20 / 74
お誘いお家訪問編
1話
しおりを挟む
近藤は真壁に言われるがまま、車に乗り込んだ。
運戦績に乗り込んだ真壁はエンジンをかける。
走り出した車は目的地に向かって走り続ける。
「あ、あの…」
「はい?」
しばらく運転する真壁の横顔を眺めて呆けていた近藤はふと我に返った。
「ど、どこに行くんですか?」
「おや、先ほども申し上げましたが…」
「す、すいません」
「私の家ですよ」
「へ?」
真壁は笑顔のままアクセルを踏み込んでスピードをあげた。
…
やがてどこかのマンションの地下駐車場で真壁は停車した。
「さ、着きましたよ」
「は、はい」
真壁はスマートに車を出ると助手席のドアを開けた。
「どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
今度は縮こまりながら車を降りた。
車のロックをかけた真壁と一緒にエレベーターに向かう。
エレベーターに乗り込むとカードリーダーがあった。
真壁がカードをかざすと、目的の階に向かって上昇を始めた。
「ここはセキュリティがすごいですね」
「そうですか?」
「はい、ウチとは大違いだ…」
近藤は医者とサラリーマンの給料の差を感じた気がした。
チンと音が鳴り、エレベーターのドアが開いた。
廊下の先にはドアが一つ見える。
真壁が先にドアに向かうと鍵を開けた。
「近藤さん?」
エレベーターから降りてから固まっていた近藤に真壁が声をかける。
「あ、はい」
「どうぞ」
「お、お邪魔します・・・」
…
ドアを入ると玄関があり、横には大きなシューズボックスがあった。
真壁に倣って靴を脱いで廊下を進む。
廊下の先にはいくつかドアがあった。
真壁は一番奥のガラス戸を開けた。
「し、失礼します…」
近藤はそろりと中に入った。
そこにはリビング、ダイニング、キッチンが広々とあった。
「そこのソファにでもどうぞ」
「は、はい」
近藤は委縮しながらソファに腰かけた。
そして荷物を抱きしめるように座った。
運戦績に乗り込んだ真壁はエンジンをかける。
走り出した車は目的地に向かって走り続ける。
「あ、あの…」
「はい?」
しばらく運転する真壁の横顔を眺めて呆けていた近藤はふと我に返った。
「ど、どこに行くんですか?」
「おや、先ほども申し上げましたが…」
「す、すいません」
「私の家ですよ」
「へ?」
真壁は笑顔のままアクセルを踏み込んでスピードをあげた。
…
やがてどこかのマンションの地下駐車場で真壁は停車した。
「さ、着きましたよ」
「は、はい」
真壁はスマートに車を出ると助手席のドアを開けた。
「どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
今度は縮こまりながら車を降りた。
車のロックをかけた真壁と一緒にエレベーターに向かう。
エレベーターに乗り込むとカードリーダーがあった。
真壁がカードをかざすと、目的の階に向かって上昇を始めた。
「ここはセキュリティがすごいですね」
「そうですか?」
「はい、ウチとは大違いだ…」
近藤は医者とサラリーマンの給料の差を感じた気がした。
チンと音が鳴り、エレベーターのドアが開いた。
廊下の先にはドアが一つ見える。
真壁が先にドアに向かうと鍵を開けた。
「近藤さん?」
エレベーターから降りてから固まっていた近藤に真壁が声をかける。
「あ、はい」
「どうぞ」
「お、お邪魔します・・・」
…
ドアを入ると玄関があり、横には大きなシューズボックスがあった。
真壁に倣って靴を脱いで廊下を進む。
廊下の先にはいくつかドアがあった。
真壁は一番奥のガラス戸を開けた。
「し、失礼します…」
近藤はそろりと中に入った。
そこにはリビング、ダイニング、キッチンが広々とあった。
「そこのソファにでもどうぞ」
「は、はい」
近藤は委縮しながらソファに腰かけた。
そして荷物を抱きしめるように座った。
0
お気に入りに追加
728
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。


双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる