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社会人編
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電話で別れを告げた日以降、工藤から連絡が来ることはなかった。
ルリ子が連絡することもなく、また榊との交流もなかった。
唯一、遭遇する可能性のあった卒業式は学生の人数も多かったため2人に会うことないままルリ子の学生時代は幕を下ろす。
こうしてルリ子は恋と決別したまま社会人になるのである。
…
社会人になったルリ子は実家を離れて一人暮らしを始めた。
会社からほど近い新居は学生時代の友達から離れることができ、ルリ子の心の中をリフレッシュさせてくれる。
会社に入社してからは覚えることが多く、連日仕事に追われた。
休日は平日に後回しにした家事や買い物をしているとあっという間に過ぎてしまう。
そんな日々の中でルリ子から恋愛は自然的に消滅されていった。
「恋人とかは?いないの?」
ある日、会社の休憩時間に先輩と同期と食事をしていた時のことだ。
会話の流れから突然、恋バナになった。
ルリ子は聞き役に徹していたが、そうもいかなかった。
「えぇ、今はいません」
「今はってことは別れちゃったの?」
「仕事忙しいものね、新社会人になると色々と時間も作るの大変だろうし」
先輩はちょっと気まずかったのかルリ子をフォローしてくれたが、ルリ子は別に気にはしていなかった。
周り全員に恋人がいようがルリ子はもう恋をする気がなくなっている。
羨ましいという気すら起きない。
「私は仕事に生きるって決めたのだから」
みんなと仕事に戻る道すがら、ルリ子は誰にも聞こえないような声の大きさでつぶやいた。
…
入社してあっという間に9ヶ月が経ち、クリスマスの足音が近づいてきている。
そんなある日、休日にサキからカフェに行こうと呼び出された。
「久しぶり!」
「えぇ、お久しぶりね」
2人で会うのはマリとマリの彼氏と4人で会った時以来だった。
メッセージアプリなどで定期的に連絡を取り合ってはいた。
それに彼と別れたこともルリ子はサキとマリには報告はしている。
ルリ子は恋愛から距離を置きたい、そう告げていたはずだがサキは自身の独り身が長くなったからなのか、最近、マッチングアプリを始めたらしく自分の携帯でアプリを開いて見せてきた。
そこにはサキが様々な男性と会話をしている様子がうつっている。
「この人はね、医者って言ってるけどたぶん違う気がする」
「なぜ?プロフィールにはちゃんと医者って書いてあるわよ?」
「ん?あぁ病院名聞いて行ってみたけどいなかったから」
サキはケラケラと笑った。
「でも怖くないの?顔も知らない、会ったこともない人と恋愛するって」
「別に絶対恋愛しなきゃいけないってことはないよ。男の人と会話したいとかそんな気持ちでいいと思ってるよ」
「そうなの?そんなものなの?」
「いいから、とりあえず登録だけしちゃいなよ。失恋には新しい恋!若いうちに恋しないと後悔することになるよ?」
サキはルリ子の携帯で勝手に登録してしまった。
前までこんなに強引ではなかったはずだが、サキは最近少し様子がおかしいのだ。
ルリ子の話をちゃんと聞いてくれなくなった。
そればかりかSNSで聞いたこともないメーカーの化粧品の宣伝やら、副業の話ばかりしている。
「ねぇ、サキ、お仕事の方はどうなの?」
ルリ子と同じく新卒で入社したサキがあまり会社に馴染めていないという話を以前耳にしており、ルリ子は心配に思っていた。
「会社ならもう辞めたよ。だってこっちのほうが儲かるもの。知ってる?この化粧品に使われてる油、実は…」
サキはそういうとタブレットを取り出して、市販の化粧品がいかに粗悪かを語り始めた。
ルリ子は半分聞き流していた。
「でね!友達だから…初回は500円から始められるの、どう?あ、ルリ子が他の友達にすすめてくれたらルリ子にも紹介料入るよ!」
「あ、私、サキとマリくらいしか友達いないから…」
「えー、会社の人とかでもいいよ?」
「う、うん、考えておくわ…そういえばこちらのお仕事に出会ったきっかけってなんだったの?」
「それこそマッチングアプリであった社長さんが教えてくれたの!あ、この人なんだけど」
サキが見せてくれたSNSのページには白い歯が特徴的な目の覚めるような色のスーツの男性がいる。
「へ、へぇ、そうなの…」
「この人に出会えたおかげで色々勉強にもなったし、収入も増えたしかんしゃしかないの!で、私だけで独占するわけにもいかないからみんなに広めてるとこ」
ニコニコ語るサキは以前、マリの彼氏を叱った人とはまるで別人のようだった。
以前のサキはどこに行ってしまったのか。
寂しさのような悲しみのようなものがルリ子を突然襲ってくる。
「そう、なのね…気をつけてね、私、サキが悲しむところは見たくないわ」
「え、どうしたの急に」
サキは笑っていた。
ルリ子は込み上げてくる涙を堪えながら、飲み慣れないビールで喉の奥に仕舞い込んだ。
不意にサキが以前送ってくれたラジオの文字起こし動画を思い出す。
「ねぇ、昔、ラジオのリンク送ってくれたじゃない?あの人の動画、まだあるかしら」
「あーたぶん?全然聞かなくなっちゃったからわかんないけど探せば…あ、あった」
「そ、そう。それ私にまた送ってくれる?前に送ってくれたのが見当たらなくて」
「うん!いいよ!」
ルリ子は久しぶりにあの男性パーソナリティの声が聞きたくなった。
