23 / 25
マキとケイくん
やっと
しおりを挟むずっとそのもやもやを抱えつつも、本当に馬鹿な私は、スマホを見て、また心を踊らせていた。
マキとケイくんの家に泊まってから2日後の事。もう、ケイくんと会うの止めようかなと思ってた矢先に、ケイくんから、一言、会いたい、何してた?って連絡が来た。
会うの止めようって思っても、こんな連絡1つで、やっぱり嬉しくなってしまう。そして私は、私も会いたいって、返事を返してしまった。こうしてまた、私はケイくんと会ってしまう。
ケイくんと私は、外であまり会わなかった。いつも、ケイくんの家に呼ばれて、行くって感じ。外で遊んでたりして、マキにバレたらやばいからって。
本当に、浮気相手って扱いで、都合のいい女なんだと思う。私もそれに気付いていたし、だからこそマキに嫉妬していた。そして、嫉妬していたからこそ、彼が私と一緒にいる優越感も、同時に感じていた。
「あっあっあん♡ぁっあっ」
家に呼ばれたこの日も、私は彼の上に乗って、胸を派手に揺らした。
対面式の騎乗位で、私たちはキスしながら、お互いに抱き合ってえっちしていた。お互いに裸で、肌が密着して、気持ちいい。マキといる時はえっち出来なかったから、お互いすごい激しくなっちゃっていた。
「あの時のアイ、すげぇエロかった」
ケイくんが、息を切らしながら言った。
「マキとっえっちしてた時の事?んっぁ」
「あぁ」
「でも、すごい嫌だったっ。んっ♡」
お互いに、腰を動かしながら会話をする。
「ごめん。でも、アイ見てイったから」
「ぁっあっんっあんっそれは、嬉しかったっあっ」
下がぐちょぐちょ音を出しながら、最低な会話をする私たち。なんか、この関係でのえっちに、2人とすごい興奮してる。
この日だったかな、いつだか忘れたんだけど、こんな感じで対面式騎乗位してた時、マキから電話が来た時あった。
ケイくんってば本当に最悪で、電話に出ろって言うんだよ。だから私は、彼に跨ったまま、電話に出た。まぁ、私から電話に出てって言った時もあるんだけどね。
電話に出たら、ケイくん少しだけ腰を動かして、えっちを続行した。私はマキに悟られないように、必死で会話してたのを覚えてる。
そして、ケイくんも興奮しちゃったのかな。私の体を抱きしめて、おっぱいに吸い付いた。しかも、すごい激しく。
彼の腰が動く度に、私の体が上下した。そして、胸もベロベロ舐められて、私は声出ちゃいそうになって、咄嗟にマキとの電話を切った。
「ぁっあぁん! もうっ切っちゃったじゃんっあっんぁ♡こんなの、無理っあんっ」
ぐちょぐちょぐちょぐちょ。
「ぁっあんっだめっあっああぁん♡」
ケイくん止まらなくて、私はこのままィかされちゃった。すごい、なんか、声いっぱい出て、結構恥ずかしかった。
マキの目を盗んでケイくんと会ってたのは、結構いっぱいある。ケイくんって、マキといない日はほとんど私と過ごしてたから。夏休みの時は、週に3回か4回くらいの時もあったよ。会っても、お互い馬鹿みたいにえっちしまくってるだけなんだけど。
でも、そんな時、私、やっぱりケイくんとマキを見るのが辛くなって、一瞬、彼氏作った事があった。彼氏って言っても、ケイくんを忘れるために付き合ったようなもので、ケイくんほど好きにはなってなかった。
その彼氏も、ある人の彼氏で…。遊びに近かったかも。しかもお互いに。まぁその恋愛の詳細は別の話で書くけど、とにかく、私は、ケイくんと距離置きたくて、別の恋愛を始めたんだよね。
ケイくんに、彼氏が出来たことを言った。マキにも言ったよ。マキは、純粋にすごく喜んでくれてて、なんか、その姿を見たら、これでよかったんだって思った。
ケイくんから、会って話したいってLINEが来てた。私は迷ったんだけど、ちゃんと会って話して、終わりにしようって思った。でも、正直、これがだめだった。
ケイくんと会ったのは、ケイくんの家だった。ケイくんとマキが付き合ってるって、学校で何人か友達知ってた。だから、誰かに見られたらまずいし、あまり外では会えない。
ケイくんの家に言って、ソファーに座って、もう終わりにしよって話しをした。
ケイくんがその時「俺の事好きじゃないの?」って言って来た。
「……好きだよ。でも、マキと付き合ってるじゃん。私、正直耐えられない」
「俺も、アイが好き。互いに好きなら、会うの止める事はなくね?たまにでもいいから会いたい」
「でも、それじゃあ、何も変わらないよ」
「アイに会えなくなるの本当に無理。俺が耐えられない」
ケイくんと、こんな会話をした。
ケイくん、会えなくなるの嫌だって、会いたいって言ってくれた。でも、マキと別れるとは、言わなかった。ただ、たまにでいいから私と会いたいって。
もう本当に、都合がいいなって思った。
なんでマキと別れてくれないんだろうって。
「俺もアイ好きだから」
ケイくん、本当にずるい人で、私は、もう会わないって強く言えなかった。
そして、私はその日も、ケイくんに抱かれてしまう。
無言でキスされて、キスし返した。ダメって言っても無理で、彼氏出来たのに、私は速攻で浮気してしまった。
