3 / 31
大学生編
3
しおりを挟む
それから工藤とルリ子はお互いに連絡先を交換して別れた。
家に帰ったルリ子は自分の携帯の連絡先の欄に父親以外の男性がいることがとても新鮮に感じられた。
…
「おはよう、小宮さん」
「おはようございます、工藤くん」
授業や廊下で会えば挨拶をし、時間があったら共に時間を過ごすようになった二人が付き合い始めるのにそれほど時間はかからなかった。
ある日、ルリ子は工藤に呼び出されて大学の人気のない農学部が管理している庭園のような場所に呼び出されたのだ。
ルリ子はなんとなく告白されるのではないか、と察していたのかいつもより身なりに力がこもっている。
髪は少しアイロンで下の方をカールさせ、メイクはアイシャドウを心持て少し濃いめに、リップは可愛らしくピンクのラメ入り。
服装は淡いピンクの下地が花柄の長めのチュールスカートに金色のボタンの白いカーディガンを着ている。
全体的にガーリーに整えていた。
「おはよう、小宮さん、ここいいかな?」
必修授業の教室にいたルリ子の隣に榊がやってきた。
「榊さん、おはようございます。えぇ、どうぞ」
ルリ子は少し荷物を移動させる。
「あれ、小宮さん、これからなんか予定でもあるの?」
目ざとくルリ子のいつもと少し異なる装いから感じ取ったのか榊が尋ねてくる。
「え、えぇ…どこか変かしら、私?」
キョロキョロと自分の服装を確認するルリ子の様子を見て榊は笑っていた。
「いいえ、いつもよりとっても可愛らしいから。何かあるのかな、って思っただけ。大丈夫だよ小宮さん、どこも変じゃないよ」
お世辞かもしれないとルリ子は思ったが、可愛らしいと言われてうれしかった。
「ありがとう、榊さん…」
「ふふ、いいことあるといいね」
…
気もそぞろのままに榊の隣でなんとか授業を受け終えたルリ子は工藤に呼び出された場所に向かっていた。
ルリ子の心臓は工藤に呼び出された場所に近づくにつれて大きく鼓動する。
「あ、小宮さん、来てくれてありがとう」
微笑む工藤の顔を見てルリ子の緊張は頂点に達していた。
「い、いえ…それでお話って…」
ルリ子はいつになくもじもじとしている。
「あの、その…小宮さん、俺、小宮さんのこと好きだって気づいたんだ。良かったら、良かったら俺と付き合ってくれませんか?」
バっと工藤が片手を差し出す。
ルリ子は大きく目を瞬かせる。
工藤の片手をそっと握ったルリ子はバクンバクンとなり続ける鼓動が工藤に聞こえてしまわないか不安だった。
「よ、よろしくお願いしいたしますわ!!」
「え、いいの!?」
握られた片手を凝視して工藤は驚いていた。
「は、はい」
ルリ子は頷いた。
「よっしゃ!!!」
工藤は嬉しそうに叫んだ。
・・・
ルリ子が思い返す彼との出会いは、普通の人にとってはごくごく平凡なものだっただろう。
同じ大学でたまたま話が合って、告白されて、付き合い始めて。
だがしかしそれはルリ子には運命のように感じられた。
付き合い始めてからお互いの呼び方を変えた。
「ルリ子、今日空いてる?俺バイト休みになったからこの前、気になるって言ってたカフェ行こうよ」
「ええ、亮くん、ぜひ」
工藤はサークルに入らず、バイトに明け暮れていた。
もちろんちゃんと授業は出ているが、ほとんどの時間を趣味のバイクとツーリングにあてている。
たまにルリ子を誘ってカフェやショッピングに連れ出してくれるが、免許の年月の関係でまだ二人乗りはできないので、ツーリングに行くときはルリ子は置いてけぼりだった。
ルリ子もサークルには入らず、親の紹介で初めた試験監督のアルバイトを不定期で行っている。
趣味という趣味は読書くらいなもので、工藤がツーリングに行っている間は図書館に行ったり、本屋を巡ったりしていた。
まだ付き合い始めて一か月も経っていないがルリ子はそれなりに幸せだった。
