開発されに通院中

浅上秀

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お誘いお家訪問編

1話

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近藤は真壁に言われるがまま、車に乗り込んだ。
運戦績に乗り込んだ真壁はエンジンをかける。

走り出した車は目的地に向かって走り続ける。

「あ、あの…」

「はい?」

しばらく運転する真壁の横顔を眺めて呆けていた近藤はふと我に返った。

「ど、どこに行くんですか?」

「おや、先ほども申し上げましたが…」

「す、すいません」

「私の家ですよ」

「へ?」

真壁は笑顔のままアクセルを踏み込んでスピードをあげた。



やがてどこかのマンションの地下駐車場で真壁は停車した。

「さ、着きましたよ」

「は、はい」

真壁はスマートに車を出ると助手席のドアを開けた。

「どうぞ」

「あ、ありがとうございます」

今度は縮こまりながら車を降りた。
車のロックをかけた真壁と一緒にエレベーターに向かう。

エレベーターに乗り込むとカードリーダーがあった。
真壁がカードをかざすと、目的の階に向かって上昇を始めた。

「ここはセキュリティがすごいですね」

「そうですか?」

「はい、ウチとは大違いだ…」

近藤は医者とサラリーマンの給料の差を感じた気がした。

チンと音が鳴り、エレベーターのドアが開いた。
廊下の先にはドアが一つ見える。

真壁が先にドアに向かうと鍵を開けた。

「近藤さん?」

エレベーターから降りてから固まっていた近藤に真壁が声をかける。

「あ、はい」

「どうぞ」

「お、お邪魔します・・・」




ドアを入ると玄関があり、横には大きなシューズボックスがあった。

真壁に倣って靴を脱いで廊下を進む。

廊下の先にはいくつかドアがあった。
真壁は一番奥のガラス戸を開けた。

「し、失礼します…」

近藤はそろりと中に入った。

そこにはリビング、ダイニング、キッチンが広々とあった。

「そこのソファにでもどうぞ」

「は、はい」

近藤は委縮しながらソファに腰かけた。
そして荷物を抱きしめるように座った。




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