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第五章 海外から来たエリート魔法少女
第一話 正社員になったアミ
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四月になった。
あれからアミは三月をもって契約魔法少女ではなくなり、正式に魔法少女協会所属のプロの魔法少女として認められた。
「うわぁ」
アミはそれと同時に魔法少女協会の表の顔であるとある企業で正社員として働き始めたのだ。
「いよいよ今日からか…」
スーツに身を包み、黒いローヒールのパンプスを履く。
「お母さーん、行ってきまーす」
台所にいる母親に玄関から声をかける。
「あらあら、今日からなの?頑張ってね」
「うん、行ってきます」
軽快な足取りでアミは魔法少女協会のビルに向かう。
…
「おはよう」
「あ、ユリ!おはよう!」
アミと同じくスーツに身を包んだユリがいた。
「ユリも一緒で良かったぁ」
「そうね」
ユリは今日もクールだ。
「ねぇ、ユリは緊張したりしないの?私なんて今日のこと考えてるとよく眠れなかったよ…」
アミの目元にはメイクで薄くなっているものの、隈が見て取れる。
ユリはアミの目元を見ながら苦笑した。
「緊張なんてしないわよ。ただ今まで通り魔法少女として働くだけなんだから」
「それはそうなんだけどさ…」
「そういえば親御さんにはなんで説明したの?」
「へ?」
「まさか魔法少女になります。だなんて言ってないでしょうね?」
ユリが軽くアミを睨むと、アミは慌てて否定した。
「さ、さすがに言ってないよ!契約で家族にも言っちゃダメって定められてるし」
「そう。まぁ表の顔も有名企業なのはありがたいわよね」
「ほんと!おかげで親も説得できたし…」
2人で会話をしているとあっという間にいつものビルにたどり着いた。
「さぁ頑張りましょうか」
「うん!」
あれからアミは三月をもって契約魔法少女ではなくなり、正式に魔法少女協会所属のプロの魔法少女として認められた。
「うわぁ」
アミはそれと同時に魔法少女協会の表の顔であるとある企業で正社員として働き始めたのだ。
「いよいよ今日からか…」
スーツに身を包み、黒いローヒールのパンプスを履く。
「お母さーん、行ってきまーす」
台所にいる母親に玄関から声をかける。
「あらあら、今日からなの?頑張ってね」
「うん、行ってきます」
軽快な足取りでアミは魔法少女協会のビルに向かう。
…
「おはよう」
「あ、ユリ!おはよう!」
アミと同じくスーツに身を包んだユリがいた。
「ユリも一緒で良かったぁ」
「そうね」
ユリは今日もクールだ。
「ねぇ、ユリは緊張したりしないの?私なんて今日のこと考えてるとよく眠れなかったよ…」
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ユリはアミの目元を見ながら苦笑した。
「緊張なんてしないわよ。ただ今まで通り魔法少女として働くだけなんだから」
「それはそうなんだけどさ…」
「そういえば親御さんにはなんで説明したの?」
「へ?」
「まさか魔法少女になります。だなんて言ってないでしょうね?」
ユリが軽くアミを睨むと、アミは慌てて否定した。
「さ、さすがに言ってないよ!契約で家族にも言っちゃダメって定められてるし」
「そう。まぁ表の顔も有名企業なのはありがたいわよね」
「ほんと!おかげで親も説得できたし…」
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「さぁ頑張りましょうか」
「うん!」
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