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第四章 魔法少女協会に就職しました
第一話 雇用契約の更新
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アミは魔法少女になってはじめての契約更新を迎えていた。
つまりアミが魔法少女になってから半年が経過したということだ。
「はぁ、面談か…」
アミは今日、はじめて魔法少女協会のエグチ以外の人間と会うのだ。
コンコンッ
「失礼します」
アミはいつもは来ないフロアのミーティングルームのドアを叩いた。
「どうぞ」
中にはメガネを輝かせたストライプの柄のスーツを着た男性が腰掛けていた。
「はじめまして。アミと申します」
「はじめまして。私、魔法少女協会 人事部のツダと申します」
アミはツダのバリトンボイスをどこかで聞いたことがある気がした。
「よろしくお願いいたします」
「どうぞ、こちらへおかけください」
アミが椅子に座るとツダは一枚の紙をアミに差し出した。
「こちらが契約更新書類です。これにサインすると一応、これから半年も魔法少女として活動していただくことになります。よろしいですか?」
「は、はい。私、魔法少女のままでいてもいいんですか?」
「ええ。アミさんの成績でしたら更新に申し分ないと思いますよ」
「よかった…」
アミは胸を撫で下ろして契約書類にサインした。
つまりアミが魔法少女になってから半年が経過したということだ。
「はぁ、面談か…」
アミは今日、はじめて魔法少女協会のエグチ以外の人間と会うのだ。
コンコンッ
「失礼します」
アミはいつもは来ないフロアのミーティングルームのドアを叩いた。
「どうぞ」
中にはメガネを輝かせたストライプの柄のスーツを着た男性が腰掛けていた。
「はじめまして。アミと申します」
「はじめまして。私、魔法少女協会 人事部のツダと申します」
アミはツダのバリトンボイスをどこかで聞いたことがある気がした。
「よろしくお願いいたします」
「どうぞ、こちらへおかけください」
アミが椅子に座るとツダは一枚の紙をアミに差し出した。
「こちらが契約更新書類です。これにサインすると一応、これから半年も魔法少女として活動していただくことになります。よろしいですか?」
「は、はい。私、魔法少女のままでいてもいいんですか?」
「ええ。アミさんの成績でしたら更新に申し分ないと思いますよ」
「よかった…」
アミは胸を撫で下ろして契約書類にサインした。
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