

いよいよ開幕だ。

アンを呼びに行くとしよう。
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