51 / 68
第51話 コーロントでの初めての休息
しおりを挟む
かわいそうなほど貧相な見た目をしている案内役のガラライ。
気にしないようにしてきたが、どうしても気になる。
今は戦い相手も聞いてた通りの、会話ができないやからばかりのかなり面倒な道のりを案内させている。
荒くれをラーブのスキルで女の子にしたせいか、ラーブが言うように俺が子どもに弱いのか見ているこっちが申し訳なくなってくる。
だが特に貸し出せる装備もない。
「はー。疲れたー」
ラーブが寄りかかってくる。
「自分で立って歩けないのか?」
「歩けるけどー。疲れたー」
ラーブはあからさまだが、他のメンバーも準備を整えてきたとはいえ、慣れない場所のせいですでに疲労が溜まってきたのが目に見えてわかる。
こんなところに人がいるはずもないし、装備も休みもどこか安全なところで考えるしかないか。
「ん? なんだアレ」
遠巻きに見てもこれまでと雰囲気が違うのがわかった。
「サキュバスじゃない?」
一応聖職者なだけあり、悪魔にも詳しいのかラーブが言った。
尻尾や羽根の様子からしておそらくサキュバスなのだろうが、モンスターの実力としてはコーロントには不相応な気がする。
よほど特殊な個体なのだろうか。
ガラライの方をちろりと見ると、ラーブに隠れながら話し出した。
「力が全て、力さえあればなんでもできる。私たちの集まりはそうやって小さな集団で生活してます。ここはその一つ、サキュバスが集まるような場所です。男相手なら多分敵なしです」
なるほど、力が弱くても男なら勝てるせいで生き残れているのか。
つまり、男子禁制ってことか。
まあ、チャームとか厄介そうだし、引っかかると一生エサにされるわけか。
「ですが、女性相手ならいがみ合う必要もないので人間相手でも友好的です」
「遠回りするか」
「どうしてですか? 私たちなら問題ないかと」
「ガラライちゃんもこう言ってるよ? ラウルちゃん。せっかく休めそうなところなんだよ?」
タマミの言い分ももっともだ。
ここまで戦闘が連続しているせいで体力消費が激しい。
全員疲労困憊だ。
だが。
「俺は絶対ここに入りたくない。身の危険を感じる」
「チャームなら我がいることで無効だぞ」
神が言ってくる。
「そうです。サキュバス程度にそそのかされるラウル様ではありません!」
ヨーリンまでもこう言ってくる。
「おにいはそもそもこんな時にぴったりのスキル持ってるじゃん」
アルカが言いたいのは俺の変身だろう。あれはスキルと呼んでいいのかわからないが。
「別に俺がアルカの姿にもなれるのはこう言う時のためじゃないから」
俺に抗議するようにベヒが眠そうに座り込んでしまった。
「ベヒ疲れた」
元々巨龍だったとはいえ、今はただの幼い女の子。
戦闘が続けば誰より疲れるか。
「ラウルちゃんって仲間のためって言いながら結構自分本位だよね」
「ぐぬぬぬぬぬ」
永年自分本位のラーブに言われるとかなり悔しい。
「仕方ねぇ! サキュバスの村くらい入ってやってやんよ! 休めるってんなら休もうじゃねぇか!」
「行くのなら人伝で聞いた話ですが、サキュバスに対しては人間なら年下として甘える感じがいいらしいです」
「アドバイスありがとよ」
俺が笑いかけると、ようやく少しは安心したようにガラライが笑い返してくれた。
しかし、甘える? 甘えるってどうしたら。
「おにい、おにい」
俺はアルカに呼び止められ、少し耳を傾けた。
「あ、あの」
「はあい?」
今の俺はアルカと二人。
大人っぽいサキュバスのお姉さんに今日の寝床を求めて声をかけた。
「お、わたし今日泊まる場所がないの。お姉さんに優しくしてほしいな?」
顔がゆであがるように熱くなるのを感じる。
これでいいのか。アルカ。なあ!
