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第四章 一難去ってまた一難
7話
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早めの夕食を終えた二人は一緒にシャワールームにいた。
グレンの身体を洗っていたマルクが突然、グレンの肌に吸い付いた。
「ん、痛っ、何?」
「あ、キレイについた」
マルクはグレンの胸の真ん中あたりにキスマークをつけたのだ。
「グレンが俺のモノっていう印」
マルクはグレンの顔を見上げながら舌なめずりをした。
「っ、俺も、つけたい」
「ん、いいよ」
マルクはグレンの胸元から離れた。
グレンはマルクに抱き着くと、マルクがつけたのと同じくらいの位置に吸い付いた。
「ん、くすぐったいな」
「…つかない」
グレンの吸い付きが弱かったのか、マルクほど綺麗にはつかなかった。
「ふふ、こうやってやるんだよ」
マルクはグレンのむき出しなったうなじに吸い付いた。
「んんっ」
「ほら、ついた」
「見えないって」
「あ」
二人は目を見合わせてクスクスと笑った。
…
身体を綺麗にしてから二人は裸でベットに寝転んだ。
「グレン」
「ん?」
マルクがグレンを押し倒す。
グレンはマルクの顔を両手で包んだ。
「今日嫌な思いさせてごめんな」
「え、全然。むしろ俺のこと愛してるって言ってくれて、その…」
グレンはそこでマルクが自分のことを恋人と言ったことを思い出した。
「あ、そうだ」
「ん?」
グレンはマルクの優しい目を捉えた。
「あの、その…」
マルクはグレンの顔じゅうにキスをしてくる。
「言ってごらん?」
グレンは促されてようやく言った。
「俺たちって恋人、なの?」
伺うような眼でマルクを見ると、マルクはフリーズしていた。
「え、マルク!?」
「び、びっくりした。俺はずっとそのつもりだったけど?」
「ずっと?ずっとっていつから?」
「んー、この屋敷に来てから?」
「えええ」
今度はマルクが驚いた。
「だって告白とかされてないし!?」
「いやしたよ。マルクが眠ってる間に」
「寝てたらダメだよ!」
マルクはグレンの身体を引っ張って起こした。
「わかった、じゃあ言うよ…」
グレンの両手を自身ので包みながら言う。
「グレン、ずっとずっと好きでした…俺のものになって?」
「…おう」
グレンは照れくさそうに視線をそらした。
「グレンは?言ってくれないの?」
マルクが子犬のような眼でグレンを見つめる。
「うっ…お、俺も…俺もマルクが好き、だ」
「よかった。これで正式に恋人だね」
マルクは満面の笑みで喜んだ。
「てことで、しよっか」
そのままグレンはマルクに再び押し倒された。
グレンの身体を洗っていたマルクが突然、グレンの肌に吸い付いた。
「ん、痛っ、何?」
「あ、キレイについた」
マルクはグレンの胸の真ん中あたりにキスマークをつけたのだ。
「グレンが俺のモノっていう印」
マルクはグレンの顔を見上げながら舌なめずりをした。
「っ、俺も、つけたい」
「ん、いいよ」
マルクはグレンの胸元から離れた。
グレンはマルクに抱き着くと、マルクがつけたのと同じくらいの位置に吸い付いた。
「ん、くすぐったいな」
「…つかない」
グレンの吸い付きが弱かったのか、マルクほど綺麗にはつかなかった。
「ふふ、こうやってやるんだよ」
マルクはグレンのむき出しなったうなじに吸い付いた。
「んんっ」
「ほら、ついた」
「見えないって」
「あ」
二人は目を見合わせてクスクスと笑った。
…
身体を綺麗にしてから二人は裸でベットに寝転んだ。
「グレン」
「ん?」
マルクがグレンを押し倒す。
グレンはマルクの顔を両手で包んだ。
「今日嫌な思いさせてごめんな」
「え、全然。むしろ俺のこと愛してるって言ってくれて、その…」
グレンはそこでマルクが自分のことを恋人と言ったことを思い出した。
「あ、そうだ」
「ん?」
グレンはマルクの優しい目を捉えた。
「あの、その…」
マルクはグレンの顔じゅうにキスをしてくる。
「言ってごらん?」
グレンは促されてようやく言った。
「俺たちって恋人、なの?」
伺うような眼でマルクを見ると、マルクはフリーズしていた。
「え、マルク!?」
「び、びっくりした。俺はずっとそのつもりだったけど?」
「ずっと?ずっとっていつから?」
「んー、この屋敷に来てから?」
「えええ」
今度はマルクが驚いた。
「だって告白とかされてないし!?」
「いやしたよ。マルクが眠ってる間に」
「寝てたらダメだよ!」
マルクはグレンの身体を引っ張って起こした。
「わかった、じゃあ言うよ…」
グレンの両手を自身ので包みながら言う。
「グレン、ずっとずっと好きでした…俺のものになって?」
「…おう」
グレンは照れくさそうに視線をそらした。
「グレンは?言ってくれないの?」
マルクが子犬のような眼でグレンを見つめる。
「うっ…お、俺も…俺もマルクが好き、だ」
「よかった。これで正式に恋人だね」
マルクは満面の笑みで喜んだ。
「てことで、しよっか」
そのままグレンはマルクに再び押し倒された。
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