しかも、ケイくん、寝バックでえっちしてる時に、スマホ渡して来て、彼氏に電話してって言って来た。さすがに無理って思って断ったんだけど、なんでって聞いたら興奮するからって言ってた。もう、最低だよね。でも、それでも私は彼が好きだった。
それからと言うもの、私の奇妙な二股のような関係は続いた。彼氏ともたまに会っていたけど、ケイくんと会ってた頻度の方が多かったかな。
ケイくんと距離置こうと思って彼氏作ったのに、結局、何にも変わらなかった。むしろ、私はケイくんと浮気しまくっちゃってる訳だから、もっと最悪な展開になってる。
でも、そんな関係にも、終わりがやって来る。
彼氏に、別れを告げられた。なんか、私が、好きには見えないって。確かに、付き合ってもいいかなとは思ったんだけど、本当に大好きかと聞かれると、そうでもなかった。その証拠に、振られても全然ショックじゃなかったし。
でも、ショックではなかったけど、いい気分ではなかった。彼氏に振られて、私はすぐにケイくんに連絡した。そしたらケイくん、マキといたらしいんだけど、会ってくれるって。マキは帰らせるらしい。私が別れたって言ったから、気を使ってくれたのかもしれない。
その日は、ケイくんの家に行った私は、ずっと彼にくっついていた。彼氏と別れたのは、仕方ないって思う。でも、なんだか、少し寂しいって思った。
その日も、私はケイくんの下で、胸を揺らして、喘ぎ声を上げた。
それからかな。少しだけ、ケイくんの態度が、変わって来たのは。マキよりも、私を優先するようになった気がした。
今までは、マキとの予定が入ったら、私と会うのはキャンセルしていたケイくん。ドタキャンもあったよ。でも、最近は、マキと約束してても、私と会うってなったら、向こうをキャンセルするようになっていた。
「アイ、なんだか最近、ケイの様子がおかしいんだよね」
ある日、マキは、そんなケイくんの態度に違和感を感じて、私に相談して来た。
「どうしたの?」
「なんかさー、最近、会う約束しても、なんか、急に仕事が入ったとか言って、ドタキャンされたりするんだよね」
仕事が入った…。私も、その理由でよくドタキャンされてたよ。でも、マキからの連絡で、ケイくんと会ってるって聞いて、すぐに仕事は嘘だってわかった。
「そうなんだ。なんか、忙しいんじゃない?」
私は、言う。
「うーん。今日も、仕事がって言って会えないんだって」
「今日も?でも、仕事だったら、仕方ないよ。元気出して」
ごめんね、マキ。今日は、このあと、私がケイくんと会う約束してるの。
私は、マキと少し話してから、解散した。そして、その足で、ケイくんの家へ向かう。
ケイくんが、少しずつ、私の方へ向いている事に、気付いていた。マキにはごめんって思っていたよ。罪悪感もある。でも、私は幸せだった。
「んっぁんっあっああん! ケイくんっあっあっ」
「アイっはぁはぁ!」
息を荒らげながら、2人でマキからの連絡を無視して、夢中でえっちする。
こうして、ケイくんは、少しずつ、マキから私になって行った。
そして、ある日。
ケイくんが、マキと電話していた。
「ごめん…」
「やだぁ、別れたくないよぉ。なんで急に?私、何かした?」
「いや、仕事も忙しいし、会う時間もない。これじゃあ、付き合えない。ごめんな…」
「…………」
ケイくんが、ベッドで電話してる横で、私は彼に寄り添うように、腕に手を回して、裸で抱き着いていた。
ケイくん、やっと、マキと別れるって言ってくれたんだ。
電話の向こうから、マキの鳴き声が聞こえてくる。胸が痛いって気持ちはあったけどでも、私は、それよりも、満たされていた。
「ごめん。じゃあ…」
マキが嫌だ嫌だって泣きながら言ってる中で、ケイくんは強制的に電話を切った。
「大丈夫…?」
私は、ケイくんに優しく言う。
「うん…。ちょっと、あそこまで泣かれるとキツイな」
「仕方ないよ…」
そんな会話を少しして、ケイくんは、甘えるように私に抱き着いて来た。裸だから、胸が彼の顔に直で当たる。そして、ぺろぺろって彼は私の胸を舐め始めた。
「ぁっん♡別れたばっかなのにっぁん♡」
「いいじゃん。好きだよ」
「んっ私もっあっ」
ケイくんがマキと別れたこの日、私たちは、朝までえっちしまくった。
「ぁっあんっあっあ!」
ギシギシと、ベッドが鳴る。
私のスマホが、ブーブーと振動しているのが見えたけど、私はそれに気づきながらも、無視して、彼の体に絡み付いた。
「ぁっああん♡気持ちぃっあっあん」
スマホの振動は、きっとマキからのLINEか電話だ。私はそれを無視して、ケイくんとの時間を優先した。だって、マキと別れて、私と付き合ったんだよ。この日は、私とケイくんの記念日だ。私は、とうとう、親友のマキから、彼氏を寝取ってしまったのだ。
罪悪感もある。そして、言いようのない快楽が体を駆け巡った。
これから、ケイくんと私の日々が始まる。
ケイくんと恋人同士になった日々は、凄く幸せだった。でも、ここだけの話、やっぱり私は最悪で、ケイくんには内緒で、何回か、誰かの物をつまみ食いしちゃったりはした事ある。それはまた別で書くけど。
マキは、ケイくんに振られて落ち込んでいたけど、時間が経ったら、ちゃんと立ち直っていた。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる