上 下
147 / 356
2017年

マイブーム

しおりを挟む
あなたへ

数ヶ月前に、会社で、甘酒の話になりました。
飲む点滴。
そんな言葉に惹かれ、
ここ数ヶ月のマイブームは、甘酒です。

初めて、自分で作った甘酒は、酒粕のものだったけれど、
あの子にも飲ませようと、今は、米麹のものを作っています。

ニキビに悩んでいたあの子だったけれど、
甘酒を飲むようになって、
肌が綺麗になりましたよ。

色々と、調べてみたらね、
夏バテ防止、美肌効果、疲労回復など、
たくさんの効果があるそうです。

甘酒は、夏の季語なんですって。

物知りなあなただけれど、
これはきっと、知らなかっただろうなって、
ちょっと、ニヤつきながらも、
もしも、もう少し早く、知っていたら、
夏の暑さが苦手だったあなたにも、
飲ませてあげる事が出来たのにと、
複雑な気持ちです。

年々、大人に近づくあの子は、
少しずつ、あなたに似て、
夏の暑さが苦手になってきたようです。

今年の夏は、
甘酒を飲んで、元気に過ごせるといいなと思っています。

ちなみに、私が一番期待している効果は、
美肌効果。

いつまでも、あなたの綺麗な妻でいたいと思う気持ちは、あの頃と同じ。

いつか、あなたに逢える日まで、
綺麗でいる努力を続けたいと思っています。

いつか、その日が来たなら、
あなたは、
あれ?甘酒、足りなかった?
なんて、笑うのでしょうか。

そうして、膨れた私に、言ってくれるでしょうか。
嘘だよ 綺麗だよ と。

あの頃みたいに。

 
2017.05.31
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

騎士団寮のシングルマザー

古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。 突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。 しかし、目を覚ますとそこは森の中。 異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる! ……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!? ※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。 ※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

だましだましの入院生活

だましだまし
エッセイ・ノンフィクション
ひょんなことから子宮を取ることになった私。 地域で昔からある病院に入院することに。 その時の体験記。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫に元カノを紹介された。

ほったげな
恋愛
他人と考え方や価値観が違う、ズレた夫。そんな夫が元カノを私に紹介してきた。一体何を考えているのか。

昨日19万円失った話(実話)

アガサ棚
エッセイ・ノンフィクション
19万円を失った様とその後の奇行を記した物

処理中です...