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ミカさんとマサさん
先輩の彼氏
しおりを挟むここからは、ケイくんとの話じゃなくて、違う人の話を書こうと思う。
ケイくんとマキがまだ付き合っていた時、私はケイくんを忘れようとして、別で彼氏を作った。すぐ別れちゃったけど、その人とも色々あったから、その人との事を書こうと思う。
彼の名前は、マサさんって人。彼は、先輩の彼氏だった。もうそんなのばっかで本当に気持ち悪いけど、これもすごい興奮しちゃうような関係性だったんだよね。
その先輩って言うのが、前に書いた、バイト先の先輩のサチさんの後輩で、ミカさんって人。
ミカさんには、ケイくんの事すごい相談してた。友達の彼氏だとは言ってないけど、彼女持ちを好きになってしまったって。その日も、ミカさんの家に行くって話してて、私は彼女の家に向かっていた。
当時は夏で、私はこの時、結構らふな格好だった。キャミに、白いダボッてした羽織りもの1枚。下は長いスカート。すごい谷間も見えちゃってるけど、ミカさんの家だしいっかって思って。
ミカさんは私の2個上で、昔バイトしていた時の先輩。二人ですごい仲良くなって、今ではタメ口で名前も呼び捨てで呼び合う仲になっていた。
ミカの家に行って呼び鈴を鳴らしたら、知らない男の人の声が聞こえて来た。あれびっくりしたな。家間違えたのかと思った。
そういえばミカ、彼氏と同棲始めたって前に言ってた。けど、なんとなく、今日はいないんだろうなって思ってた。だってミカ、彼氏今日家にいるって言ってなかったから。
「あ、アイさん?ミカの彼氏のマサです。どーぞ」
「え、あ、すみません。あれ。ミカ…さんは?」
「あいつまだ仕事から帰って来てないですよ」
「え?そうなんですか!?」
最初は、こんな会話をしたのを覚えてる。彼氏さん、マサさんは、家に普通に入れてくれたから、私が遊びに来るのは知ってたみたい。
玄関からは、まっすぐに廊下があって、そこにトイレとか、お風呂の戸があった。どれも開けずに通り過ぎると、その先に扉がある。扉の向こうには、カウンターキッチンと広いワンルームがあった。ワンルームは、少し大きめなベッドが一番奥にあって、手前にはソファーとテーブル、テレビが置いてあった。
「ミカ、たまに仕事、予定より遅くなるから。あ、どーぞ。座って」
私は言われるがまま、ソファーに腰をおろした。
ミカの彼氏、マサさんは私に飲み物用意してくれたり、何か食べる?って聞いてくれたりして、なんだか気を使ってくれてるのがわかった。
ソファーの前のテーブルに、お菓子とか置いてくれた。
「ありがとうございます。ミカ、どれくらいになるかなぁ…」
私は独り言みたいに言った。
今は昼。今日、仕事午前中で終わるから、家に来てって言われたから来たんだけど、まさかいないとは思わなかった。ミカ、まだ仕事してるのか、ライン送っても返事来ないし。
「うーんどうでしょ。なんか好きなの見てて下さい」
そう言って、マサさんはテレビを付けてリモコンを私の前に置いた。
「ありがとうございます」
とりあえず、テレビを見る私。
テレビ最近全く見てないから、結構久々に見る。
「…………」
無言でテレビ見てて、マサさんも無言で、なんだか、すごい気まずかった。
「ミカとはもうどれくらいなんですか?」
とりあえず、私は会話をしようと思って言った。
「ミカとは、もう少しで1年になります」
「そうなんですかぁ。長いですよね。いいなぁ」
「アイさんも彼氏いるってミカが言ってましたよ」
「私は、うーん。彼氏って言っても、微妙で」
「そうなんですか」
「はい」
少し会話したあとも、私の彼氏の話しとかちょっとして、あとは主にミカとカイさんの話題を続けていた。
しばらく普通に話してたんだけど、なんだかマサさん、変な目で私の体見てる気がした。別にあからさまに変な顔して見てる訳じゃないし、マサさん普通なんだけど、ふとした視線がなんか…。なんて説明したらいいかわからない。でも、相手がそういう目で見られてる時って、なんとなくわかっちゃうんだよね。
私はこのとき、ソファーに腰掛けてたんだけど、マサさん、私の隣に腰掛けたと思ったら、すぐに席を立ったりして、なんだか落ち着かない感じだった。相変わらず、私の体もチラチラ見てくるし。
「すみません私、今日はミカだけだと思ってて、変な服で来ちゃって」
