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危機は突然に…
5話
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「俺のこと信じられませんか?」
手首を拘束されても小首をかしげて平然とそう尋ねてくるあの日ベットの上で俺を睨みつけていた男と同一人物とは思えない。
「あぁ」
俺は手首をつかむ力を強めた。
「じゃあ気持ちイイことしましょ?」
誘うようにこちらを見てくる。
俺よりもタツヤの方が背が高いため見下ろされているがその流し目から感じる色気が凄まじい。
「今度は隠しカメラで撮ってんのか?」
俺は結構根に持つタイプだ。
「撮ってませんよ。あれだって社長が勝手にやったことだから知らなかったし」
タツヤはそういって唇を尖らせる。
「はぁ」
埒が明かない。
タツヤの手首を掴んでいた手を離して彼から距離を取る。
「んんっ」
タツヤは俺の口から出たため息を吸い込むように唇を近づけてきた。
重なり合った唇が割れて舌が絡み合い玄関に水音が響き始める。
俺の後頭部にはタツヤの両手が回り、全く離れることができない。
「はぁんんっ、ベットに行きたいです」
息継ぎのためか唇が離れた隙にタツヤが囁くように言った。
「…こっちだ」
手首をつかんで部屋の奥に案内する。
いつぶりだろうか、自分のベットでそうった行為に及ぶのは。
「座ってください」
ベットに近づくと俺だけベットの上に座らされた。
タツヤは床に座ると俺のスラックスのジッパーを下げると下着が現われた。
下着の上から何度か撫でられる。
「直接触ってもいいですか?」
あざとくも上目遣いで聞いてきた。
狂犬のように牙をむいて睨みつけて男に触れられることを嫌がっていた彼はどこに行ったのだろうか。
「あぁ」
答えるが否や下着を下げて俺の陰茎を取り出す。
手で何度か扱くとすぐに大きく口を開いて咥えこんだ。
「んっ」
口内は暖かい。
舌遣いも慣れたものだ。
「はぁっ、うっ」
手で玉まで刺激してくる。
あれから色々な男たちとヤったのだろうか。
意地悪にも彼のことを試してみたくなった。
トロリとした目でマイペースに俺のを咥えているのを妨害したくなったのだ。
少し伸びた堅い毛質の髪に指を通して頭を撫でる。
「んぃ」
一瞬びっくりして動きが止まる。
その瞬間を狙って俺はタツヤの後頭部を両手で掴むと喉奥に向けて腰を振った。
「っぐ」
奥をついたときタツヤの目から涙がこぼれ少しえづいたようだ。
ただそれも何度か繰り返すと慣れてきたのかタツヤは懸命に舌を動かし始める。
「そろそろ出すぞ」
目でタツヤが頷いたのを確認すると腰を振りながら喉奥に溜めていたものを吐き出す。
久しぶりだったのでなかなか全てが出終わらない。
「はぁ、はぁっ」
俺は息を整える。
タツヤはゆっくりと彼の口の中から陰茎を取り出しつつ、残っている分も吸い上げてくれた。
その仕草になんだかイラだちが募る。
「んんっ」
口の中が液体であふれているようだ。
ゆっくりと何口かにわけて飲み込んだようで飲み終わると口を開けてみせてくれた。
すこしだけ舌に残る残滓が卑猥に見える。
「口に出すだけでいいのか?」
わざとそう尋ねるとタツヤは首を振って俺の膝の上に跨る。
そして後ろ手にまだ少しだけ芯を持っている俺の陰茎を擦ってくる。
俺は案外チョロいようだ。
いや、今まで我慢していたからだろう。
タツヤに触れられたソコはすぐに熱く固く立ち上がってしまった。
手首を拘束されても小首をかしげて平然とそう尋ねてくるあの日ベットの上で俺を睨みつけていた男と同一人物とは思えない。
「あぁ」
俺は手首をつかむ力を強めた。
「じゃあ気持ちイイことしましょ?」
誘うようにこちらを見てくる。
俺よりもタツヤの方が背が高いため見下ろされているがその流し目から感じる色気が凄まじい。
「今度は隠しカメラで撮ってんのか?」
俺は結構根に持つタイプだ。
「撮ってませんよ。あれだって社長が勝手にやったことだから知らなかったし」
タツヤはそういって唇を尖らせる。
「はぁ」
埒が明かない。
タツヤの手首を掴んでいた手を離して彼から距離を取る。
「んんっ」
タツヤは俺の口から出たため息を吸い込むように唇を近づけてきた。
重なり合った唇が割れて舌が絡み合い玄関に水音が響き始める。
俺の後頭部にはタツヤの両手が回り、全く離れることができない。
「はぁんんっ、ベットに行きたいです」
息継ぎのためか唇が離れた隙にタツヤが囁くように言った。
「…こっちだ」
手首をつかんで部屋の奥に案内する。
いつぶりだろうか、自分のベットでそうった行為に及ぶのは。
「座ってください」
ベットに近づくと俺だけベットの上に座らされた。
タツヤは床に座ると俺のスラックスのジッパーを下げると下着が現われた。
下着の上から何度か撫でられる。
「直接触ってもいいですか?」
あざとくも上目遣いで聞いてきた。
狂犬のように牙をむいて睨みつけて男に触れられることを嫌がっていた彼はどこに行ったのだろうか。
「あぁ」
答えるが否や下着を下げて俺の陰茎を取り出す。
手で何度か扱くとすぐに大きく口を開いて咥えこんだ。
「んっ」
口内は暖かい。
舌遣いも慣れたものだ。
「はぁっ、うっ」
手で玉まで刺激してくる。
あれから色々な男たちとヤったのだろうか。
意地悪にも彼のことを試してみたくなった。
トロリとした目でマイペースに俺のを咥えているのを妨害したくなったのだ。
少し伸びた堅い毛質の髪に指を通して頭を撫でる。
「んぃ」
一瞬びっくりして動きが止まる。
その瞬間を狙って俺はタツヤの後頭部を両手で掴むと喉奥に向けて腰を振った。
「っぐ」
奥をついたときタツヤの目から涙がこぼれ少しえづいたようだ。
ただそれも何度か繰り返すと慣れてきたのかタツヤは懸命に舌を動かし始める。
「そろそろ出すぞ」
目でタツヤが頷いたのを確認すると腰を振りながら喉奥に溜めていたものを吐き出す。
久しぶりだったのでなかなか全てが出終わらない。
「はぁ、はぁっ」
俺は息を整える。
タツヤはゆっくりと彼の口の中から陰茎を取り出しつつ、残っている分も吸い上げてくれた。
その仕草になんだかイラだちが募る。
「んんっ」
口の中が液体であふれているようだ。
ゆっくりと何口かにわけて飲み込んだようで飲み終わると口を開けてみせてくれた。
すこしだけ舌に残る残滓が卑猥に見える。
「口に出すだけでいいのか?」
わざとそう尋ねるとタツヤは首を振って俺の膝の上に跨る。
そして後ろ手にまだ少しだけ芯を持っている俺の陰茎を擦ってくる。
俺は案外チョロいようだ。
いや、今まで我慢していたからだろう。
タツヤに触れられたソコはすぐに熱く固く立ち上がってしまった。
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