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力を蓄える
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とりあえずクエストを選ぼうと思って掲示板の前に来た。
ここにはAランクからFランクまで毎日様々なクエストが掲示されている。
「あ、カイルさん!!」
ちょうど掲示板の前にカイルさんがいた。
「おぉ、レイ、学園のことはわかったか?」
資料室のことを教えてくれたのはカイルさんだった。
「はい、なんとなく…」
「そうか。まぁ実際に通ってるやつの話でも聞ければいいんだろうけどな」
カイルさんは苦笑いを浮かべていた。
「カイルさんは学園に行かれなかったんですか?」
「あ?あー…うん、行ったけど行ってないみたいな?」
カイルさんは学園の話題を避けている気がする。
「そ、そうなんですね…」
「レイ、掲示板を見に来たってことはついに、かな?」
カイルさんは無理矢理話題を変えてきた。
「あ、はい!クエストに行ってみようかと思って」
「そうか…まぁでもFランクの最初の任務はチュートリアルのこれって決まってるからな」
そういってカイルさんが掲示板の一部を指さした。
「これですか…」
Fランクのチュートリアル任務をクリアしてからじゃないと他のクエストには挑戦できないのだ。
「お、よかったな、あと1時間後に集合だって」
カイルさんが時間を確認してくれる。
「じゃあ、いってみます!」
二人でクエストの申込場所に向かった。
…
「こんにちは、カイルさん、クエストに行かれるんですか?」
「いや、今日は弟子の初クエストなんだ」
ポンと俺はカイルさんに背中を押されて、受付の男性の前に出た。
「こ、こんにちは」
「こんにちは。ではFランクのチュートリアル任務でいいですか?」
「は、はい」
俺が頷くと受付の男性は練習場の部屋を予約するときにも使うタブレット端末のようなものとブレスレットを俺に手渡してくる。
「こちらのブレスレットを腕にはめてください。これでランクや経験値、クエストの管理などを行います。」
ブレスレットもランク毎に異なっていて、Fランクのものは革製だ。
真ん中に小さいスキルジュエルが付いている。
「はい」
「それではこの上に手をかざしてください」
端末上にブレスレットをはめた手をかざすと文字が現れた。
「クエストの内容に間違いがなければ触れてください」
画面に触れるとブレスレットのスキルジュエルが輝いた。
「これでクエストが正式に受理されました。それではお気をつけて、いってらっしゃい」
端末を返却して受付を離れる。
「集合場所はこっちだよ」
カイルさんに案内されるがまま、俺は集合場所に向かった。
集合場所は複数人が同時に行うクエストの際に利用される場所である。
また一人で行うクエストで開始時間より前に来てしまって時間を持て余している場合は待機場所を利用するらしい。
「わ、すごい人…」
集合場所は部屋の中でクエスト毎に仕切られているものの、人でごった返していた。
「案内できるのはここまでだ。がんばれよ」
「はい」
ここにはAランクからFランクまで毎日様々なクエストが掲示されている。
「あ、カイルさん!!」
ちょうど掲示板の前にカイルさんがいた。
「おぉ、レイ、学園のことはわかったか?」
資料室のことを教えてくれたのはカイルさんだった。
「はい、なんとなく…」
「そうか。まぁ実際に通ってるやつの話でも聞ければいいんだろうけどな」
カイルさんは苦笑いを浮かべていた。
「カイルさんは学園に行かれなかったんですか?」
「あ?あー…うん、行ったけど行ってないみたいな?」
カイルさんは学園の話題を避けている気がする。
「そ、そうなんですね…」
「レイ、掲示板を見に来たってことはついに、かな?」
カイルさんは無理矢理話題を変えてきた。
「あ、はい!クエストに行ってみようかと思って」
「そうか…まぁでもFランクの最初の任務はチュートリアルのこれって決まってるからな」
そういってカイルさんが掲示板の一部を指さした。
「これですか…」
Fランクのチュートリアル任務をクリアしてからじゃないと他のクエストには挑戦できないのだ。
「お、よかったな、あと1時間後に集合だって」
カイルさんが時間を確認してくれる。
「じゃあ、いってみます!」
二人でクエストの申込場所に向かった。
…
「こんにちは、カイルさん、クエストに行かれるんですか?」
「いや、今日は弟子の初クエストなんだ」
ポンと俺はカイルさんに背中を押されて、受付の男性の前に出た。
「こ、こんにちは」
「こんにちは。ではFランクのチュートリアル任務でいいですか?」
「は、はい」
俺が頷くと受付の男性は練習場の部屋を予約するときにも使うタブレット端末のようなものとブレスレットを俺に手渡してくる。
「こちらのブレスレットを腕にはめてください。これでランクや経験値、クエストの管理などを行います。」
ブレスレットもランク毎に異なっていて、Fランクのものは革製だ。
真ん中に小さいスキルジュエルが付いている。
「はい」
「それではこの上に手をかざしてください」
端末上にブレスレットをはめた手をかざすと文字が現れた。
「クエストの内容に間違いがなければ触れてください」
画面に触れるとブレスレットのスキルジュエルが輝いた。
「これでクエストが正式に受理されました。それではお気をつけて、いってらっしゃい」
端末を返却して受付を離れる。
「集合場所はこっちだよ」
カイルさんに案内されるがまま、俺は集合場所に向かった。
集合場所は複数人が同時に行うクエストの際に利用される場所である。
また一人で行うクエストで開始時間より前に来てしまって時間を持て余している場合は待機場所を利用するらしい。
「わ、すごい人…」
集合場所は部屋の中でクエスト毎に仕切られているものの、人でごった返していた。
「案内できるのはここまでだ。がんばれよ」
「はい」
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