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11 魔法入門書
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魔法って…?
今日、落ちてきたのは薄い冊子だった。
内容は「魔法入門書」。
「魔法入門書」は絵本のような絵が多用されているもので、4つの魔法が載っていた。
火の魔法。
小さな火を指先に点すもの。
飛ばしたりはできないようだ。
水の魔法。
500mlのペットボトルに半分くらいの水が出せるもの。
1日1回の限定っぽい。
風の魔法。
うちわで扇ぐ程度の弱い風が出せるもの。
1日5分が限界らしい。
土の魔法。
1日10gくらいの魔法の土を生み出すことができるらしい。
一番用途が分からないのがこれ。
でもとりあえず、一通りやってみることにした。
イメージを膨らませて、「えい!」とやってみる。
意外と簡単にできた。
指先に火が出た。
コップに水を貯めた。
弱い風が出た。
土が小山を作った。
しかし、これが出来るからと言って、何か意味があるのか分からなかった。
ただ、毎日やってみようなんて考えただけ。
***魔法が使えます?
「イメージか。イメージできれば何でもできるようになるのか。金貨でも出せるようになれば…、これはいい。どんどん練習あるのみだ」
「魔法って…、科学文明社会に魔法はないだろう。おとぎ話の世界じゃないんだから、ふざけんなよ」
***海から漂ってくるアレ
『ふむ。魔力の散布はこのくらいでいいか。あと、無人になった島に世界樹でも植えておけば、後々魔力を使った大規模な浄化魔法が使えるようになる』
今日、落ちてきたのは薄い冊子だった。
内容は「魔法入門書」。
「魔法入門書」は絵本のような絵が多用されているもので、4つの魔法が載っていた。
火の魔法。
小さな火を指先に点すもの。
飛ばしたりはできないようだ。
水の魔法。
500mlのペットボトルに半分くらいの水が出せるもの。
1日1回の限定っぽい。
風の魔法。
うちわで扇ぐ程度の弱い風が出せるもの。
1日5分が限界らしい。
土の魔法。
1日10gくらいの魔法の土を生み出すことができるらしい。
一番用途が分からないのがこれ。
でもとりあえず、一通りやってみることにした。
イメージを膨らませて、「えい!」とやってみる。
意外と簡単にできた。
指先に火が出た。
コップに水を貯めた。
弱い風が出た。
土が小山を作った。
しかし、これが出来るからと言って、何か意味があるのか分からなかった。
ただ、毎日やってみようなんて考えただけ。
***魔法が使えます?
「イメージか。イメージできれば何でもできるようになるのか。金貨でも出せるようになれば…、これはいい。どんどん練習あるのみだ」
「魔法って…、科学文明社会に魔法はないだろう。おとぎ話の世界じゃないんだから、ふざけんなよ」
***海から漂ってくるアレ
『ふむ。魔力の散布はこのくらいでいいか。あと、無人になった島に世界樹でも植えておけば、後々魔力を使った大規模な浄化魔法が使えるようになる』
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