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2017年

誕生日の朝

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あなたへ

あれは、夢だったのでしょうか。

私の誕生日の早朝。
まだ眠りの中にいた私は、あなたと会話をした気がしました。

まだ起きないの?

こんなあなたの声に、

昨夜、遅かったから、もう少しだけ寝たい
そう、返事をした気がします。

それは、とても心地よく、
当たり前だった、あなたが側にいた頃の感覚でした。

それから、またすぐに眠りにつき、
目が覚めた私は、ちょっとだけ、後悔しました。

あの感覚が、あなたかどうか、目を開けて確かめればよかったな って。

早起きが得意なあなたと、朝は苦手な私。
時々、寝起きの悪い私を、あんなふうに、起こしてくれていましたね。

あれは、夢だったのでしょうか。

あの日は、私の誕生日。
あなたが逢いに来てくれたのかな。
数日経った今でも、そんな気がしてなりません。

 
2017.03.28
 
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