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本編完結後 番外編
趣味を探してみよう 後編
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「じゃあグレンがちゃんと欲しいって言えるまで待ってるね」
マルクはグレンの寝巻を全て脱がせると胸元に吸い付く。
わざと真っ赤な部分には触れずにその周りを舌で愛撫していく。
「はっ、っく、んん」
グレンは身を捩りながら快感から逃れようとするがマルクががっちりと手で身体を押さえつけているため抜け出せない。
「グレン、素直になったら気持ちよくなれるよ?」
マルクはわざとグレンのいいところ外しながら触れてくる。
グレンはどんどんともどかしい気持ちになっていく。
マルクの思うツボだとわかっていながらももどかしさにはかなわなかった。
「マルク、ちゃんと、シテくれ」
「ちゃんと、って?」
マルクの人差し指がツーっとグレンの腹部を撫でる。
グレンの背中はその指に釣られるように反った。
「ここに、入れて、こっちも触って」
片手で後ろの穴を示し、もう片方の手で胸元の赤い飾りを指す。
「ふふ、まぁ及第点かな」
マルクのいきり立った欲望がグレンのナカに押し入ってくると同時に真っ赤な飾りがマルクの口に吸い込まれた。
そこからもうグレンはマルクの好きなように弄ばれるのだった。
…
愛し合い、汁だらけになった二人の身体をなぜか元気なマルクが暖かい布で清める。
全身をくまなく拭われたグレンは取り換えられたシーツの上に仰向けに寝転がってぼーっと天井を見上げていた。
マルクは自分の身体を清めるとグレンの横に寝転がる。
そしてグレンの頭のしたに腕を通して腕枕にするとグレンの身体を引き寄せて反対の手でまだ少し熱の残ったグレンを抱きしめる。
「それで、なんでさっきあんなにムクれてたの?」
耳元で囁くように尋ねる。
グレンはこのマルクの情事の後の甘い声に弱かった。
マルクはそれをわかっていた。
だから行為中に問い詰めず、今、グレンに尋ねたのだ。
「…趣味が見つからないんだよ」
グレンは観念して小さな声でつぶやいた。
「え?趣味?」
マルクは目を見開いた。
まさかそんなことでむくれてたとは、と言わんばかりの反応だ。
「だって…ベットにいる時間が長すぎて暇なんだよ。腰が痛くて鍛錬もできねぇし、本読むのも嫌いだし…」
グレンはそのままマルクの胸元に顔をうずめてグリグリと頭を押し付ける。
「グレンの趣味、あるじゃん」
マルクが胸元にあるグレンの髪に指を通しながら答える。
「は?」
「僕とセック…」
「バカ!!」
グレンは慌ててマルクの口を手でふさいだ。
…
こうやってとりとめのない話して笑いあう二人の声が木霊してまた明日がやってくるのだった。
マルクはグレンの寝巻を全て脱がせると胸元に吸い付く。
わざと真っ赤な部分には触れずにその周りを舌で愛撫していく。
「はっ、っく、んん」
グレンは身を捩りながら快感から逃れようとするがマルクががっちりと手で身体を押さえつけているため抜け出せない。
「グレン、素直になったら気持ちよくなれるよ?」
マルクはわざとグレンのいいところ外しながら触れてくる。
グレンはどんどんともどかしい気持ちになっていく。
マルクの思うツボだとわかっていながらももどかしさにはかなわなかった。
「マルク、ちゃんと、シテくれ」
「ちゃんと、って?」
マルクの人差し指がツーっとグレンの腹部を撫でる。
グレンの背中はその指に釣られるように反った。
「ここに、入れて、こっちも触って」
片手で後ろの穴を示し、もう片方の手で胸元の赤い飾りを指す。
「ふふ、まぁ及第点かな」
マルクのいきり立った欲望がグレンのナカに押し入ってくると同時に真っ赤な飾りがマルクの口に吸い込まれた。
そこからもうグレンはマルクの好きなように弄ばれるのだった。
…
愛し合い、汁だらけになった二人の身体をなぜか元気なマルクが暖かい布で清める。
全身をくまなく拭われたグレンは取り換えられたシーツの上に仰向けに寝転がってぼーっと天井を見上げていた。
マルクは自分の身体を清めるとグレンの横に寝転がる。
そしてグレンの頭のしたに腕を通して腕枕にするとグレンの身体を引き寄せて反対の手でまだ少し熱の残ったグレンを抱きしめる。
「それで、なんでさっきあんなにムクれてたの?」
耳元で囁くように尋ねる。
グレンはこのマルクの情事の後の甘い声に弱かった。
マルクはそれをわかっていた。
だから行為中に問い詰めず、今、グレンに尋ねたのだ。
「…趣味が見つからないんだよ」
グレンは観念して小さな声でつぶやいた。
「え?趣味?」
マルクは目を見開いた。
まさかそんなことでむくれてたとは、と言わんばかりの反応だ。
「だって…ベットにいる時間が長すぎて暇なんだよ。腰が痛くて鍛錬もできねぇし、本読むのも嫌いだし…」
グレンはそのままマルクの胸元に顔をうずめてグリグリと頭を押し付ける。
「グレンの趣味、あるじゃん」
マルクが胸元にあるグレンの髪に指を通しながら答える。
「は?」
「僕とセック…」
「バカ!!」
グレンは慌ててマルクの口を手でふさいだ。
…
こうやってとりとめのない話して笑いあう二人の声が木霊してまた明日がやってくるのだった。
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