85 / 121
第三章 稼ぐぞ! 学術都市
閑話7 ボルデモン、死す
しおりを挟む
「おのれおのれおのれおのれ! なぜ私の研究成果が負けるのだ!」
真っ暗な部屋でガサガサと書類をまとめているのはボルデモンだ。部屋の棚には奇妙な生物が入った大小の瓶が無数に並べられており、猟奇的な雰囲気を醸し出している。
ここはボルデモンが室長を務める生体兵器研究室だった。
「ホントにねー。これだけ魔王様から援助してもらってるのに、こんな失敗続きなんてあーしもびっくりー」
「なっ、貴様どこから入った!?」
いつの間にか、窓際に浅黒い肌の女が立っていた。背丈はやや低いが、猫科の猛獣を思わせる引き締まった身体をしている。極めて露出の高い衣服を身に着けており、脚はふとももの付け根までが惜しげなく晒されていた。
「しかもさー、お偉いさんたちから呼び出しくらってるんでしょ? いろいろ調べられちゃうと困っちゃうよねー」
「だ、だからいま! 貴様らとのつながりを示す証拠を処分しようとしているのだ!」
「へー、そうだったんだー。邪魔してごめーんね」
ちっ、と舌打ちをして、ボルデモンは作業を再開する。
「牙なしゴブリンがさー。あーしたちから仕入れてるだけって知られたら立場ないもんねー」
牙なしゴブリンは実のところボルデモンの研究成果ではなかった。ゴブリンの魔王である蛸髭から提供されたものを右から左に売り払っているだけなのだ。牙なしゴブリンには生殖能力がなく、ボルデモン自身の手で増やすこともできない。
「それでねー、話を戻すけどー、肝心の強化薬があんなんじゃぜんぜん使い物にならないんだよねー」
女が赤黒い液体が入った瓶を手にとって窓から差す陽光に透かす。
「これの前のやつもさー。飲んだやつらがみんなおバカになっちゃってー。ぜーんぜんダメなんだよねー。もともとゴブリンはおバカばっかりなんだから、もっとおバカになっちゃうとどうしようもないんだよねー」
ま、一応もらってくけどね、と付け加えて机にあった瓶を2本、腰の袋へしまい込む。
「待て、それはまだ試作品だ。持っていかれると今後の研究に差し支える」
「今後ぉー? いま今後って言ったのぉー?」
女がボルデモンの目の前まで歩み寄った。そして腕を一振りすると、ボルデモンの顔の中心に一本の縦筋が入る。そしてボルデモンの顔の皮が剥がれ、湿った音を立てて足元に落ちた。
「ひっ、な、何をする!?」
ボルデモンはたたらを踏んで下がり、情けなく床に尻もちをつく。その恐怖に歪む顔は、老いて皺だらけであった。
「こんなおもちゃ作ってるから本命の研究がうまくいかなかったんじゃないのぉー?」
「こ、これをゴブリンに被せれば、人間の兵に紛れて……」
「きゃはははは! ばっかじゃないの!」
女は床に落ちたボルデモンの顔の皮をブーツで踏みにじった。
「ぜんぜん体格が違うしー。ほとんどのゴブリンはちゃんと共通語もしゃべれないおバカだしー。顔だけ変えても人間に化けられるわけなんかなーいじゃーん」
皮を踏むのに飽きたのか、それを横に蹴り飛ばす。
「そういうわけでねー。きみへの援助はもう打ち切り決定ってわけ。あーしは一番重要な証拠を消すために来たのでしたー」
「い、一番重要な証拠だと……?」
女は、ボルデモンの老いた顔に人差し指を向ける。
「もちろんきっみー。ここまで言わないとわかんないなんてきみはやっぱりおバカさんなんだねー」
「『魔弾』!」
ボルデモンのローブの袖のボタンが光り、そこから光弾が射出される。自衛のために、ボタンに魔印を仕込んでいたのだ。
だが、魔弾が飛んだ先に女はいなかった。標的を失った魔弾が為したことは、棚の瓶をひとつ壊し、おぞましい標本を床に転がしただけだった。
「な、この至近距離でかわせるはずが……」
「そんなの当たるわけないじゃーん、お・じ・い・ちゃ・ん。きみたち下等な人間種とは基本性能が違うのでーす」
背後から声が聞こえ、ボルデモンは慌てて振り返る。そこには平然と立つ女の姿があった。
「ドルザック! こいつを殺せ!」
「うがァァァアアア!!」
棚の影から躍り出た禿頭の筋肉太りした男が女に襲いかかる。武術大会の準決勝戦でヒロトと戦った大剣使いだ。
ドルザックはボルデモンの実験の被験者となることにより肉体を強化した元冒険者だった。多額の報酬に目がくらんでのことだったが、実験の結果、完全に理性を失った。そして、いまではボルデモンの命令に従うだけの木偶となっている。
それをいいことに、ボルデモンはドルザックを護衛として常に周辺に置いていたのだ。
両手で掴みかかってくる大男に、女が振り返りざまにすっと手を振るう。そして突っ込んでくるドルザックを横に避ける。
ドルザックはそのまま数歩前に進むと、そのまま床に倒れ込んだ。頭の上半分だけがころころと床を転がり、ボルデモンの足元で止まる。
「ひっ、ひ、な、何をした?」
「可憐な女の子が変態筋肉男に襲われたのでー、身を守りましたー」
上半分を失ったドルザックの頭部からは大量の血が吹き出している。その切り口はまるで鋭利な刃物で一刀のもとに断ち切ったようであった。
「というわけで、おじいちゃんもさよーならー」
いつの間にかボルデモンの正面までやってきた女が再び手を振るうと、ボルデモンの身体が縦に両断された。さらに手を振るうと、ボルデモンの身体は原型を留めない肉塊へと変わっていく。
「あ、筋肉男の方もやらなきゃねー」
女はドルザックの死体も同様に肉塊に変えると、腰袋から水筒を取り出し、あたりに油をばら撒きはじめる。
「これで火をつけたら証拠隠滅完了っと。あーしはやっぱりデキる女だねー。次のお仕事もがんばろっとー」
女は油まみれの床に火霊石の原石を叩きつけ、姿を消した。そしてやや遅れて、ボルデモンの研究室は猛火に包まれた。
-- あとがき --
そういえば本作ではじめての直接的な死者発生描写。
主人公の視界に映ってないだけで、瘴気領域世界ではあっちこっちで毎日人が死んでるんですけどね(´・ω・`)
真っ暗な部屋でガサガサと書類をまとめているのはボルデモンだ。部屋の棚には奇妙な生物が入った大小の瓶が無数に並べられており、猟奇的な雰囲気を醸し出している。
ここはボルデモンが室長を務める生体兵器研究室だった。
「ホントにねー。これだけ魔王様から援助してもらってるのに、こんな失敗続きなんてあーしもびっくりー」
「なっ、貴様どこから入った!?」
いつの間にか、窓際に浅黒い肌の女が立っていた。背丈はやや低いが、猫科の猛獣を思わせる引き締まった身体をしている。極めて露出の高い衣服を身に着けており、脚はふとももの付け根までが惜しげなく晒されていた。
「しかもさー、お偉いさんたちから呼び出しくらってるんでしょ? いろいろ調べられちゃうと困っちゃうよねー」
「だ、だからいま! 貴様らとのつながりを示す証拠を処分しようとしているのだ!」
「へー、そうだったんだー。邪魔してごめーんね」
ちっ、と舌打ちをして、ボルデモンは作業を再開する。
「牙なしゴブリンがさー。あーしたちから仕入れてるだけって知られたら立場ないもんねー」
牙なしゴブリンは実のところボルデモンの研究成果ではなかった。ゴブリンの魔王である蛸髭から提供されたものを右から左に売り払っているだけなのだ。牙なしゴブリンには生殖能力がなく、ボルデモン自身の手で増やすこともできない。
「それでねー、話を戻すけどー、肝心の強化薬があんなんじゃぜんぜん使い物にならないんだよねー」
女が赤黒い液体が入った瓶を手にとって窓から差す陽光に透かす。
