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第48話 間力というもの
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「間力はね、エネルギーと言いかえることができるわ」
「エネルギー=魔力。魔法の力か」
「たぶん分かっていないと思うけれど、空間の力で、間力」
「聞いたことはないな」
「そうね。私たちも私たち以外で聞いたことはないわ」
両腕を伸ばして、その街全体を広げた腕に抱き込むような仕草をする。
「この世界。融合異世界は不安定なの。何度か説明したけれど、1つの世界に保有する間力は限界を遙かに超える状態。だから、抜かないといけない。かなりの量を」
「限界を超える。超えたらどうなる?」
「世界全てが間力化。すなわち、全て消えることになる。まぁ、こっちに来てる神々や還俗した神、神族には影響皆無なんだけれども」
「…も?」
「あなたも、神族なんだからしっかりしてよ」
トーコは、右腕を軌道エレベーター?の方を指差して、
「それであれよ」
「あれ?」
「あれは、この融合異世界と少しずれた位相にあって、ここから間力を抜いている場所なの。湯気のようなものを吸い込み、下位世界…ここなら地界に送り込んでいる場所。あ、地界というのは下位世界という分類よ。この辺りは街の直前にある宿屋で話しましょう」
「街に入らないのか?」
「入国審査で待たされるから、ほとんどの来訪者は到着してもすぐに街に入らないわ。それに、私たちの場合は始めに地界へ入らないといけないから」
「分かった」
その後、トンネルから下り始めて、舗装された道。
でも、車などが走っていない道を2人で歩く。
ループドームから街へ行くために歩いた距離よりも近かったからか、1時間くらいで到着。
「こっちよ」
誘われた先は、ちょっとした宿街になっていた。
「ここが指定された宿になっています」
「指定?」
「ここで、入国審査と地界への移動審査をするの」
「泊まっているうちに済ませるのか?」
「ここは特例で両方を一度にできるの。まぁ、神族限定なんだけれども」
「へぇ~」
「エネルギー=魔力。魔法の力か」
「たぶん分かっていないと思うけれど、空間の力で、間力」
「聞いたことはないな」
「そうね。私たちも私たち以外で聞いたことはないわ」
両腕を伸ばして、その街全体を広げた腕に抱き込むような仕草をする。
「この世界。融合異世界は不安定なの。何度か説明したけれど、1つの世界に保有する間力は限界を遙かに超える状態。だから、抜かないといけない。かなりの量を」
「限界を超える。超えたらどうなる?」
「世界全てが間力化。すなわち、全て消えることになる。まぁ、こっちに来てる神々や還俗した神、神族には影響皆無なんだけれども」
「…も?」
「あなたも、神族なんだからしっかりしてよ」
トーコは、右腕を軌道エレベーター?の方を指差して、
「それであれよ」
「あれ?」
「あれは、この融合異世界と少しずれた位相にあって、ここから間力を抜いている場所なの。湯気のようなものを吸い込み、下位世界…ここなら地界に送り込んでいる場所。あ、地界というのは下位世界という分類よ。この辺りは街の直前にある宿屋で話しましょう」
「街に入らないのか?」
「入国審査で待たされるから、ほとんどの来訪者は到着してもすぐに街に入らないわ。それに、私たちの場合は始めに地界へ入らないといけないから」
「分かった」
その後、トンネルから下り始めて、舗装された道。
でも、車などが走っていない道を2人で歩く。
ループドームから街へ行くために歩いた距離よりも近かったからか、1時間くらいで到着。
「こっちよ」
誘われた先は、ちょっとした宿街になっていた。
「ここが指定された宿になっています」
「指定?」
「ここで、入国審査と地界への移動審査をするの」
「泊まっているうちに済ませるのか?」
「ここは特例で両方を一度にできるの。まぁ、神族限定なんだけれども」
「へぇ~」
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