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第八章 打倒四天王!
第一話 修行から帰ってきた2人
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あれからアミとユリは来る日も来る日も、筋トレをして怪人を倒してを繰り返していた。
すると最初はつらかった筋トレも徐々にスムーズに、翌日に筋肉痛を起こすこともなくなったのだ。
「ついに上級者コースまできた…」
アミは以前に比べて身体が動きやすくなっていることに気が付いていた。
「おそいわよ、アミ。私なんて特上コースよ」
ユリもスタミナが付き、以前よりも活動時間が伸びていた。
そして怪人も毎日十体ほど相手にしているので、退治するスピードも加速していたのだった。
「明日で、帰国、さみしい」
二人の成長を見届けてくれたヨウアンがつぶやく。
「私もヨウアンと離れるの、寂しいよう…」
アミが涙目になる。
「そうね、本当にお世話になったわ」
ユリがヨウアンに微笑む。
「またいつでも来てね」
「もちろん」
「ええ」
そんな感傷的な気分に浸っていると、突然、怪人警報が鳴った。
「さぁ、行きましょうか!」
…
「はぁ、ただいま…」
次の日、ヨウアンに空港まで送ってもらって二人は日本行の飛行機に乗り込んだ。
「長いようで短かったわね」
「ほんとだよ…」
日本について、二人はそれぞれの家に向かう。
「ルームシェアじゃないの変な感じする」
「しばらく一緒に過ごしていたものね」
二人は顔を見合わせて笑った。
「それじゃあ、また明日」
「うん、また明日」
…
久しぶりの日本での出社日をむかえた。
「ドキドキする…」
「おはよう、アミちゃん、帰ってきたのね!」
「あ、はい、ただいまです。これ、お土産です…」
声をかけてくれた先輩にお土産を手渡す。
「あなたたちがいない間、アズちゃんとミヅキちゃん本当にすごかったのよ~」
「へ、へぇそうなんですか」
帰国早々に二人の話題を振られてアミは顔が思わずひきつってしまった。
「おはよう」
「おはようユリ」
「時差ボケしてない?」
「してないよ!ていうか時差って言っても一時間じゃん…」
二人で他愛もない会話をしていると、怪人警報が鳴った。
「アミさん、ユリさん、おかえりなさい。さぁ久しぶりに日本で暴れてきてください」
「あ、エグチさん」
「はい、行ってきます」
「い、行ってきます」
アミとユリは魔法少女協会を飛び出していったのだった。
すると最初はつらかった筋トレも徐々にスムーズに、翌日に筋肉痛を起こすこともなくなったのだ。
「ついに上級者コースまできた…」
アミは以前に比べて身体が動きやすくなっていることに気が付いていた。
「おそいわよ、アミ。私なんて特上コースよ」
ユリもスタミナが付き、以前よりも活動時間が伸びていた。
そして怪人も毎日十体ほど相手にしているので、退治するスピードも加速していたのだった。
「明日で、帰国、さみしい」
二人の成長を見届けてくれたヨウアンがつぶやく。
「私もヨウアンと離れるの、寂しいよう…」
アミが涙目になる。
「そうね、本当にお世話になったわ」
ユリがヨウアンに微笑む。
「またいつでも来てね」
「もちろん」
「ええ」
そんな感傷的な気分に浸っていると、突然、怪人警報が鳴った。
「さぁ、行きましょうか!」
…
「はぁ、ただいま…」
次の日、ヨウアンに空港まで送ってもらって二人は日本行の飛行機に乗り込んだ。
「長いようで短かったわね」
「ほんとだよ…」
日本について、二人はそれぞれの家に向かう。
「ルームシェアじゃないの変な感じする」
「しばらく一緒に過ごしていたものね」
二人は顔を見合わせて笑った。
「それじゃあ、また明日」
「うん、また明日」
…
久しぶりの日本での出社日をむかえた。
「ドキドキする…」
「おはよう、アミちゃん、帰ってきたのね!」
「あ、はい、ただいまです。これ、お土産です…」
声をかけてくれた先輩にお土産を手渡す。
「あなたたちがいない間、アズちゃんとミヅキちゃん本当にすごかったのよ~」
「へ、へぇそうなんですか」
帰国早々に二人の話題を振られてアミは顔が思わずひきつってしまった。
「おはよう」
「おはようユリ」
「時差ボケしてない?」
「してないよ!ていうか時差って言っても一時間じゃん…」
二人で他愛もない会話をしていると、怪人警報が鳴った。
「アミさん、ユリさん、おかえりなさい。さぁ久しぶりに日本で暴れてきてください」
「あ、エグチさん」
「はい、行ってきます」
「い、行ってきます」
アミとユリは魔法少女協会を飛び出していったのだった。
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