「これの前のやつもさー。飲んだやつらがみんなおバカになっちゃってー。ぜーんぜんダメなんだよねー。もともとゴブリンはおバカばっかりなんだから、もっとおバカになっちゃうとどうしようもないんだよねー」
ま、一応もらってくけどね、と付け加えて机にあった瓶を2本、腰の袋へしまい込む。
「待て、それはまだ試作品だ。持っていかれると今後の研究に差し支える」
「今後ぉー? いま今後って言ったのぉー?」
女がボルデモンの目の前まで歩み寄った。そして腕を一振りすると、ボルデモンの顔の中心に一本の縦筋が入る。そしてボルデモンの顔の皮が剥がれ、湿った音を立てて足元に落ちた。
「ひっ、な、何をする!?」
ボルデモンはたたらを踏んで下がり、情けなく床に尻もちをつく。その恐怖に歪む顔は、老いて皺だらけであった。
「こんなおもちゃ作ってるから本命の研究がうまくいかなかったんじゃないのぉー?」
「こ、これをゴブリンに被せれば、人間の兵に紛れて……」
「きゃはははは! ばっかじゃないの!」
女は床に落ちたボルデモンの顔の皮をブーツで踏みにじった。
「ぜんぜん体格が違うしー。ほとんどのゴブリンはちゃんと共通語もしゃべれないおバカだしー。顔だけ変えても人間に化けられるわけなんかなーいじゃーん」
皮を踏むのに飽きたのか、それを横に蹴り飛ばす。
「そういうわけでねー。きみへの援助はもう打ち切り決定ってわけ。あーしは一番重要な証拠を消すために来たのでしたー」
「い、一番重要な証拠だと……?」
女は、ボルデモンの老いた顔に人差し指を向ける。
「もちろんきっみー。ここまで言わないとわかんないなんてきみはやっぱりおバカさんなんだねー」
「『魔弾』!」
ボルデモンのローブの袖のボタンが光り、そこから光弾が射出される。自衛のために、ボタンに魔印を仕込んでいたのだ。
だが、魔弾が飛んだ先に女はいなかった。標的を失った魔弾が為したことは、棚の瓶をひとつ壊し、おぞましい標本を床に転がしただけだった。
「な、この至近距離でかわせるはずが……」
「そんなの当たるわけないじゃーん、お・じ・い・ちゃ・ん。きみたち下等な人間種とは基本性能が違うのでーす」
背後から声が聞こえ、ボルデモンは慌てて振り返る。そこには平然と立つ女の姿があった。
「ドルザック! こいつを殺せ!」
「うがァァァアアア!!」
棚の影から躍り出た禿頭の筋肉太りした男が女に襲いかかる。武術大会の準決勝戦でヒロトと戦った大剣使いだ。
ドルザックはボルデモンの実験の被験者となることにより肉体を強化した元冒険者だった。多額の報酬に目がくらんでのことだったが、実験の結果、完全に理性を失った。そして、いまではボルデモンの命令に従うだけの木偶となっている。
それをいいことに、ボルデモンはドルザックを護衛として常に周辺に置いていたのだ。
両手で掴みかかってくる大男に、女が振り返りざまにすっと手を振るう。そして突っ込んでくるドルザックを横に避ける。
ドルザックはそのまま数歩前に進むと、そのまま床に倒れ込んだ。頭の上半分だけがころころと床を転がり、ボルデモンの足元で止まる。
「ひっ、ひ、な、何をした?」
「可憐な女の子が変態筋肉男に襲われたのでー、身を守りましたー」
上半分を失ったドルザックの頭部からは大量の血が吹き出している。その切り口はまるで鋭利な刃物で一刀のもとに断ち切ったようであった。
「というわけで、おじいちゃんもさよーならー」
いつの間にかボルデモンの正面までやってきた女が再び手を振るうと、ボルデモンの身体が縦に両断された。さらに手を振るうと、ボルデモンの身体は原型を留めない肉塊へと変わっていく。
「あ、筋肉男の方もやらなきゃねー」
女はドルザックの死体も同様に肉塊に変えると、腰袋から水筒を取り出し、あたりに油をばら撒きはじめる。