「どう?工藤くんとのお付き合いは」
唯一、榊にはルリ子は工藤と付き合っていることを告げていた。
報告した時はやっぱりという反応をされたので、榊の目ざとさには驚いたルリ子だった。
「順調、なのかしら」
「そっかそっか。小宮さんが幸せそうだから、なんか私も彼氏欲しくなっちゃったよ」
「どなたかいらっしゃらないの?」
「う~ん、なかなかねぇ…」
二人はそれまであまりしなかった恋の話をするようになった。
榊はそれまで大学の中でも派手な人たちを束ねるように行動していたが、最近はルリ子とも一緒にいてくれる。
榊くらいしか友達がいないルリ子にはありがたかった。
ただ高校からの友人であるマリは榊のように微笑ましくルリ子を見守ってはくれなかった。
それはルリ子が彼氏ができたとマリに電話で報告した時のことである。
「いい、高校生の頃に抱いていた憧れは捨てなよ」
おめでとうの一言のあとだった。
マリが少し鋭い口調でルリ子にそう告げたのは。
「え?」
「少女漫画は所詮フィクションよ。彼氏がいつまでも彼女がカラダを許してくれなかったら次に行くのはあたりまえなんだから」
まるで自分がされたかのような口調でマリは吐き捨てた。
「で、でも、彼はそんなことしないわ…」
「ルリ子が結婚するまでカラダの関係を持ちたくないって考えなのはわかる。でも理想と現実は違うの、ちゃんと理解しておかないと傷つくのはルリ子なのよ?」
「…わかったわ」
ルリ子はマリの言葉を飲み込めなかったが、忠告として受け止めておいた。
家に帰ったルリ子は自分の携帯の連絡先の欄に父親以外の男性がいることがとても新鮮に感じられた。
…
「おはよう、小宮さん」
「おはようございます、工藤くん」
授業や廊下で会えば挨拶をし、時間があったら共に時間を過ごすようになった二人が付き合い始めるのにそれほど時間はかからなかった。
ある日、ルリ子は工藤に呼び出されて大学の人気のない農学部が管理している庭園のような場所に呼び出されたのだ。
ルリ子はなんとなく告白されるのではないか、と察していたのかいつもより身なりに力がこもっている。
髪は少しアイロンで下の方をカールさせ、メイクはアイシャドウを心持て少し濃いめに、リップは可愛らしくピンクのラメ入り。
服装は淡いピンクの下地が花柄の長めのチュールスカートに金色のボタンの白いカーディガンを着ている。
全体的にガーリーに整えていた。
「おはよう、小宮さん、ここいいかな?」
必修授業の教室にいたルリ子の隣に榊がやってきた。
「榊さん、おはようございます。えぇ、どうぞ」
ルリ子は少し荷物を移動させる。
「あれ、小宮さん、これからなんか予定でもあるの?」
目ざとくルリ子のいつもと少し異なる装いから感じ取ったのか榊が尋ねてくる。
「え、えぇ…どこか変かしら、私?」
キョロキョロと自分の服装を確認するルリ子の様子を見て榊は笑っていた。
「いいえ、いつもよりとっても可愛らしいから。何かあるのかな、って思っただけ。大丈夫だよ小宮さん、どこも変じゃないよ」
お世辞かもしれないとルリ子は思ったが、可愛らしいと言われてうれしかった。
「ありがとう、榊さん…」
「ふふ、いいことあるといいね」
…
気もそぞろのままに榊の隣でなんとか授業を受け終えたルリ子は工藤に呼び出された場所に向かっていた。
ルリ子の心臓は工藤に呼び出された場所に近づくにつれて大きく鼓動する。
「あ、小宮さん、来てくれてありがとう」
微笑む工藤の顔を見てルリ子の緊張は頂点に達していた。
「い、いえ…それでお話って…」
ルリ子はいつになくもじもじとしている。
「あの、その…小宮さん、俺、小宮さんのこと好きだって気づいたんだ。良かったら、良かったら俺と付き合ってくれませんか?」
バっと工藤が片手を差し出す。