ルリ子の言葉をきっかけにあの声を思い出して、あの声を聞いて前みたいなサキに戻ってくれるように、そんな期待を込めてのことだった。
ルリ子が連絡することもなく、また榊との交流もなかった。
唯一、遭遇する可能性のあった卒業式は学生の人数も多かったため2人に会うことないままルリ子の学生時代は幕を下ろす。
こうしてルリ子は恋と決別したまま社会人になるのである。
…
社会人になったルリ子は実家を離れて一人暮らしを始めた。
会社からほど近い新居は学生時代の友達から離れることができ、ルリ子の心の中をリフレッシュさせてくれる。
会社に入社してからは覚えることが多く、連日仕事に追われた。
休日は平日に後回しにした家事や買い物をしているとあっという間に過ぎてしまう。
そんな日々の中でルリ子から恋愛は自然的に消滅されていった。
「恋人とかは?いないの?」
ある日、会社の休憩時間に先輩と同期と食事をしていた時のことだ。
会話の流れから突然、恋バナになった。
ルリ子は聞き役に徹していたが、そうもいかなかった。
「えぇ、今はいません」
「今はってことは別れちゃったの?」
「仕事忙しいものね、新社会人になると色々と時間も作るの大変だろうし」
先輩はちょっと気まずかったのかルリ子をフォローしてくれたが、ルリ子は別に気にはしていなかった。
周り全員に恋人がいようがルリ子はもう恋をする気がなくなっている。
羨ましいという気すら起きない。
「私は仕事に生きるって決めたのだから」
みんなと仕事に戻る道すがら、ルリ子は誰にも聞こえないような声の大きさでつぶやいた。
…
入社してあっという間に9ヶ月が経ち、クリスマスの足音が近づいてきている。
そんなある日、休日にサキからカフェに行こうと呼び出された。
「久しぶり!」
「えぇ、お久しぶりね」
2人で会うのはマリとマリの彼氏と4人で会った時以来だった。
メッセージアプリなどで定期的に連絡を取り合ってはいた。
それに彼と別れたこともルリ子はサキとマリには報告はしている。
ルリ子は恋愛から距離を置きたい、そう告げていたはずだがサキは自身の独り身が長くなったからなのか、最近、マッチングアプリを始めたらしく自分の携帯でアプリを開いて見せてきた。
そこにはサキが様々な男性と会話をしている様子がうつっている。
「この人はね、医者って言ってるけどたぶん違う気がする」
「なぜ?プロフィールにはちゃんと医者って書いてあるわよ?」
「ん?あぁ病院名聞いて行ってみたけどいなかったから」
サキはケラケラと笑った。
「でも怖くないの?顔も知らない、会ったこともない人と恋愛するって」
「別に絶対恋愛しなきゃいけないってことはないよ。男の人と会話したいとかそんな気持ちでいいと思ってるよ」
「そうなの?そんなものなの?」
「いいから、とりあえず登録だけしちゃいなよ。失恋には新しい恋!若いうちに恋しないと後悔することになるよ?」
サキはルリ子の携帯で勝手に登録してしまった。
前までこんなに強引ではなかったはずだが、サキは最近少し様子がおかしいのだ。
ルリ子の話をちゃんと聞いてくれなくなった。
そればかりかSNSで聞いたこともないメーカーの化粧品の宣伝やら、副業の話ばかりしている。
「ねぇ、サキ、お仕事の方はどうなの?」
ルリ子と同じく新卒で入社したサキがあまり会社に馴染めていないという話を以前耳にしており、ルリ子は心配に思っていた。
「会社ならもう辞めたよ。だってこっちのほうが儲かるもの。知ってる?この化粧品に使われてる油、実は…」
サキはそういうとタブレットを取り出して、市販の化粧品がいかに粗悪かを語り始めた。
ルリ子は半分聞き流していた。
「でね!友達だから…初回は500円から始められるの、どう?あ、ルリ子が他の友達にすすめてくれたらルリ子にも紹介料入るよ!」
「あ、私、サキとマリくらいしか友達いないから…」
「えー、会社の人とかでもいいよ?」
「う、うん、考えておくわ…そういえばこちらのお仕事に出会ったきっかけってなんだったの?」
「それこそマッチングアプリであった社長さんが教えてくれたの!あ、この人なんだけど」
サキが見せてくれたSNSのページには白い歯が特徴的な目の覚めるような色のスーツの男性がいる。
「へ、へぇ、そうなの…」
「この人に出会えたおかげで色々勉強にもなったし、収入も増えたしかんしゃしかないの!で、私だけで独占するわけにもいかないからみんなに広めてるとこ」
ニコニコ語るサキは以前、マリの彼氏を叱った人とはまるで別人のようだった。
以前のサキはどこに行ってしまったのか。
寂しさのような悲しみのようなものがルリ子を突然襲ってくる。
「そう、なのね…気をつけてね、私、サキが悲しむところは見たくないわ」
「え、どうしたの急に」
サキは笑っていた。
ルリ子は込み上げてくる涙を堪えながら、飲み慣れないビールで喉の奥に仕舞い込んだ。
不意にサキが以前送ってくれたラジオの文字起こし動画を思い出す。
「ねぇ、昔、ラジオのリンク送ってくれたじゃない?あの人の動画、まだあるかしら」
「あーたぶん?全然聞かなくなっちゃったからわかんないけど探せば…あ、あった」
「そ、そう。それ私にまた送ってくれる?前に送ってくれたのが見当たらなくて」
「うん!いいよ!」
ルリ子は久しぶりにあの男性パーソナリティの声が聞きたくなった。
ルリ子の言葉をきっかけにあの声を思い出して、あの声を聞いて前みたいなサキに戻ってくれるように、そんな期待を込めてのことだった。
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