「これで火をつけたら証拠隠滅完了っと。あーしはやっぱりデキる女だねー。次のお仕事もがんばろっとー」
女は油まみれの床に火霊石の原石を叩きつけ、姿を消した。そしてやや遅れて、ボルデモンの研究室は猛火に包まれた。
-- あとがき --
そういえば本作ではじめての直接的な死者発生描写。
主人公の視界に映ってないだけで、瘴気領域世界ではあっちこっちで毎日人が死んでるんですけどね(´・ω・`)
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
青年は勇者となり、世界を救う
銀鮭
ファンタジー
主人公、高校三年生の十八歳。中肉中背の平凡な青年である。
彼は帰宅途中、突然体調を崩してしまう。風邪を引いたと思い、急いで帰ろうとするものの、不思議なことに体の自由がきかなくなっていた。ついには自分の意志とは無関係に体が動きはじめ、道路へと飛び出してしまう。そこに車が迫り、間一髪で助けられるが……
※この小説は『小説家になろう』様でも掲載しています。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
Worlds of Fate〜世紀末の戦士は異世界に挑む!〜
宇宙星
ファンタジー
核戦争によって荒れ果てた地球。
シンヤ・ホシミは革命派の戦士として、貧困層のために戦い続けていた。
そんなある日、運命の女神が現れ、異世界への扉を開く。そこは剣と魔法が飛び交う、まるでファンタジーの世界。
果たして、シンヤは自らの運命と向き合い、前世を超え、地球と異世界の未来を救うことができるのか?
ー何度生まれ変わっても君とこの世界を守る。
世紀末の地球とファンタジーの異世界を繋ぐ運命の物語。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
【完結】婚活に疲れた救急医まだ見ぬ未来の嫁ちゃんを求めて異世界へ行く
川原源明
ファンタジー
伊東誠明(いとうまさあき)35歳
都内の大学病院で救命救急センターで医師として働いていた。仕事は順風満帆だが、プライベートを満たすために始めた婚活も運命の女性を見つけることが出来ないまま5年の月日が流れた。
そんな時、久しぶりに命の恩人であり、医師としての師匠でもある秋津先生を見かけ「良い人を紹介してください」と伝えたが、良い答えは貰えなかった。
自分が居る救命救急センターの看護主任をしている萩原さんに相談してみてはと言われ、職場に戻った誠明はすぐに萩原さんに相談すると、仕事後によく当たるという占いに行くことになった。
終業後、萩原さんと共に占いの館を目指していると、萩原さんから不思議な事を聞いた。「何か深い悩みを抱えてない限りたどり着けないとい」という、不安な気持ちになりつつも、占いの館にたどり着いた。
占い師の老婆から、運命の相手は日本に居ないと告げられ、国際結婚!?とワクワクするような答えが返ってきた。色々旅支度をしたうえで、3日後再度占いの館に来るように指示された。
誠明は、どんな辺境の地に行っても困らないように、キャンプ道具などの道具から、食材、手術道具、薬等買える物をすべてそろえてた。
3日後占いの館を訪れると。占い師の老婆から思わぬことを言われた。国際結婚ではなく、異世界結婚だと判明し、行かなければ生涯独身が約束されると聞いて、迷わず行くという選択肢を取った。
異世界転移から始まる運命の嫁ちゃん探し、誠明は無事理想の嫁ちゃんを迎えることが出来るのか!?
異世界で、医師として活動しながら婚活する物語!
全90話+幕間予定 90話まで作成済み。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる