ダンジョン行くなら監禁するよ?

浅上秀

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第四章 一難去ってまた一難

9話

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グレンはマルクの律動に感じていた。
その証拠に、グレンのペニスはグレンとマルクの腹の間に挟まれて、2人の腹を濡らしていた。

「んあああ、もう、もうだめ、イクウううう」

グレンは二度目の絶頂を味わった。

「俺も、イクっ」

マルクはグレンの痙攣するナカにしっかりと射精した。

「はあ、もう、だめ…」

グレンはマルクの上から降りる。
アナルからは出されたばかりのアツアツの精液が垂れてくるのを感じた。

「俺はまだできるから寝ないで」

マルクはグレンの身体を再び押し倒す。

「えええええ」

グレンの叫びも虚しく、マルクは満足するまでグレンを貪ったのだった。



ようやくマルクがグレンを離してくれたのは朝日が差し込む時間帯だった。
ぐったりしたグレンを横抱きにしてマルクはシャワールームに向かう。

「はぁ、もう、動けない…」

「ごめんごめん」

マルクは全く悪びれる様子もなく謝る。
グレンは力を振り絞ってマルクを睨んだ。

シャワールームに入ると、マルクは風呂椅子にグレンを座らせた。

「ほら、お湯かけるよ」

グレンの体液でぐしょぐしょの身体に温かいお湯がかかる。

「俺、何回もやめろって言ったのに…」

グレンはぶつくさと恨み言を呟く。

「それだけ話せるならまだ元気ってこと?」

マルクがニヤリと耳元で囁いた。

「そういうことじゃない!…ったぁ」

グレンは酷使した腰がピキリと痛んだ。

「無理すると痛いよ」

マルクは笑いながら丁寧にグレンの身体を清めていく。

「なぁマルク…」

「ん?」

「本当に良かったのか?」

「何が?」

グレンは目を閉じながらマルクに話しかける。

「お嫁さん、追い返しちゃって」

「あれは嫁じゃないからオールオッケー」

「はは…俺が恋人で良かったの?俺と一緒になっても…いいのか?」

グレンはいつになく弱気に尋ねる。
マルクはかがんでグレンと同じくらいの背丈になると、そっとグレンを抱きしめた。

「俺はおまえだからいいんだよ」

「でも跡継ぎとか、子供とか…」

「分家から養子でももらうさ…それかグレンに産んでもらおうかな」

マルクはニヤリと笑う。

「おおお、俺!?」

「うん」

グレンはマルクから慌てて身体を離す。

「じょ、冗談だよな!?」

「さぁね」

マルクは肩をすくめると、グレンを椅子から抱き上げてシャワールームを出る。
タオルで身体の水分を拭うと、いつの間にか綺麗になったベットに二人で寝転んだ。



「もうこれでダンジョン行くとか言い出さないよね?」

「はぁ?それとこれとは話が別だろ!」

「…監禁続行決定」



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