魔法少女に就職希望！

第四章 魔法少女協会に就職しました

第二話 二次面接突破

魔法少女として契約を更新したアミ。
しかし次の日、アミのスマホには一件の通知が入っていた。

「えええええ！二次面接通った！！！！」

それはついこの前、二次試験を受けに行った企業から最終面接のご案内が来ていた。

「うわぁぁぁ！」

アミは最終面接まで進むのは初めての経験だった。

「よし、がんばろ！」

魔法少女として生涯生きていくという選択肢もあるが、今のままでは生活できるほどのお金を貯められないので悩んでいた。
とりあえずと思い、民間企業を受けてみたもののエントリシートで落とされたり、一次面接で落とされたりと道は険しかった。

…

「ここか…」

二次面接まではオンラインだったので本社に行くのは初めてだった。
その企業は魔法少女協会に負けず劣らずの大きなビルの中にある。

「あの、本日面接を受けにきた者です…」

受付の綺麗な女性に話しかけると彼女は笑顔でアミに入館証を渡してくれた。

「この先のエレベーターで7階へどうぞ」

「あ、はい。ありがとうございます…」

アミはいそいそとエレベーターホールに向かった。
1人でエレベーターに乗り込む。

「ふぅ…」

深呼吸をして緊張をほぐす。

「あ、ついた」

エレベーターが7階に到着した。

「ど、どこだろ…」

降りた先には案内も何もなくただ廊下が広がっていた。