ルリ子は大きく目を瞬かせる。
工藤の片手をそっと握ったルリ子はバクンバクンとなり続ける鼓動が工藤に聞こえてしまわないか不安だった。
「よ、よろしくお願いしいたしますわ!!」
「え、いいの!?」
握られた片手を凝視して工藤は驚いていた。
「は、はい」
ルリ子は頷いた。
「よっしゃ!!!」
工藤は嬉しそうに叫んだ。
・・・
ルリ子が思い返す彼との出会いは、普通の人にとってはごくごく平凡なものだっただろう。
同じ大学でたまたま話が合って、告白されて、付き合い始めて。
だがしかしそれはルリ子には運命のように感じられた。
付き合い始めてからお互いの呼び方を変えた。
「ルリ子、今日空いてる?俺バイト休みになったからこの前、気になるって言ってたカフェ行こうよ」
「ええ、亮くん、ぜひ」
工藤はサークルに入らず、バイトに明け暮れていた。
もちろんちゃんと授業は出ているが、ほとんどの時間を趣味のバイクとツーリングにあてている。
たまにルリ子を誘ってカフェやショッピングに連れ出してくれるが、免許の年月の関係でまだ二人乗りはできないので、ツーリングに行くときはルリ子は置いてけぼりだった。
ルリ子もサークルには入らず、親の紹介で初めた試験監督のアルバイトを不定期で行っている。
趣味という趣味は読書くらいなもので、工藤がツーリングに行っている間は図書館に行ったり、本屋を巡ったりしていた。
まだ付き合い始めて一か月も経っていないがルリ子はそれなりに幸せだった。
「どう?工藤くんとのお付き合いは」
唯一、榊にはルリ子は工藤と付き合っていることを告げていた。
報告した時はやっぱりという反応をされたので、榊の目ざとさには驚いたルリ子だった。
「順調、なのかしら」
「そっかそっか。小宮さんが幸せそうだから、なんか私も彼氏欲しくなっちゃったよ」
「どなたかいらっしゃらないの?」
「う~ん、なかなかねぇ…」
二人はそれまであまりしなかった恋の話をするようになった。
榊はそれまで大学の中でも派手な人たちを束ねるように行動していたが、最近はルリ子とも一緒にいてくれる。
榊くらいしか友達がいないルリ子にはありがたかった。
ただ高校からの友人であるマリは榊のように微笑ましくルリ子を見守ってはくれなかった。
それはルリ子が彼氏ができたとマリに電話で報告した時のことである。
「いい、高校生の頃に抱いていた憧れは捨てなよ」
おめでとうの一言のあとだった。
マリが少し鋭い口調でルリ子にそう告げたのは。
「え?」
「少女漫画は所詮フィクションよ。彼氏がいつまでも彼女がカラダを許してくれなかったら次に行くのはあたりまえなんだから」
まるで自分がされたかのような口調でマリは吐き捨てた。
「で、でも、彼はそんなことしないわ…」
「ルリ子が結婚するまでカラダの関係を持ちたくないって考えなのはわかる。でも理想と現実は違うの、ちゃんと理解しておかないと傷つくのはルリ子なのよ?」
「…わかったわ」
ルリ子はマリの言葉を飲み込めなかったが、忠告として受け止めておいた。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
狂愛的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執着愛〜
羽村美海
恋愛
古式ゆかしき華道の家元のお嬢様である美桜は、ある事情から、家をもりたてる駒となれるよう厳しく育てられてきた。
とうとうその日を迎え、見合いのため格式高い高級料亭の一室に赴いていた美桜は貞操の危機に見舞われる。
そこに現れた男により救われた美桜だったが、それがきっかけで思いがけない展開にーー
住む世界が違い、交わることのなかったはずの尊の不器用な優しさに触れ惹かれていく美桜の行き着く先は……?
✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦
✧天澤美桜•20歳✧
古式ゆかしき華道の家元の世間知らずな鳥籠のお嬢様
✧九條 尊•30歳✧
誰もが知るIT企業の経営者だが、実は裏社会の皇帝として畏れられている日本最大の極道組織泣く子も黙る極心会の若頭
✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦
*西雲ササメ様より素敵な表紙をご提供頂きました✨
※TL小説です。設定上強引な展開もあるので閲覧にはご注意ください。
※設定や登場する人物、団体、グループの名称等全てフィクションです。
※随時概要含め本文の改稿や修正等をしています。
✧
✧連載期間22.4.29〜22.7.7 ✧
✧22.3.14 エブリスタ様にて先行公開✧
【第15回らぶドロップス恋愛小説コンテスト一次選考通過作品です。コンテストの結果が出たので再公開しました。※エブリスタ様限定でヤス視点のSS公開中】
隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
人違いラブレターに慣れていたので今回の手紙もスルーしたら、片思いしていた男の子に告白されました。この手紙が、間違いじゃないって本当ですか?
石河 翠
恋愛
クラス内に「ワタナベ」がふたりいるため、「可愛いほうのワタナベさん」宛のラブレターをしょっちゅう受け取ってしまう「そうじゃないほうのワタナベさん」こと主人公の「わたし」。
ある日「わたし」は下駄箱で、万年筆で丁寧に宛名を書いたラブレターを見つける。またかとがっかりした「わたし」は、その手紙をもうひとりの「ワタナベ」の下駄箱へ入れる。
ところが、その話を聞いた隣のクラスのサイトウくんは、「わたし」が驚くほど動揺してしまう。 実はその手紙は本当に彼女宛だったことが判明する。そしてその手紙を書いた「地味なほうのサイトウくん」にも大きな秘密があって……。
「真面目」以外にとりえがないと思っている「わたし」と、そんな彼女を見守るサイトウくんの少女マンガのような恋のおはなし。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しています。
扉絵は汐の音さまに描いていただきました。
憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
けいこ
恋愛
15歳のまだ子どもだった私を励まし続けてくれた家庭教師の「千隼先生」。
私は密かに先生に「憧れ」ていた。
でもこれは、恋心じゃなくただの「憧れ」。
そう思って生きてきたのに、10年の月日が過ぎ去って25歳になった私は、再び「千隼先生」に出会ってしまった。
久しぶりに会った先生は、男性なのにとんでもなく美しい顔立ちで、ありえない程の大人の魅力と色気をまとってた。
まるで人気モデルのような文句のつけようもないスタイルで、その姿は周りを魅了して止まない。
しかも、高級ホテルなどを世界展開する日本有数の大企業「晴月グループ」の御曹司だったなんて…
ウエディングプランナーとして働く私と、一緒に仕事をしている仲間達との関係、そして、家族の絆…
様々な人間関係の中で進んでいく新しい展開は、毎日何が起こってるのかわからないくらい目まぐるしくて。
『僕達の再会は…本当の奇跡だ。里桜ちゃんとの出会いを僕は大切にしたいと思ってる』
「憧れ」のままの存在だったはずの先生との再会。
気づけば「千隼先生」に偽装恋愛の相手を頼まれて…
ねえ、この出会いに何か意味はあるの?
本当に…「奇跡」なの?
それとも…
晴月グループ
LUNA BLUホテル東京ベイ 経営企画部長
晴月 千隼(はづき ちはや) 30歳
×
LUNA BLUホテル東京ベイ
ウエディングプランナー
優木 里桜(ゆうき りお) 25歳
うららかな春の到来と共に、今、2人の止まった時間がキラキラと鮮やかに動き出す。
甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる