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第三章 屋敷でトラブル
1話
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グレンが意識を取り戻したときはもう翌朝だった。
全裸でベットに寝転がっていることに気付いて慌てて起き上る。
「ったぁ」
腰がひきつるような痛みがした。
そしてアナルからは何かが出てくる感覚がした。
「んひぃ」
恐る恐るアナルに手を当てると、マルクの精液が漏れていた。
「シャワー行こ…」
グレンはベットから立ち上がってよろよろとシャワーに向かおうとした。
その時、タイミングよくドアが開いた。
「あ、グレン、おはよっ」
いつもよりもテンションの高いマルクが声をかけてくる。
「お、おはよ。なんか機嫌いい?」
「ん?そう見える?」
「おう」
マルクは鼻歌交じりに部屋に入ってくる。
「まぁそれはさておき、朝ご飯の前にシャワー行こっか」
グレンとマルクは二人でシャワールームに入った。
しかしマルクは昨晩と違い、グレンの身体にいやらしく触れることはなく、あくまでも汗を流す程度だった。
グレンは若干、さびしさを覚えた。
「よし、さ、朝ご飯食べに行こ」
「マルク、時間大丈夫なのかよ」
「うん、今日は出勤時間遅めなんだ」
「ふーん」
二人がダイニングに着くと、給仕の者たちが朝食を運んできた。
「そういえばさ」
朝食を食べながらマルクがグレンに話しかける。
「ん、なに?」
グレンは口の中のものを飲み込んでから返事をした。
「今日から屋敷の中ならどこいってもいいから」
「え?急にどうしたんだよ」
「いや閉じ込めてたら気持ち滅入るかなと思って」
マルクは上機嫌でパンにマーガリンを塗って頬張った。
「まぁ、そうだけど…」
「屋敷の敷地内なら庭でも許してあげる」
「ほんとか!?」
グレンはここ最近、鍛錬をする機会がなかったのを気にしていた。
庭なら広いので思いきり身体を動かせるのだ。
「うん」
マルクは笑顔で許してくれる。
「ありがと!」
グレンは朝食後の予定を考えながら嬉しそうにしていた。
…
「じゃ、俺、仕事に行ってくるね」
「おう、いってらっしゃい」
グレンは初めてマルクを玄関で見送った。
「あぁ、行きたくなくなる…」
「何言ってんだよ」
駄々をこねるマルクにグレンは苦笑した。
ようやくマルクは意を決して外に出ようとした。
「あ、そうだ」
突然マルクがグレンの腰を抱いて、片手で顎を持った。
そしてグレンが唖然としている間に、キスをした。
「これでやる気出た。いってきまーす」
マルクは上機嫌で屋敷を出て行ってしまった。
しかし残されたグレンは放心状態で執事が声をかけるまでその場から動けなかったのだった。
全裸でベットに寝転がっていることに気付いて慌てて起き上る。
「ったぁ」
腰がひきつるような痛みがした。
そしてアナルからは何かが出てくる感覚がした。
「んひぃ」
恐る恐るアナルに手を当てると、マルクの精液が漏れていた。
「シャワー行こ…」
グレンはベットから立ち上がってよろよろとシャワーに向かおうとした。
その時、タイミングよくドアが開いた。
「あ、グレン、おはよっ」
いつもよりもテンションの高いマルクが声をかけてくる。
「お、おはよ。なんか機嫌いい?」
「ん?そう見える?」
「おう」
マルクは鼻歌交じりに部屋に入ってくる。
「まぁそれはさておき、朝ご飯の前にシャワー行こっか」
グレンとマルクは二人でシャワールームに入った。
しかしマルクは昨晩と違い、グレンの身体にいやらしく触れることはなく、あくまでも汗を流す程度だった。
グレンは若干、さびしさを覚えた。
「よし、さ、朝ご飯食べに行こ」
「マルク、時間大丈夫なのかよ」
「うん、今日は出勤時間遅めなんだ」
「ふーん」
二人がダイニングに着くと、給仕の者たちが朝食を運んできた。
「そういえばさ」
朝食を食べながらマルクがグレンに話しかける。
「ん、なに?」
グレンは口の中のものを飲み込んでから返事をした。
「今日から屋敷の中ならどこいってもいいから」
「え?急にどうしたんだよ」
「いや閉じ込めてたら気持ち滅入るかなと思って」
マルクは上機嫌でパンにマーガリンを塗って頬張った。
「まぁ、そうだけど…」
「屋敷の敷地内なら庭でも許してあげる」
「ほんとか!?」
グレンはここ最近、鍛錬をする機会がなかったのを気にしていた。
庭なら広いので思いきり身体を動かせるのだ。
「うん」
マルクは笑顔で許してくれる。
「ありがと!」
グレンは朝食後の予定を考えながら嬉しそうにしていた。
…
「じゃ、俺、仕事に行ってくるね」
「おう、いってらっしゃい」
グレンは初めてマルクを玄関で見送った。
「あぁ、行きたくなくなる…」
「何言ってんだよ」
駄々をこねるマルクにグレンは苦笑した。
ようやくマルクは意を決して外に出ようとした。
「あ、そうだ」
突然マルクがグレンの腰を抱いて、片手で顎を持った。
そしてグレンが唖然としている間に、キスをした。
「これでやる気出た。いってきまーす」
マルクは上機嫌で屋敷を出て行ってしまった。
しかし残されたグレンは放心状態で執事が声をかけるまでその場から動けなかったのだった。
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