23 / 120
第三章 屋敷でトラブル
2話
しおりを挟む
マルクを見送り、行ってきますのキスから復活したグレンは屋敷内を探索してみることにした。
「あの…」
グレンは後ろに控えていた執事に声をかけた。
「はい、なんでしょう」
「屋敷の中を見てみたくて…」
「かしこまりました。よろしければご案内いたしましょうか?」
執事の申し出を喜んでグレンは受け入れた。
「はい、お願いします!」
グレンは監禁されている部屋、ダイニング、それ以外の場所には踏み入れたことがなかった。
今いる玄関はグレンの家のよりもかなり広い。
「それではご案内いたします」
玄関以外、一階にはダイニング、キッチン、庭師の部屋やコックの部屋などがある。
グレンのいる部屋は二階にあるそうだ。
二階には他に、マルクの書斎や衣装部屋、他の使用人たちの部屋がある。
そして二階の上には屋根裏部屋があり、今は物置になっている。
「屋敷内にある部屋は以上になります」
「あ、あのドアは?」
グレンは一階に教えられなかった部屋のドアを見つけた。
「あちらは…マルク様しかご入出が許されないので私はわかりかねます」
執事は一瞬、動揺したがすぐにそれを隠して答えた。
「ふーん、そうなんだ…帰って来たら聞いてみよっと」
…
屋敷内の探索を終えたグレンは庭に出てみることにした。
庭といっても外に出られる扉には繋がっていない、中庭のような場所だった。
しかしグレンの部屋に比べるとかなり広いスペースがあるので、久しぶりに身体を存分に動かすことができた。
「んー、なまってるなぁ」
借りた木製の剣で素振りをやってみたが、どうにも動きにくかった。
そして昨日の夜の行為のせいだろうか、たまに腰に痛みが走る。
「グレン様、そろそろ休憩されては?」
執事が飲み物とタオルを用意してくれる。
「あ、ありがとうございます」
グレンは受け取って水を飲みほした。
「ぷはっ、うまっ」
グレンはタオルで滴る汗を拭いながら屋敷に入った。
そして自分の部屋にあるシャワーを浴びた。
…
シャワーを浴びてから一息ついていると部屋のノックが鳴った。
「はい」
「失礼いたします」
執事が入ってきた。
「ご昼食の準備ができましたがいかがですか?」
「あ、はい、いただきます」
グレンは立ち上がってダイニングに向かった。
久しぶりの運動でかなりお腹がすいたようであっという間に平らげてしまった。
「うまかったぁ」
グレンはお腹をさすりながら部屋に戻った。
部屋に入ると満腹感と疲労感のせいか眠気が襲ってきた。
グレンはその眠気に身を任せて眠ることにした。
「あの…」
グレンは後ろに控えていた執事に声をかけた。
「はい、なんでしょう」
「屋敷の中を見てみたくて…」
「かしこまりました。よろしければご案内いたしましょうか?」
執事の申し出を喜んでグレンは受け入れた。
「はい、お願いします!」
グレンは監禁されている部屋、ダイニング、それ以外の場所には踏み入れたことがなかった。
今いる玄関はグレンの家のよりもかなり広い。
「それではご案内いたします」
玄関以外、一階にはダイニング、キッチン、庭師の部屋やコックの部屋などがある。
グレンのいる部屋は二階にあるそうだ。
二階には他に、マルクの書斎や衣装部屋、他の使用人たちの部屋がある。
そして二階の上には屋根裏部屋があり、今は物置になっている。
「屋敷内にある部屋は以上になります」
「あ、あのドアは?」
グレンは一階に教えられなかった部屋のドアを見つけた。
「あちらは…マルク様しかご入出が許されないので私はわかりかねます」
執事は一瞬、動揺したがすぐにそれを隠して答えた。
「ふーん、そうなんだ…帰って来たら聞いてみよっと」
…
屋敷内の探索を終えたグレンは庭に出てみることにした。
庭といっても外に出られる扉には繋がっていない、中庭のような場所だった。
しかしグレンの部屋に比べるとかなり広いスペースがあるので、久しぶりに身体を存分に動かすことができた。
「んー、なまってるなぁ」
借りた木製の剣で素振りをやってみたが、どうにも動きにくかった。
そして昨日の夜の行為のせいだろうか、たまに腰に痛みが走る。
「グレン様、そろそろ休憩されては?」
執事が飲み物とタオルを用意してくれる。
「あ、ありがとうございます」
グレンは受け取って水を飲みほした。
「ぷはっ、うまっ」
グレンはタオルで滴る汗を拭いながら屋敷に入った。
そして自分の部屋にあるシャワーを浴びた。
…
シャワーを浴びてから一息ついていると部屋のノックが鳴った。
「はい」
「失礼いたします」
執事が入ってきた。
「ご昼食の準備ができましたがいかがですか?」
「あ、はい、いただきます」
グレンは立ち上がってダイニングに向かった。
久しぶりの運動でかなりお腹がすいたようであっという間に平らげてしまった。
「うまかったぁ」
グレンはお腹をさすりながら部屋に戻った。
部屋に入ると満腹感と疲労感のせいか眠気が襲ってきた。
グレンはその眠気に身を任せて眠ることにした。
0
お気に入りに追加
954
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。





王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる