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第一章
自分
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あなた「暑すぎる。冗談抜きに」
???「いっつもそればっか、夏に対する文句が少なすぎるよ。」
君はそう言って奥にある冷蔵庫からアイスとスイカを持ってきた。
???「どっちが良い?私は、スイカ。」
あなた「んー、アイスとキンキンに冷えたコーラで。」
???「いつもの、でしょ。はぁ少しはメニューかえてくんない?」
あなた「いや、この夏を制する者はこれを食すのだよ…フフフ」
???「んじゃ、コーラ自分で冷やしといて。ちょいと買い物行くから。」
あなた「任せたまえよ。君の戦利品を期待しているよ」
彼女は鼻で笑いながら家を出た。
ざっと5時間が経った時に目を覚ました
あなた「あいつまだ帰ってないのか?
まったく、アニメ見る時は片手に好物だろ。」
少し緩くなったコーラを飲み干して玄関を見る…
あなた「あれ?あいつ帰ってんじゃん。」
あなた「おーい、帰ってるなら言えよー。」
少し空気が揺れる。何かおかしい
いつもならすぐ返事をする筈なのに、その声を聞けない事に不安を感じる。
そういえば今何時だ?
時計の針はもう21時を過ぎている…
熱い、なんだ?頭も痛い。
あなた「くっそ、脳内異常気象かよ。
まぁいい、今はあいつが気になる。」
どこだ?どこに行った?
いや違うな。俺はあいつを知らない
なのに今、死に物狂いで”誰か”を探してる
あなた「なんだよ。眠気が今来んのかよ」
誰かを探してる
助けて助けて助けて助けて助けて助けて
あなた「くっ、うるせえ!何だ!」
ドサッ
そりゃ死ぬわな。ま、無理もない
死ぬなと言う方が難しいくらいだし。
いいよ。俺は、死ぬよりマシ
暑いな
寝よう ほんの少し君を待つ間だけ
自分だけ寝るんだ…自分だけ。
あなた「生きてんのかよ」
そこは草原。涼しい風、煌めく太陽
あぁ、お前か。
タカシ「そりゃな。あの回復見た?凄いだろ!」
あなた「あぁ、すげーよ。でもな、お前が寝起きの俺の顔を覗くことが一番嫌だわ」
タカシ「泣くぞ、俺。」
皐月「バカやってないで早く行くよ!
タダでさえあの木は見つかんないのに…馬鹿のせいで木に殺されかけるとか、最早芸術だよ」
すまん、今はこれに気を移すことにするよ。君と自分はこの後だ。
タカシ「そりゃすいませんね。皐月の姉貴」
あなた「あれ?何すんの?今から」
空気が凍る
タカシ•皐月「は?」
何も知らないのか?お前は自分だけ寝たんだろ?
そんな奴が何も知りませんなんて図々しいな。
あなた「やっぱウソ。木だろ?ほれさっさといきますぜよォ」
皐月「とぼけんなカス。テメェ誰だよ」
タカシ「?覚えてんなら良いんじゃないですかね?」
皐月「黙ってろ」
タカシ「はい。スイマセン」
あれ?眠い…さっき寝たばかりなのに。
また寝ぼけてんの?ほらさっさと起きて!
あなた「一旦、寝ますか…俺は。」
この章の帰神文字は。人
???「いっつもそればっか、夏に対する文句が少なすぎるよ。」
君はそう言って奥にある冷蔵庫からアイスとスイカを持ってきた。
???「どっちが良い?私は、スイカ。」
あなた「んー、アイスとキンキンに冷えたコーラで。」
???「いつもの、でしょ。はぁ少しはメニューかえてくんない?」
あなた「いや、この夏を制する者はこれを食すのだよ…フフフ」
???「んじゃ、コーラ自分で冷やしといて。ちょいと買い物行くから。」
あなた「任せたまえよ。君の戦利品を期待しているよ」
彼女は鼻で笑いながら家を出た。
ざっと5時間が経った時に目を覚ました
あなた「あいつまだ帰ってないのか?
まったく、アニメ見る時は片手に好物だろ。」
少し緩くなったコーラを飲み干して玄関を見る…
あなた「あれ?あいつ帰ってんじゃん。」
あなた「おーい、帰ってるなら言えよー。」
少し空気が揺れる。何かおかしい
いつもならすぐ返事をする筈なのに、その声を聞けない事に不安を感じる。
そういえば今何時だ?
時計の針はもう21時を過ぎている…
熱い、なんだ?頭も痛い。
あなた「くっそ、脳内異常気象かよ。
まぁいい、今はあいつが気になる。」
どこだ?どこに行った?
いや違うな。俺はあいつを知らない
なのに今、死に物狂いで”誰か”を探してる
あなた「なんだよ。眠気が今来んのかよ」
誰かを探してる
助けて助けて助けて助けて助けて助けて
あなた「くっ、うるせえ!何だ!」
ドサッ
そりゃ死ぬわな。ま、無理もない
死ぬなと言う方が難しいくらいだし。
いいよ。俺は、死ぬよりマシ
暑いな
寝よう ほんの少し君を待つ間だけ
自分だけ寝るんだ…自分だけ。
あなた「生きてんのかよ」
そこは草原。涼しい風、煌めく太陽
あぁ、お前か。
タカシ「そりゃな。あの回復見た?凄いだろ!」
あなた「あぁ、すげーよ。でもな、お前が寝起きの俺の顔を覗くことが一番嫌だわ」
タカシ「泣くぞ、俺。」
皐月「バカやってないで早く行くよ!
タダでさえあの木は見つかんないのに…馬鹿のせいで木に殺されかけるとか、最早芸術だよ」
すまん、今はこれに気を移すことにするよ。君と自分はこの後だ。
タカシ「そりゃすいませんね。皐月の姉貴」
あなた「あれ?何すんの?今から」
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タカシ•皐月「は?」
何も知らないのか?お前は自分だけ寝たんだろ?
そんな奴が何も知りませんなんて図々しいな。
あなた「やっぱウソ。木だろ?ほれさっさといきますぜよォ」
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タカシ「?覚えてんなら良いんじゃないですかね?」
皐月「黙ってろ」
タカシ「はい。スイマセン」
あれ?眠い…さっき寝たばかりなのに。
また寝ぼけてんの?ほらさっさと起きて!
あなた「一旦、寝ますか…俺は。」
この章の帰神文字は。人
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