おじさんとボク

浅上秀

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「おじさん」との出会い

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おじさん。
日本語がわかる人なら2タイプの人間を想像するだろう。
一つ目は、親戚のがつくおじさんで、親の兄弟という血縁関係にある男性のことを示す。
そしてもう一つはそこらへんのがつくおじさんだ。
一般名称であり、具体的に誰を指すわけでもないが、中高年以上の男性を指すことが多い。

人生であなたは何人のおじさんに出会うだろうか。

病院、学校、会社と様々な場所におじさんは存在している。

この物語はミノルくんの人生にかかわる「おじさん」と呼ばれる様々な人々との日常である。




ミノルくんが「おじさん」とい存在を認識したのは
 をしているときにこれが「おじさん」か、と思ったことが初めてだった。

「おじさん」という存在を認識してから、どこにいても「おじさん」を目で追うようになっていた。

例えば、学校で の授業を受けているとき

例えば、親戚の集まりで たとき

日常生活で何をしていても思い浮かぶのは「おじさん」のこと。
それは決して、自身の父親ではない。
平均的な「おじさん」

「あぁ、今ここにいたらどうするのかな」

そしてやがてミノルくんは自身が、「おじさん」という存在に恋をしていることに気づいたのだった。
しかしそれと同時に自身の思いの不毛さに嘆いた。
嘆くだけでは終わらないのがミノルくんである。

「それなら理想のおじさんを探そう」

この日からミノルくんの理想の「おじさん」探しが始まったのである。

ミノルくんの理想とは
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