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第三章 二人は魔法少女
第二話 知られてしまった秘密
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「あれ、おかしいなぁ~ユリさんいないなぁ…」
ジャズやアニメソングなど様々なジャンルのCDの棚の間を巡ってみたものの、どこにもユリの姿は見つからない。
「もしかしてここでアルバイトしてるとか…?」
そう思い、アミは店員さんの顔を見回してみるが男性が多く、二人ほどいる女性店員もユリとは似ても似つかない。
「どこに行っちゃったんだろう…」
アミが首を傾げていると、奥のイベントスペースが賑やかになり始めた。
「それでは、只今からアイドルグループ僕は君だけの王子様、新曲リリースイベントを開始いたします!CDをご購入された方はこちらにお並びください」
ドサドサと大人数の女性の集団が奥に押しかけていく。
ふとアミがそちらを振り向くとその中に見知った姿を見つけた。
「ええええ!ユリさんんんん!?」
アイドルグループのファンの女性たちの中にユリの姿があったのだ。
「ゆ、ユリさん、アイドルとか好きなんだ…」
アミはアイドルグループのCDが置いてある棚に向かってみた。
CDのジャケットには五名の男性が煌びやかな衣装を見に纏、美麗な顔立ちで並んでいる。
「ほえええ」
アミは普段、男性アイドルよりも女性アイドルの方を好むためなんだか新鮮な気がした。
「同じドルオタなら分かり合える気がする!」
アミは性別は違えど同じアイドルオタクとしてユリに親近感が湧いていた。
「よぉし、イベントが終わって出てきたら話しかけてみようかな!」
アミは張り切ってユリがいると思われる奥のイベントスペースの方に足を向けた。
ジャズやアニメソングなど様々なジャンルのCDの棚の間を巡ってみたものの、どこにもユリの姿は見つからない。
「もしかしてここでアルバイトしてるとか…?」
そう思い、アミは店員さんの顔を見回してみるが男性が多く、二人ほどいる女性店員もユリとは似ても似つかない。
「どこに行っちゃったんだろう…」
アミが首を傾げていると、奥のイベントスペースが賑やかになり始めた。
「それでは、只今からアイドルグループ僕は君だけの王子様、新曲リリースイベントを開始いたします!CDをご購入された方はこちらにお並びください」
ドサドサと大人数の女性の集団が奥に押しかけていく。
ふとアミがそちらを振り向くとその中に見知った姿を見つけた。
「ええええ!ユリさんんんん!?」
アイドルグループのファンの女性たちの中にユリの姿があったのだ。
「ゆ、ユリさん、アイドルとか好きなんだ…」
アミはアイドルグループのCDが置いてある棚に向かってみた。
CDのジャケットには五名の男性が煌びやかな衣装を見に纏、美麗な顔立ちで並んでいる。
「ほえええ」
アミは普段、男性アイドルよりも女性アイドルの方を好むためなんだか新鮮な気がした。
「同じドルオタなら分かり合える気がする!」
アミは性別は違えど同じアイドルオタクとしてユリに親近感が湧いていた。
「よぉし、イベントが終わって出てきたら話しかけてみようかな!」
アミは張り切ってユリがいると思われる奥のイベントスペースの方に足を向けた。
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