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番外編 体験型ストア
4話
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チャットが終了して部屋を出るように指示があったので廊下に出る。
部屋を出てすぐに運営の人に呼び止められた。
「お客様ハイヤーまでご案内いたします。タブレットをお預かりいたします」
タブレットを渡すと一緒に階段を下りる。
そして後ろに続いて廊下を進んでいく。
するといつの間にか建物の外に出た。
しかし外の様子を見る暇もなくタクシーに乗せられた。
「ごゆっくりどうぞ」
恭しくタクシーを見送られるが車の中には俺と運転手しかいない。
ここからどうしろというのだ。
すると携帯に非通知の番号から着信が来た。
「はい」
恐る恐る出てみると男は裏クラウドファンディングの人間だと名乗った。
「この度はご出資ありがとうございます。お車がホテルにご到着されましたら7階の708までお越しください。お部屋で先にお待ち申し上げております」
「わかりました」
「それでは失礼いたします」
708,708と頭の中で忘れないように部屋番号を唱える。
ものの10分もしないうちにホテルの車止めに到着した。
タクシーの料金は運営が払うとのことでその場での支払いはせずにタクシーを降りる。
ドアマンが丁寧に開けてくれた扉をくぐり、まっすぐにエレベーターホールに向かう。
「ここ絶対そんなことに使ったらダメなホテルだろ」
玄関からわかるがそこは明らかに高級なホテルだった。
宿泊費を考えると頭が痛くなりそうだがこれも含まれているのだから驚きだ。
しかし宿泊と送迎に金をとられて肝心の返戻がおざなりだったらどうしようかと思うが。
7階でエレベーターを降りて708のチャイムを鳴らす。
「はい」
扉を開けて出てきた男性はどこにでもいそうな雰囲気だった。
「どうぞ」
言葉少なに招き入れられて部屋の中に入る。
男の姿をみて俺は目玉が飛び出るかと思った。
身に着けていたのは下着のみで背中にはびっしりと彫り物がある。
そこにいる龍と目が合いかけてそっとベットに視線を逸らしてしまった。
これは完全にやらかした気がする。
「あの、シャワーは?」
「あ、いや、いいです」
俺はテンパっていた。
まさかこんなことになるとは。
「立ってるのもあれなのでどうぞ」
男がベットの上に座って隣に俺を招いた。
「は、はぁ、どうも」
恐る恐る腰かけると男は笑い出した。
「お兄さん、俺の背中見てやばいやつ来たって思ったでしょ」
思わずギクリとする。
「いや、まぁ」
男は笑いながら言った。
「俺、売れないバンドマンなんすよ。だからその筋の人とかでもなんでもないから安心してください。事務所命令で金集めてるだけなんで」
「そ、そっか」
ケラケラと笑う男を見ていると確かにそんなに怖そうに見えない。
「とりあえずお金のお礼はたんまりするんで」
男が俺の両肩を押す。
そっと身体をベットに押し倒された。
…
男の奉仕は中々に上手かった。
お礼に俺もたくさん触れてやったらすぐに淫乱な本性が現れる。
「んんんんっ、あーあぁ」
いざ入れるとなった時、彼は積極的に俺の上に騎乗位で跨ってきた。
腰を上下に打ち付けると声が漏れる。
「ぬぅんんんっ」
達したのか背中を丸めて震えている。
俺はまだなので下から突き上げてやる。
「んあっ、ぅんんああっ」
男は身体を大きく二度痙攣させた。
それと同時に前から透明な液体が噴き出て俺の腹を濡らしていく。
荒く息をしながらも腰を動かすことは辞めない。
液体をこぼしながら陰茎を俺の腹に何度も打ち付けてさらに喜んでいるようだ。
「ああ、あぁああ」
喘ぎ声も腰の動きもその間止まることはない。
後ろについていた手が前に来て俺の両肩にしがみつく。
俺は男の細い腰をつかんで全力で上下させた。
「ダメええええ、あああああ」
再び達した男の刺激で俺もようやく彼のナカに出せた。
ゆっくりと腰を持ち上げる。
身体を起こしてゴムを付け替えると息を整えて俯いている
腰を後ろから持ち上げて四つん這いにさせるとそのままナカに押し入れた。
「あぁんっ」
女のように甲高い声が出た。
背中の龍から滴る涙をなめながら腰を振る。
お互いに急激に高ぶっていくのがわかる。
二人で熱を交じり合わせながら夜が明けていった。
…
翌朝、部屋に運ばれてきた朝食を二人で食べてホテルを出た。
「しかし今時の芸能事務所って鬼畜なんだな」
「まぁうちの場合は社長が頭やばい人なんで」
男は少しだけ辛そうに笑った。
「…元気でな」
