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離縁届にサインを…1
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「ルーナさん、サムさん、少しお時間いいですか?相談したいことがあるんですが。」
「ああ、もちろんだとも.
さあ、お茶でも飲みながら聞こうじゃないかねえ。」
「あの家を出てきてからずっと気になっていたんですが。
...あの、まだ、離縁届を協会に出してないんです。
もうすぐ生まれてくるこの子のためにも、届を出した方がいいのかなと思って。
私も早くあの人のことを忘れた方がいいのでしょうし…。
で、一度あの人に会ってサインをもらってこようかと思うのですが。」
「そういうことか。そうだなあ。
俺が代わりにそいつに会いに行って、サインをさせることもできるが。
メグちゃんは今、大事な体なんだから、そんな奴に会いにいって体を壊したら大変だぞ。」
「なんだい、そんなことならエリーに任せたらいいじゃないか!
よし、そうと決まれば、今から聞いてみようかね!」
「ああ、エリー?!久しぶりだね!えっ?つい最近話したばかりだろって?!
あっはっはー!そうだったかね!!」
「ちょいとあんたに頼みたいことがあってね。
メグが離縁届を出したいそうなんだけどね。
あんた、あの男のサインをメグの代わりに頼めるかい?」
「任せときなって?さっすがだねえ!よっしゃまかせたよ!!
え?四の五の言わせないって?!はっはっは!頼りになるね!」
この話はとんとん拍子に進んだ。
エリーさんがブラッドのサインをもらって、書類をこちらに郵送してくれることになった。
「ああ、もちろんだとも.
さあ、お茶でも飲みながら聞こうじゃないかねえ。」
「あの家を出てきてからずっと気になっていたんですが。
...あの、まだ、離縁届を協会に出してないんです。
もうすぐ生まれてくるこの子のためにも、届を出した方がいいのかなと思って。
私も早くあの人のことを忘れた方がいいのでしょうし…。
で、一度あの人に会ってサインをもらってこようかと思うのですが。」
「そういうことか。そうだなあ。
俺が代わりにそいつに会いに行って、サインをさせることもできるが。
メグちゃんは今、大事な体なんだから、そんな奴に会いにいって体を壊したら大変だぞ。」
「なんだい、そんなことならエリーに任せたらいいじゃないか!
よし、そうと決まれば、今から聞いてみようかね!」
「ああ、エリー?!久しぶりだね!えっ?つい最近話したばかりだろって?!
あっはっはー!そうだったかね!!」
「ちょいとあんたに頼みたいことがあってね。
メグが離縁届を出したいそうなんだけどね。
あんた、あの男のサインをメグの代わりに頼めるかい?」
「任せときなって?さっすがだねえ!よっしゃまかせたよ!!
え?四の五の言わせないって?!はっはっは!頼りになるね!」
この話はとんとん拍子に進んだ。
エリーさんがブラッドのサインをもらって、書類をこちらに郵送してくれることになった。
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