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第六章 修行の旅 前編
第三話 修行に行くか審議しよう
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次の日、アミは筋肉痛を抱えながら出勤していた。
「うう、久しぶりに身体がツラい…」
「おはようアミ」
アミの肩をユリが叩く。
「痛っ」
「あ、ごめん」
「だ、大丈夫。おはようユリ」
アミが顔をしかめながらユリに答える。
「なに、筋肉痛?」
「うん、ユリは身体大丈夫なの?」
「全然大丈夫」
ユリは腕をぶんぶんと振り回す。
「ええええ」
「元気、めちゃめちゃ元気」
ユリは無表情に答える。
「う、羨ましい限り…」
アミは顔をひくつかせる。
…
部署について席に着く。
「おはよう、昨日は皆おつかれだった」
朝礼でエグチが話し始める。
「今日のシフトはホワイトボードに記載の通りだ。それから昨日、魔法怪人団団長と思わしきものと四天王が現われた」
魔法少女たちが騒めく。
「そこで魔法少女留学プログラムから帰国した二名を新たに迎えることとなった」
「アズです。ロシアで留学してました。よろしくお願いいたします」
「ミヅキです。ヨーロッパで駐在員をいていました。よろしくお願いいたします」
二人が挨拶をする。
アミは二人が現われたことに驚いた。
「ま、まさかここに配属されるなんて…」
「当たり前でしょ。魔法少女なんだからさ」
ユリがクールに呟く。
「昨日の新人二名を含めて新しい人が四名増えるが、皆でサポートしてやってほしい」
「かしこまりました」
昨日、アミとユリに業務を教えてくれた先輩が答える。
「よろしくね。わからないことがあったら何でも聞いて」
「はい」
「はい」
アズとミヅキは素直に返事をしている。
「私たちも修行に行った方が良いのかなぁ」
アミが二人の後ろ姿を眺めながら呟く。
「そうねぇ…」
ユリはそれだけ呟くと黙ってしまった。
「うう、久しぶりに身体がツラい…」
「おはようアミ」
アミの肩をユリが叩く。
「痛っ」
「あ、ごめん」
「だ、大丈夫。おはようユリ」
アミが顔をしかめながらユリに答える。
「なに、筋肉痛?」
「うん、ユリは身体大丈夫なの?」
「全然大丈夫」
ユリは腕をぶんぶんと振り回す。
「ええええ」
「元気、めちゃめちゃ元気」
ユリは無表情に答える。
「う、羨ましい限り…」
アミは顔をひくつかせる。
…
部署について席に着く。
「おはよう、昨日は皆おつかれだった」
朝礼でエグチが話し始める。
「今日のシフトはホワイトボードに記載の通りだ。それから昨日、魔法怪人団団長と思わしきものと四天王が現われた」
魔法少女たちが騒めく。
「そこで魔法少女留学プログラムから帰国した二名を新たに迎えることとなった」
「アズです。ロシアで留学してました。よろしくお願いいたします」
「ミヅキです。ヨーロッパで駐在員をいていました。よろしくお願いいたします」
二人が挨拶をする。
アミは二人が現われたことに驚いた。
「ま、まさかここに配属されるなんて…」
「当たり前でしょ。魔法少女なんだからさ」
ユリがクールに呟く。
「昨日の新人二名を含めて新しい人が四名増えるが、皆でサポートしてやってほしい」
「かしこまりました」
昨日、アミとユリに業務を教えてくれた先輩が答える。
「よろしくね。わからないことがあったら何でも聞いて」
「はい」
「はい」
アズとミヅキは素直に返事をしている。
「私たちも修行に行った方が良いのかなぁ」
アミが二人の後ろ姿を眺めながら呟く。
「そうねぇ…」
ユリはそれだけ呟くと黙ってしまった。
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