ダンジョン行くなら監禁するよ?

浅上秀

文字の大きさ
上 下
54 / 120
第五章 結婚

7話

しおりを挟む
屋敷に戻った二人は早めの夕食を食べた。
いつもは二人でシャワーに入っている。
しかし慣習上、初夜の入浴は別々と決まっているのだ。

「はぁ」

グレンは使用人たちに身体を磨かれていた。
使用人たちの異様な気合いに押されて、グレンは若干疲れていた。

「お待たせ」

マルクがバスローブを纏って颯爽と現れた。

「お、おう」

ベットに腰かけているグレンに近づいてくる。

「ようやく、この日を迎えられたね」

マルクはグレンの横に腰かけた。

「お、おう」

グレンは照れくさそうに笑った。
マルクはグレンの両手を自分の手で包み込んだ。

「これからずっと幸せにするから、僕のそばにずっといて…永遠に本命でいてね」

マルクの手は震えていた。
グレンはそれを感じ取っていた。

「はは、珍しいな、マルクが緊張するなんて…もちろん、俺もマルクのこと幸せにする。でも閉じ込めるのは程ほどにしてくれよ」

グレンは冗談交じりに返した。
マルクは嬉しそうに何度も頷いた。

「じゃあ、もういいよな?」

「うおっ」

マルクはグレンの両手を握ったまま、グレンの身体を後ろに押し倒す。
そしてそのまま両手をグレンの顔の横に縫いとめる。

「グレン…」

マルクの顔がグレンに近づいてくる。
グレンはそっと目を閉じた。

「んちゅ…」

最初は優しく、そして段々とキスが激しくなっていく。

「ん、はっ、ちゅ」

マルクはグレンから手を離すと、唇を繋げながら身に纏っていたバスローブの結び目を解くと脱ぎ捨てた。

「あっ…」

そしてグレンのバスローブにも手を伸ばし、結び目を解いた。
はだけた部分から手を入れてグレンの身体を撫で回していく。

「ん、あっ、マルク…」

グレンはマルクの手に翻弄されるしかなかった。

「僕にまかせて…」

マルクはグレンのバスローブを完全に脱がせた。
下着は履いていないため、グレンはあっという間に裸になってしまう。

「ここもここも真っ赤だね…」

マルクは露わになったグレンの身体を見下ろすと、乳首とペニスの先を指でつまんだ。

「んあっ、両方、は、ダメだって、」

グレンはマルクの手を抑えようとした。

「どうして?こんなに気持ち良さそうなのに…」

マルクはグレンの両手を取ると、自分で乳首を弄らせた。

「僕はこっちを可愛がるから自分で気持ちよくしてごらん」

乳首をグレンに自分で刺激させている間に、マルクはグレンのアナルに手を伸ばした。

「ちゃんとキレイにできたね」

グレンは真っ赤になって顔を逸らした。

「俺じゃなくて使用人がっ…」

今日はグレンの身を整えた使用人が洗浄したのだった。









しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

雄牛は淫らなミルクの放出をおねだりする

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...