あなたの彼氏と浮気してます

アイ

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メイとリョウ君

取って取られて

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 私との浮気がバレてから、メイとリョウくんが別れた。そして、リョウくんは私と付き合った。それから、私たちは、すごくラブラブだった。

 毎日ラインして、電話もした。キスもえっちもいっぱいした。でも、えっちする場所、なかなかなくて。

「あっんっあっ」

「アイ、静かに」

「ぅんっんっ」

 夜、外の公園でえっちしたりした。もう、二人でご飯食べてたのに、そこのトイレでもしちゃったよ。やばいよね。

 私は、すごいリョウくんにハマってた。大好きになってた。だから、リョウくんと付き合ってた日々は、本当に幸せだった。でも、リョウくんの視線の先には、いつもメイがいる事に、私は気付いていた。

 メイは、学校でもすごい可愛くて有名な子だった。遠くにいても、目立ってた。私が、そんなメイの男を寝取ったって言うのは、学校内ですぐに広まってしまう。廊下とかでメイが私を見つけるとすごく睨んで来ていた。クラスの友達は、そんな私をかばうようにして歩いたりしてくれていた。

 ある日から、リョウくんが、忙しくて会う回数がいきなり減った時があった。嫌な予感した。今まで、こんなことなかったから。

 電話が来た。リョウくんからだった。私は、久々の電話が凄い嬉しくて電話に出た。でも、出ても無言だった。

 どうしたんだろ?

"あっ、もぅ、最低。ちゃんと言いなよ"

 電話から、女の声が聞こえた。メイの声だ。私の鼓動が、ドクンと跳ねた。

"あんっんっちょっと、電話繋がってるよ?"

 なにしてるの?私、体が震えてた。

"アイ、ごめん。別れよ"

 リョウくんは、それだけ言って、電話を切った。

 電話を切られてから、何回かけてもリョウくんは出なかった。胸が張り裂けそうになった。メイと、絶対えっちしてた。

 奪い返されたんだ。私と同じやり方で。

 リョウくんからの連絡は一切なくなった。つい昨日まで、えっちして、好きって言い合ってたのに。私は、家で一人で号泣した。

 リョウくんから急な別れを告げられてから、数週間が経った。私は、失恋がショックすぎて、毎日泣いていた。学校で、リョウくんとメイが一緒にいる所を何回か見かけて、私は隠れた。

 今思うと、自業自得だって思う。でもその時は、メイが憎くて仕方がなかった。

 どこかで「ふざけないで! 別れる!」って、メイの声が聞こえた。また喧嘩してるよあの二人。

 私とよくえっちしてた、空き教室からだった。メイが教室から出て行ったのを見た。私は、リョウくんいるかもって思って、教室に入って行った。


「久しぶり! 凄い声聞こえたけど、どうしたの?大丈夫?」

 できるだけ、普通に言った。まだリョウくんと変な事になる前の、友達だった頃みたいに。

 リョウくんはまたイライラした顔してた。胸がぎゅーってなった。懐かしいな。リョウくんだ。

「あいつ、本当無理」

 リョウくんが言った。二人は、なにも変わらない。喧嘩ばっかりして、本当に、あのときのままだ。

「リョウくん、私のライン、まだある?」

「メイに消された」

「これ、名前変えて登録して?何かあったら、連絡して。話しくらい聞けるし」

 私とリョウくんは、またライン交換した。

 友達みたいな事言ったけど、本当は、リョウくんとまた連絡取りたかった。リョウくんが好きで、諦めきれなくて。

「アイ、ごめん。本当」

「いいよ。メイにつかまったんでしょ?」

「うん」

「メイに内緒で、また会お?」

 私は、そう言って、リョウくんに近づいた。リョウくんもこっちに来て、ふたりでまたキスした。

「んっ」

 舌が絡み合って、すごい激しくなる。一緒にいれるなら、2番目でもいいって思った。

「ぁんっんっんっ」

 私たちは、えっちした。

「リョウくんっあっ好き」

「アイっ、俺も、好きだよ」

 またリョウくんとえっち出来たのが、凄く嬉しかった。

 こうして、私とリョウくんは、またたまに会うようになって行った。メイとリョウくんは付き合ったままだったけど。でも、メイと喧嘩するたびに、リョウくんは私の所に来た。

 今も、喧嘩したからって、私と一緒にいた。今日は、リョウくんの親が旅行中で急遽帰れなくなったとかで、誰も家にいないんだって。

 二人でいちゃいちゃしてたら、メイからリョウくんに電話かかって来た。

"リョウ?あのさ、ごめんなさい。また私、感情的になっちゃって。なんか私、アイの事があってから、トラウマで、不安定で"

 メイの声だ。メイが、途中で泣き始めてた。

「ごめん」

 リョウくん、謝ってた。

 私は、それを聞いて、むかついた。私といるのにって、ヤキモチやいてた。むっとして、電話してる時、わざと、リョウくんのあれ、フェラした。舐めたりくわえてたりしたら、リョウくんのあれ、すぐに立っちゃった。

「俺も、ごめ…」

 リョウくん、私を見下ろしながら言ってた。

"今何してたの?"

 チュパチュパ、ジュルジュル。

 私は、彼の目を見ながら、いやらしく、わざと、大きな音立てた。

「今、一人でゴロゴロしてた」

 リョウくん嘘つき、すごいカチカチだよ。私は、パンツを脱いで、壁に手を付く。もう、メイからリョウくんを奪う事しか、この時は考えてなかった。

 リョウくんは、私とゆっくり、一つになる。

「っ。っ。んっ」

 パンパンパンパン。

"いつも、強く言ってごめんね"

「俺も、ごめんな」

 電話しながら、腰振るリョウくん。

 リョウくん、途中でやめようとしてたけど、私がわざと腰動かして、半ば無理矢理続行させてた。

「ッ。メイ、ちょっと、電話来てる、みたいで、かけ直す」

"ちょっと、何か変じゃない?"

「いや、かけ直す、からっ」

 リョウくんは、無理矢理電話を切った。

「アイっやばだろこんなのっはっ」

 パンパンパンパン。

「だって、ぅっぁんあっ」

 気持ち良い。やばい。

 メイからの着信音。リョウくんは、出ないで、私の腕を引っ張って、さらに腰を動かしてた。

「あんっぁんっあっ」

 絶頂を迎えた時には、メイからの着信がたくさんあった。

 また電話鳴ってた。メイだ。ひっきりなしに電話かけてる。

 リョウくんは電話に出て「なんだよ!」って言ってた。

"何してたの?なんで電話に出ないの?"

「だから、友達から電話来てて、その後風呂入ってたんだよ。かけすぎだろ」

"変な音してたけど、友達って誰?本当に一人?"

「もう、メンドくせーよお前」

 電話切ったリョウくん。

 リョウくんは私のところに来た。

 私は、リョウくんとまたキスして「大丈夫?」って優しく言った。

「やっぱり俺、アイがいい」

 リョウくんが言った。私は嬉しすぎて、その場で泣いちゃった。

 リョウくんと私は、また付き合う事になった。メイには、リョウくんから言うって言ってた。でも、なかなか言わなくて、しばらく二股関係が続いたんだ。もう、私も、堪忍袋の尾が切れて、二人が電話で大喧嘩してる時、リョウくんにフェラとか、キスせがんで、わざとバレるようにした。

"ちょっと、リョウ!?"

 喧嘩中って事もあって、リョウくん凄くメイにイライラしてた。私が、膝の上に乗ってキスしたら、電話繋がったまま、そこら辺に投げ捨ててた。


「んっあ」

 私は、わざと声を出した。

 メイはずっと電話の奥で怒鳴ってた。

 私は、彼の膝の上で制服のボタンを外して、胸を出した。リョウくんは、私の乳房にしゃぶりついた。

「ぁっリョウくっん。メイ、電話、繋がってるのに、いいの?っぁっ。こんな、舐めてて」

"なにしてんの…?うそでしょ、アイ!?"

 電話の奥で、メイの震えた声が聞こえる。

 チュパチュパ音してた。もう、二人とも、メイの存在なんか、興奮するための材料みたいにしかならなかった。

 電話の奥で、ずっと、メイの声がしてた。

 ふざけないで! 今どこにいるの!?とか、リョウ、聞こえてるんでしょ?とか。

 私たちは、全部無視してた。

 リョウくんの膝の上で、あれを入れて、腰を動かし始めた私たち。

「あっんリョウくんっ。メイに、言ってよっぁんっあっ」

 腰を動かしながら、言った。リョウくんは、電話をやっと取って、耳に当てた。

「俺、アイと、付き合うっ、から」

 私が動くのやめなかったからかな。息を切らしながら言うリョウくん。

「リョウくっぁんっ好きっあっ」

「俺もっ」

 リョウくんは、電話を一方的に切って、スマホをそこらへんに投げた。

「あっんっあっ」

 リョウくんは、目の前で上下に揺れる私の胸に、しゃぶりついた。もう、わけわかんなくて、声出して腰を動かし続ける私。私もリョウくんも、おかしくなってて、そのまま朝まで、何回もえっちしまくった。

 それから、私たちは幸せな恋人生活を送った。でも何ヶ月か立って、結局、リョウくん、またメイに取られちゃうんだけど。

 何回奪われて、奪ったんだろう。そんな関係は、1年くらい続いた。メイに取られては、リョウくんと浮気えっちして取り返して、その逆をされてまたあっちに奪われて。

 最終的には、もう、私離れたんだ。もう、いいやって、ようやくそう思えて。





 リョウくんとメイとの関係は終わった。でも、私はこの一件から、さらにあの興奮が、忘れられなくなってしまう。普通のえっちじゃ、物足りなくなった。友達の彼氏とかも、そういう目で見ちゃうようになった。

 私は、人の彼氏と浮気するのが、性癖になった。

 リョウくんとメイはあくまで、私のはじまりの話しにすぎなかったんだ。





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メイとリョウくん おわり
読んでくれた方、ありがとうございました

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