男とホテルの玄関で別れた俺は運営の用意してくれたハイヤーに乗り込んだ。
その後は終ぞ彼のバンドを見かけることはなかった。
部屋を出てすぐに運営の人に呼び止められた。
「お客様ハイヤーまでご案内いたします。タブレットをお預かりいたします」
タブレットを渡すと一緒に階段を下りる。
そして後ろに続いて廊下を進んでいく。
するといつの間にか建物の外に出た。
しかし外の様子を見る暇もなくタクシーに乗せられた。
「ごゆっくりどうぞ」
恭しくタクシーを見送られるが車の中には俺と運転手しかいない。
ここからどうしろというのだ。
すると携帯に非通知の番号から着信が来た。
「はい」
恐る恐る出てみると男は裏クラウドファンディングの人間だと名乗った。
「この度はご出資ありがとうございます。お車がホテルにご到着されましたら7階の708までお越しください。お部屋で先にお待ち申し上げております」
「わかりました」
「それでは失礼いたします」
708,708と頭の中で忘れないように部屋番号を唱える。
ものの10分もしないうちにホテルの車止めに到着した。
タクシーの料金は運営が払うとのことでその場での支払いはせずにタクシーを降りる。
ドアマンが丁寧に開けてくれた扉をくぐり、まっすぐにエレベーターホールに向かう。
「ここ絶対そんなことに使ったらダメなホテルだろ」
玄関からわかるがそこは明らかに高級なホテルだった。
宿泊費を考えると頭が痛くなりそうだがこれも含まれているのだから驚きだ。
しかし宿泊と送迎に金をとられて肝心の返戻がおざなりだったらどうしようかと思うが。
7階でエレベーターを降りて708のチャイムを鳴らす。
「はい」
扉を開けて出てきた男性はどこにでもいそうな雰囲気だった。
「どうぞ」
言葉少なに招き入れられて部屋の中に入る。
男の姿をみて俺は目玉が飛び出るかと思った。
身に着けていたのは下着のみで背中にはびっしりと彫り物がある。
そこにいる龍と目が合いかけてそっとベットに視線を逸らしてしまった。
これは完全にやらかした気がする。
「あの、シャワーは?」
「あ、いや、いいです」
俺はテンパっていた。
まさかこんなことになるとは。
「立ってるのもあれなのでどうぞ」
男がベットの上に座って隣に俺を招いた。
「は、はぁ、どうも」
恐る恐る腰かけると男は笑い出した。
「お兄さん、俺の背中見てやばいやつ来たって思ったでしょ」
思わずギクリとする。
「いや、まぁ」
男は笑いながら言った。
「俺、売れないバンドマンなんすよ。だからその筋の人とかでもなんでもないから安心してください。事務所命令で金集めてるだけなんで」
「そ、そっか」
ケラケラと笑う男を見ていると確かにそんなに怖そうに見えない。
「とりあえずお金のお礼はたんまりするんで」
男が俺の両肩を押す。
そっと身体をベットに押し倒された。
…
男の奉仕は中々に上手かった。
お礼に俺もたくさん触れてやったらすぐに淫乱な本性が現れる。
「んんんんっ、あーあぁ」
いざ入れるとなった時、彼は積極的に俺の上に騎乗位で跨ってきた。
腰を上下に打ち付けると声が漏れる。
「ぬぅんんんっ」
達したのか背中を丸めて震えている。
俺はまだなので下から突き上げてやる。
「んあっ、ぅんんああっ」
男は身体を大きく二度痙攣させた。
それと同時に前から透明な液体が噴き出て俺の腹を濡らしていく。
荒く息をしながらも腰を動かすことは辞めない。
液体をこぼしながら陰茎を俺の腹に何度も打ち付けてさらに喜んでいるようだ。
「ああ、あぁああ」
喘ぎ声も腰の動きもその間止まることはない。
後ろについていた手が前に来て俺の両肩にしがみつく。
俺は男の細い腰をつかんで全力で上下させた。
「ダメええええ、あああああ」
再び達した男の刺激で俺もようやく彼のナカに出せた。
ゆっくりと腰を持ち上げる。
身体を起こしてゴムを付け替えると息を整えて俯いている
腰を後ろから持ち上げて四つん這いにさせるとそのままナカに押し入れた。
「あぁんっ」
女のように甲高い声が出た。
背中の龍から滴る涙をなめながら腰を振る。
お互いに急激に高ぶっていくのがわかる。
二人で熱を交じり合わせながら夜が明けていった。
…
翌朝、部屋に運ばれてきた朝食を二人で食べてホテルを出た。
「しかし今時の芸能事務所って鬼畜なんだな」
「まぁうちの場合は社長が頭やばい人なんで」
男は少しだけ辛そうに笑った。
「…元気でな」
男とホテルの玄関で別れた俺は運営の用意してくれたハイヤーに乗り込んだ。
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