「いいわよ。うちへいらっしゃい」
いいのか?
さっそく家まで案内されるとそこはいかがわしい雰囲気。
「ここまで来られる人間の女の子なんていつぶりかしら。勇者のツレくらい?」
「へ、へー」
ダメだ。このキャラクター。俺には無理だ。
座り方も自由が効かないし、なんか落ち着かない。
アルカの見た目でも今まで男のままでやってきたから全然できない。
女の子って大変だ!
「もうげんか、むっ!」
慌てた様子のアルカに口をふさがれた。
「……おとなしくしてて。女性には友好的って言ってもバレたらどうなるかわからないでしょ」
俺はコクコクとうなずき、せめて黙っておくことにした。
「ねえ」
「はい?」
俺の代わりに答えてくれるアルカの声に緊張感が帯びている。
「あなたたち実はかわいらしい男の子だったりしない? この辺、男のにおいがすると思わない?」
舌なめずりをしながら、なまめかしい吐息を漏らしてサキュバスのお姉さんは頬を赤く上気させている。
え、俺アルカの姿だよ? バレてるの?
「わたしたちは双子でお兄ちゃんいるから。ね?」
なんて答えたらいいか慌てる俺にアルカは肘でついてくる。
「う、うん!」
「そうなの? うーん。確かに二人も男の子が目の前にいるにしてはにおいが薄い。確かに兄弟って考えると納得だわ」
サキュバスのお姉さんは納得でも、俺はビミョーな気分なんだが。
「ごめんなさい。変な態度をとって。これがサキュバスの本能なの」
「いいえ。大丈夫ですよ」
「そう言ってもらえるとありがたいわ。その代わりと言ってはなんだけど、ここでゆっくり休んでいってもらっていいからね。この先にどんな用事があるのかは知らないけど、ここからが過酷だから」
「ありがとうございます」
「あ、ありがとうございます」
「ふふふ。かわいいお客さんね」
気づくと寝てしまっていたのか、朝だった。
「……ひっ」
俺は慌てて布団を抱き寄せた。
今までそこまで寝相が悪かったことはなかったが、相当寝相が悪かったのだろう。
俺は何も着ていなかった。
だが、なんだろう。ものすごくスッキリしている。
今までの人生で最高の目覚めだ。
「んー! おはよう!」
「お、おはよう」
俺は思わず目をそらす。
アルカも服を着ていなかったからだ。
そして、アルカはそれを気にする様子もない。
兄妹とはいえ気にするもんじゃないか?
「目が覚めた?」
サキュバスは裸エプロンで何やら準備をしている。
「装備は手入れさせてもらったわ。朝食も食べてって」
結局、至れり尽くせりやってもらってしまった。
他のところで休んでいた仲間たちも存分に休めたようだった。
結果としては無駄な戦闘も避けられ、回復もできた。案内役の装備まで用意してくれたようだ。
だが。
「絶対来ない! 二度と!」
十分離れてから俺は大声で叫んだ。
「ちょっと楽しそうだったよ? おにい」
「う、うるさい!」
とにかく先を急ぐことにした。
「……いずれ会うお姉様方によろしくね。って聞こえないか」
手を振るサキュバスのお姉さんが何か口を動かしている気がした。
気にしないようにしてきたが、どうしても気になる。
今は戦い相手も聞いてた通りの、会話ができないやからばかりのかなり面倒な道のりを案内させている。
荒くれをラーブのスキルで女の子にしたせいか、ラーブが言うように俺が子どもに弱いのか見ているこっちが申し訳なくなってくる。
だが特に貸し出せる装備もない。
「はー。疲れたー」
ラーブが寄りかかってくる。
「自分で立って歩けないのか?」
「歩けるけどー。疲れたー」
ラーブはあからさまだが、他のメンバーも準備を整えてきたとはいえ、慣れない場所のせいですでに疲労が溜まってきたのが目に見えてわかる。
