目覚めたら異世界 ､よし、冒険者になろう!

目覚めたら…

乙女ゲーム⁉

私は今、 お父様に呼ばれて、 お兄様と一緒に、書斎に向かっている…よし、着いた。
“コンコン”

「お父様､アルです」

「エルです」

「入りなさい」

「「失礼します」」

“カチャ ”
中にはお父様とお母様がいた。　

「 実はな、アル、あのバ…、いや、国王が、お前と第一王子を婚約させたいと言い出してな」

 今絶対バカって言いかけたよね、まぁいいか。

「あのバカ、数年前に助けてもらった恩を返せと、断れないようにしてきたんだ、すまない」

 今度ははっきりバカって言ったよね、王様だよいいの？

「別にいいですよ、で、殿下の名前は」
　「エドルド·フォン·デルドロ·テラシャだ」

「……え」

「どうした」

「いえ何でもありません」

 その後色々話し合って私は頭を抱えた… どうりで聞いたことある名前だと思った。
これ、しおりん(友達のことね)が、やってた乙女ゲームだ…、いや私はやってないんだけどね、しおりんがひたすら話してたんだよけどほとんど流してたから主要人物の名前と大体の流れしか覚えてないやつの悪役令嬢だ…、よしヒロインいじめとかやらずに、どうにか婚約破棄に持っていこう‼ 
私は冒険者になりたい‼ 
そうなんだよこの世界、冒険者ギルドがあるんだよ‼
よし、今後の方針も決まったことだし寝よう。

「おやすみ…」

“スヤァ”