135 / 356
2017年
小さな旅
しおりを挟む
あなたへ
慌ただしくも、楽しかった連休が終わり、
今日からまた、いつもの生活に戻りました。
今年の私のお休みは、
カレンダーより、ちょっと短い、4連休でした。
この連休には、あの子と、小さな旅に出掛けました。
いつか、3人で行こうね
そう話していた公園を覚えていますか?
毎年、3人で、初詣のお参りに行っていた神社の裏手にある公園。
いつかの初詣の帰りに、
この裏には、公園があるんだよって、
そう、あなたは、教えてくれましたね。
いつか、3人で行こうねって。
あの辺りは、
深夜にしか行った事がなかったから、
景色を気にしたことはありませんでしたが、
昼間に見ると、緑が多く、
とても、綺麗なところでした。
いつか、3人で行こうね
そう話していた公園には、
花がたくさん咲いていて、
静かで、とても素敵なところでした。
園内を散歩しながら、あの子の学校の話や、友達の話。
それから、あなたの話をしながら、
ゆっくりとした時間を過ごしました。
そして、あの子の、お腹空いた の言葉から、
周辺を探索し、
予想外の素敵な場所を見つける事も出来ました。
思えば、あなたを見送り、
こんなふうに、ずっと行きたかった場所へ出掛けたのは、
これが初めてかも知れません。
だって、
あなたと、3人で行きたかった場所は、
ずっと、避けてきたもの。
でも、何故でしょうか。
急に、行ってみたいと思いました。
あの子と一緒に。
行きたい場所へ行く事の出来たこの連休。
とても、楽しかった。
何というか・・・
久しぶりに、ワクワクしました。
日が暮れる頃、自宅に戻ると、
あの子が言ってくれました。
楽しかったね
今日は、ありがとうって。
出来るだけ、見ないようにして来た、
3人で見たかった素敵なもの。
あの子に見せてあげる事が出来て、良かった。
私は、また一歩、
小さく踏み出す事が出来たでしょうか。
2017.05.08
慌ただしくも、楽しかった連休が終わり、
今日からまた、いつもの生活に戻りました。
今年の私のお休みは、
カレンダーより、ちょっと短い、4連休でした。
この連休には、あの子と、小さな旅に出掛けました。
いつか、3人で行こうね
そう話していた公園を覚えていますか?
毎年、3人で、初詣のお参りに行っていた神社の裏手にある公園。
いつかの初詣の帰りに、
この裏には、公園があるんだよって、
そう、あなたは、教えてくれましたね。
いつか、3人で行こうねって。
あの辺りは、
深夜にしか行った事がなかったから、
景色を気にしたことはありませんでしたが、
昼間に見ると、緑が多く、
とても、綺麗なところでした。
いつか、3人で行こうね
そう話していた公園には、
花がたくさん咲いていて、
静かで、とても素敵なところでした。
園内を散歩しながら、あの子の学校の話や、友達の話。
それから、あなたの話をしながら、
ゆっくりとした時間を過ごしました。
そして、あの子の、お腹空いた の言葉から、
周辺を探索し、
予想外の素敵な場所を見つける事も出来ました。
思えば、あなたを見送り、
こんなふうに、ずっと行きたかった場所へ出掛けたのは、
これが初めてかも知れません。
だって、
あなたと、3人で行きたかった場所は、
ずっと、避けてきたもの。
でも、何故でしょうか。
急に、行ってみたいと思いました。
あの子と一緒に。
行きたい場所へ行く事の出来たこの連休。
とても、楽しかった。
何というか・・・
久しぶりに、ワクワクしました。
日が暮れる頃、自宅に戻ると、
あの子が言ってくれました。
楽しかったね
今日は、ありがとうって。
出来るだけ、見ないようにして来た、
3人で見たかった素敵なもの。
あの子に見せてあげる事が出来て、良かった。
私は、また一歩、
小さく踏み出す事が出来たでしょうか。
2017.05.08
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
騎士団寮のシングルマザー
古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。
突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。
しかし、目を覚ますとそこは森の中。
異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる!
……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!?
※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。
※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる