双極性障害とは?

夜空のかけら

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2-2 なぜ暗いところに行きたがるのか

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 気分が高揚していると、いつもだったら出来ないことが出来てしまいます。
 うつ状態になると、なぜか明るい所を嫌います。明るいと情報量が増えて、疲れてしまうからかもしれません。
 よくは分かっていませんが、うつ状態(今となっては、双極性障害の症状)となった時に何回か同じ症状になったことがあります。
 本当に、部屋を真っ暗にしてしまうのです。
 症状が進むとトイレにも入浴も出来ない状態になるそうですが、私の場合は症状が軽かったのか、そういう症状になったことはありません。

 私ではない経験者(…いるのですよ。同じ病気の人が身近に)も同じ症状の出た人の場合、自宅新築時に自分の部屋の隣にトイレを持ってきたという強者がいます。
 明るい時間が短いので、部屋の外に出てこられたらしい。
 まぁ、そんな人は稀ですが。

 暗闇の中で何をしているかと言うと…何もしていません。
 いわゆる引きこもりとちょっと違う。
 私個人としては、うつ状態での暗闇と引きこもりの暗闇の中でのパソコン扱いとは違うと思っています。
 実際は違うかもしれないけれど、私自身病気で暗闇の時と暗闇でパソコンをする…例えば夜間の環境的に暗い場合の気分、全然違いますもの。

 こんな所にも個人差があるのかもしれませんが、病的な暗さはひたすら明るい所を嫌う。もっと暗いところに行きたい。
 その影響か、夜間外に出てしまい発作的(衝動的に?)飛び込んでしまうことがあるそうです。
 暗い場所では何もしたくないので、座って小さく固まっている場合が多く寝ている場合が少ないような気もします。
 ちなみに、私の場合、金槌で頭をゴツゴツと叩いていました。
 痛いのは当たり前ですが、脳内出血で死ねないか?と思っていたような。あの時の精神状態は、他でもそうですが普通の今では自分でも分からない部分が多いのです。異常時の精神状態と普通時の状態。
 一見して、自分の精神状態だから分かりそうなものですが、分からない。
 なんであんなことしていたんだろうというのは…難しい。
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