私は、恥ずかしそうに言った。ミカの家だしいいやって思って、キャミソール、結構胸の谷間見えるの着て来ちゃったから。
「あ、いや、全然! 俺もすみません」
マサさんが焦ったように言う。その姿を見て、なんだか焦ってるのが面白くて、私は笑った。
それからどんな会話したかな。全部は忘れちゃったけど、途中から、マサさんが妙に私を褒めて来た時があった。そこから、雰囲気がおかしくなって行ったんだっけ。
「ミカから話はよく聞いてましたが、アイさんマジで可愛いっすね。スタイルもいいし」
マサさんは私に言った。
「え?いえいえ。そんな事ないですよ。ミカ優しいから」
「いや、本当に」
「やめて下さいよ。恥ずかしいです」
私は笑いながら返す。
私は自慢じゃないけど、スタイルだけは無駄にいい。細くて、胸もFで大きい。胸の形もすごい綺麗って言われる。顔は、目は大きくてくっきり二重、涙袋も自然にあるし、わりかし小顔だから、結構可愛いとは言われる。でも、童顔なのは個人的にはすごい嫌だったけど。
このときには、ミカの家に来て40分くらい経ったのかな。気づいたら、マサさんはソファーの私の隣に座ってた。私は褒められて嫌な気分にはならないし、結構笑っちゃってた。マサさんも笑ってて、なんか二人で楽しくなってた。
そんな時に、ミカからライン入った。絵文字の汗マークいっぱいのラインだった。仕事もう少しで終わる。家で待ってた?本当にごめん!!!!!!って。
私は、家で待ってたよ。仕事お疲れ様。大丈夫だよ。って送った。
「ミカ、仕事もう少しで終わるみたいです」
「あーじゃあ、よかったですね」
「はい。でも、マサさんと二人で話してるのも楽しいです。このまま二人でもいいかも」
私は、隣に座るマサさんを見ながら言った。
「…まぁ、俺も楽しいですけど」
マサさん、最初え?みたいな顔したけど、私の方を見てからすぐに笑いながら言った。なんか、そんな深い意味はないって捉えたのかな。
私がずっと隣のマサさんの目を見てたら「目大きいですね」って言われて、マサさん私から目線を逸らした。
この時、なんだろ、女の勘ってやつなのかな。なんとなく、この人、私の事、可愛いって思ってくれてるんじゃないかって思った。
なんかそれから、私とマサさんの会話は変な方向へ行っちゃったんだよね。私がそっちに持って行ったんだけど。だって、マサさんとの二人の時間、ミカが帰って来てそれも終わっちゃうって思ったらなんか、もっと仲良くなりたいって思っちゃって。それに、ケイくんとの仲もなんの進展もなかったし、ちょっとヤケになってたのもある。
「しかも、マサさんちょこちょこ、私の体見てますよね。私変な服着てきちゃったから」
「まぁ、いや…すみません。アイさん可愛いですし。胸もでかいし」
「えー、もっと見ますー?なんて」
私は、マサさんの方へ体ごと向けて笑いながら言った。体を向けたら、胸が寄っちゃって谷間も深くなる。マサさんは、びっくりしたら顔してたけど、私のおっぱいに釘付けになっていた。
「…そういうのやばいですって」
「ですよね。すみません。ミカに悪いですしね」
「まぁ、はい」
「でも、マサさんすごいなんか…」
「…見ますよそりゃ…」
「触ってみます?ミカには内緒にしますよ」
「………いやいや」
「えー本当にいいのに」
「マジで言ってます?」
「はい。ミカには言わないです」
「いや、絶対に言うでしょ」
「言わないですよー。しかも、今の時点でもう言えないですし」
「………」
確か、こんな会話から始まっちゃった気がする。
私はマサさんの真横で、ずっとマサさんを見ながら話してた。顔も結構近かったかも。会話のせいもあってか、私とマサさんの間で、すごいえっちな雰囲気になって行った。
「触ってくれなきゃミカに言っちゃうかも」
私は小さくそう言ったら、マサさんと、少しの間、無言で目を合わせた。なんか、キスしちゃいそうな距離感。
マサさんは私の胸をキャミの上から触って来た。
胸をモミモミって揉まれてる時、二人して無言になった。なんか、いけない事してるって感じで、すごいドキドキして。
「ん…」
私は、小さな声を出した。マサさん、両手で揉み始めたし。
ブラの紐は見せてもいい紐で、首の所で結ぶフォルダーネックタイプのものだった。
マサさん、それを外して「見てもい?」って言った。
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