39 / 61
第八章 打倒四天王!
第三話 ユリvs西の王 マタハラ
しおりを挟む
霧が晴れた時、ユリも一人だった。
ユリが飛ばされたのは巨大な冷蔵庫の中のようだった。
「なにここ・・・」
辺りを見回すが、霜しか見えない。
「俺様のテリトリーへようこそ、魔法少女」
奥の方から舌なめずりをした怪人が出てきた。
「あんたは・・・」
「はははは、そうだ、俺様だ」
「誰だっけ」
ユリは首を傾げた。
アミ同様に修行中に大量の怪人を相手にしていたため、日本で戦った怪人の記憶などないに等しかった。
「き、貴様、俺様を知らないだと!!??」
怪人が顔を真っ赤にする。
「知らない、初めまして」
ユリは冷たく言い放つ。
「おのれ・・・俺様は魔法怪人団オンナノテキ、四天王の一人で西の王、マタハラ様だぞ!!!!」
「そう」
ユリは怪人の自己紹介を聞いても流す。
「まぁいい、直ぐに思い出させてやろう・・・俺様の圧倒的なパワーを思い知るがいい!!!」
怪人が高笑いし始める。
「あっそ・・・さっさと終わらせようっと」
ユリはだるそうにあくびをした。
「変身」
「変身を開始します」
ユリの腕時計からテノールボイスが流れる。
光に包まれたユリはピンクのコスチュームに身を包んでいた。
「魔法少女ユリ、変身した」
「まずはお手並み拝見と行こうか・・・生理痛休暇なんかいらねぇ、ハラスメントアロー」
氷の矢が飛んでくる。
ユリはロットで弾き落とした。
「何この程度?」
「まだまだっ・・・妊娠しても家事くらいお前がやれ、マタハラアイスロック!」
巨大な氷がユリの頭上から落ちてくる。
「ぺしゃんこになってしまえ!」
「粉々にくだけ、シャッター」
ユリが呪文を唱えた瞬間、氷の塊はダイヤモンドダストのようにきらめく小さな光になった。
「なぬ!ではこれでどうだ・・・妊娠は病気じゃないから電車で座るな、マタハラアイスフラッシュ!」
雪玉のように硬い氷の玉が飛んでくる。
「さっきからワンパターンな攻撃」
ユリは全てロットで打ち砕いた。
「で、では次は・・・」
「もういい加減あきた。さよなら」
マタハラが技を出す前にユリは怪人との距離を一気に詰めて、急所に魔法弾を叩きこむ。
「我が魔法よ、拳となれ。魔法弾発射!」
「うわああああああ」
マタハラの急所に決まった魔法弾により、怪人は断末魔をあげて散っていった。
「さてと、アミはどこかしら」
ユリはスタスタと倉庫を抜け出してアミを探しに向かうのだった。
ユリが飛ばされたのは巨大な冷蔵庫の中のようだった。
「なにここ・・・」
辺りを見回すが、霜しか見えない。
「俺様のテリトリーへようこそ、魔法少女」
奥の方から舌なめずりをした怪人が出てきた。
「あんたは・・・」
「はははは、そうだ、俺様だ」
「誰だっけ」
ユリは首を傾げた。
アミ同様に修行中に大量の怪人を相手にしていたため、日本で戦った怪人の記憶などないに等しかった。
「き、貴様、俺様を知らないだと!!??」
怪人が顔を真っ赤にする。
「知らない、初めまして」
ユリは冷たく言い放つ。
「おのれ・・・俺様は魔法怪人団オンナノテキ、四天王の一人で西の王、マタハラ様だぞ!!!!」
「そう」
ユリは怪人の自己紹介を聞いても流す。
「まぁいい、直ぐに思い出させてやろう・・・俺様の圧倒的なパワーを思い知るがいい!!!」
怪人が高笑いし始める。
「あっそ・・・さっさと終わらせようっと」
ユリはだるそうにあくびをした。
「変身」
「変身を開始します」
ユリの腕時計からテノールボイスが流れる。
光に包まれたユリはピンクのコスチュームに身を包んでいた。
「魔法少女ユリ、変身した」
「まずはお手並み拝見と行こうか・・・生理痛休暇なんかいらねぇ、ハラスメントアロー」
氷の矢が飛んでくる。
ユリはロットで弾き落とした。
「何この程度?」
「まだまだっ・・・妊娠しても家事くらいお前がやれ、マタハラアイスロック!」
巨大な氷がユリの頭上から落ちてくる。
「ぺしゃんこになってしまえ!」
「粉々にくだけ、シャッター」
ユリが呪文を唱えた瞬間、氷の塊はダイヤモンドダストのようにきらめく小さな光になった。
「なぬ!ではこれでどうだ・・・妊娠は病気じゃないから電車で座るな、マタハラアイスフラッシュ!」
雪玉のように硬い氷の玉が飛んでくる。
「さっきからワンパターンな攻撃」
ユリは全てロットで打ち砕いた。
「で、では次は・・・」
「もういい加減あきた。さよなら」
マタハラが技を出す前にユリは怪人との距離を一気に詰めて、急所に魔法弾を叩きこむ。
「我が魔法よ、拳となれ。魔法弾発射!」
「うわああああああ」
マタハラの急所に決まった魔法弾により、怪人は断末魔をあげて散っていった。
「さてと、アミはどこかしら」
ユリはスタスタと倉庫を抜け出してアミを探しに向かうのだった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる