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第143話 実習2 罠の迷宮
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「次は罠だ。床面だけではなく、壁などにも罠が張り巡らされている。今回は、この迷宮を攻略してもらう。正確には、ここまで滑って降りられれば、迷宮クリアだ。ああ、そっちは罠からの落下ルートだ。落ちても大丈夫なように、窪地に浮遊魔法が仕掛けてある。ん?浮遊魔法か?重力系魔法でな…まぁ、クリア後のご褒美として教えよう。さ、こっちの梯子を登ってから迷宮探査だ」
梯子は、高さ20mくらいの高さだ。
ここで体力を使うのも嫌だったが、兄妹は別の意味で大事になっていた。
梯子を使えない状態だった。
なにしろ踏みざんの間隔は約30cm。
これが、70段。
子どもにはきつい高さだった。
結局のところ、高さ20mから開始は、俺だけ。
1つ低い高さ10mの場所は、兄妹がスロープを使って上がる形になった。
「床面が平らなのがランク1。デコボコしているのがランク2だ。床面だけでなく立体的な構造がランク3。罠1つで数ポイントもらってしまう。ランク3でポイント0が目標だ。最初は、罠を避けるのではなくて、積極的に引っかかれ。罠の種類と効果を知るのに絶好のチャンスだ。大丈夫、一切の被害はない」
はしごを登り切り、目の前に開いた迷宮の入口。
幅70cmくらい、高さ2mくらいのやや狭い。
この幅だから身体を横にして進むことにしたが…
バン というすごい音がした。
『ピンポーン。1ポイントです』
横向きで歩くのは、難しい。
普通に歩く時とは違うため、摺り足になってしまった結果だ。
しかし、罠はあの音だろうか?
罠の効果がよく分からないな。
入口から迷宮内部に侵入を果たしたが、見た目は通路があるだけ。
床面もデコボコしていないから歩きやすい。
先生も罠にどんどん当たれと言っていたから、普通はしないと思う歩きをしようと思った。
迷宮の幅全部を踏みながら移動するというもの。
つまり、床を全部踏む。
頭上から風船が降ってきた。
『ピンポーン。1ポイントです』
平らのはずの床面から突起が出てくる。
『ピンポーン。1ポイントです』
ちょっとした窪みができる。
『ピンポーン。1ポイントです』
落ちる。
これにはびっくりした。
いきなり床が無くなるという恐怖。
身体はダメージを負わないと言われても、精神的恐怖を緩和できるわけもない。
しかし、…スキルが取得できるのではないか?
恐怖耐性とか。
いつからか、スキル取得メッセージなどがなくなっていたことに気がつく。
トーコなら、何かを知っていると思ったが、迷宮を脱しなければ、それも聞けない。
『ピンポーン。5ポイントです』
お、今日の最高ポイントだ。
梯子は、高さ20mくらいの高さだ。
ここで体力を使うのも嫌だったが、兄妹は別の意味で大事になっていた。
梯子を使えない状態だった。
なにしろ踏みざんの間隔は約30cm。
これが、70段。
子どもにはきつい高さだった。
結局のところ、高さ20mから開始は、俺だけ。
1つ低い高さ10mの場所は、兄妹がスロープを使って上がる形になった。
「床面が平らなのがランク1。デコボコしているのがランク2だ。床面だけでなく立体的な構造がランク3。罠1つで数ポイントもらってしまう。ランク3でポイント0が目標だ。最初は、罠を避けるのではなくて、積極的に引っかかれ。罠の種類と効果を知るのに絶好のチャンスだ。大丈夫、一切の被害はない」
はしごを登り切り、目の前に開いた迷宮の入口。
幅70cmくらい、高さ2mくらいのやや狭い。
この幅だから身体を横にして進むことにしたが…
バン というすごい音がした。
『ピンポーン。1ポイントです』
横向きで歩くのは、難しい。
普通に歩く時とは違うため、摺り足になってしまった結果だ。
しかし、罠はあの音だろうか?
罠の効果がよく分からないな。
入口から迷宮内部に侵入を果たしたが、見た目は通路があるだけ。
床面もデコボコしていないから歩きやすい。
先生も罠にどんどん当たれと言っていたから、普通はしないと思う歩きをしようと思った。
迷宮の幅全部を踏みながら移動するというもの。
つまり、床を全部踏む。
頭上から風船が降ってきた。
『ピンポーン。1ポイントです』
平らのはずの床面から突起が出てくる。
『ピンポーン。1ポイントです』
ちょっとした窪みができる。
『ピンポーン。1ポイントです』
落ちる。
これにはびっくりした。
いきなり床が無くなるという恐怖。
身体はダメージを負わないと言われても、精神的恐怖を緩和できるわけもない。
しかし、…スキルが取得できるのではないか?
恐怖耐性とか。
いつからか、スキル取得メッセージなどがなくなっていたことに気がつく。
トーコなら、何かを知っていると思ったが、迷宮を脱しなければ、それも聞けない。
『ピンポーン。5ポイントです』
お、今日の最高ポイントだ。
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