こんなところに人がいるはずもないし、装備も休みもどこか安全なところで考えるしかないか。
「ん? なんだアレ」
遠巻きに見てもこれまでと雰囲気が違うのがわかった。
「サキュバスじゃない?」
一応聖職者なだけあり、悪魔にも詳しいのかラーブが言った。
尻尾や羽根の様子からしておそらくサキュバスなのだろうが、モンスターの実力としてはコーロントには不相応な気がする。
よほど特殊な個体なのだろうか。
ガラライの方をちろりと見ると、ラーブに隠れながら話し出した。
「力が全て、力さえあればなんでもできる。私たちの集まりはそうやって小さな集団で生活してます。ここはその一つ、サキュバスが集まるような場所です。男相手なら多分敵なしです」
なるほど、力が弱くても男なら勝てるせいで生き残れているのか。
つまり、男子禁制ってことか。
まあ、チャームとか厄介そうだし、引っかかると一生エサにされるわけか。
「ですが、女性相手ならいがみ合う必要もないので人間相手でも友好的です」
「遠回りするか」
「どうしてですか? 私たちなら問題ないかと」
「ガラライちゃんもこう言ってるよ? ラウルちゃん。せっかく休めそうなところなんだよ?」
タマミの言い分ももっともだ。
ここまで戦闘が連続しているせいで体力消費が激しい。
全員疲労困憊だ。
だが。
「俺は絶対ここに入りたくない。身の危険を感じる」
「チャームなら我がいることで無効だぞ」
神が言ってくる。
「そうです。サキュバス程度にそそのかされるラウル様ではありません!」
ヨーリンまでもこう言ってくる。
「おにいはそもそもこんな時にぴったりのスキル持ってるじゃん」
アルカが言いたいのは俺の変身だろう。あれはスキルと呼んでいいのかわからないが。
「別に俺がアルカの姿にもなれるのはこう言う時のためじゃないから」
俺に抗議するようにベヒが眠そうに座り込んでしまった。
「ベヒ疲れた」
元々巨龍だったとはいえ、今はただの幼い女の子。
戦闘が続けば誰より疲れるか。
「ラウルちゃんって仲間のためって言いながら結構自分本位だよね」
「ぐぬぬぬぬぬ」
永年自分本位のラーブに言われるとかなり悔しい。
「仕方ねぇ! サキュバスの村くらい入ってやってやんよ! 休めるってんなら休もうじゃねぇか!」
「行くのなら人伝で聞いた話ですが、サキュバスに対しては人間なら年下として甘える感じがいいらしいです」
「アドバイスありがとよ」
俺が笑いかけると、ようやく少しは安心したようにガラライが笑い返してくれた。
しかし、甘える? 甘えるってどうしたら。
「おにい、おにい」
俺はアルカに呼び止められ、少し耳を傾けた。
「あ、あの」
「はあい?」
今の俺はアルカと二人。
大人っぽいサキュバスのお姉さんに今日の寝床を求めて声をかけた。
「お、わたし今日泊まる場所がないの。お姉さんに優しくしてほしいな?」
顔がゆであがるように熱くなるのを感じる。
これでいいのか。アルカ。なあ!
「いいわよ。うちへいらっしゃい」
いいのか?
さっそく家まで案内されるとそこはいかがわしい雰囲気。
「ここまで来られる人間の女の子なんていつぶりかしら。勇者のツレくらい?」
「へ、へー」
ダメだ。このキャラクター。俺には無理だ。
座り方も自由が効かないし、なんか落ち着かない。
アルカの見た目でも今まで男のままでやってきたから全然できない。
女の子って大変だ!
「もうげんか、むっ!」
慌てた様子のアルカに口をふさがれた。
「……おとなしくしてて。女性には友好的って言ってもバレたらどうなるかわからないでしょ」
俺はコクコクとうなずき、せめて黙っておくことにした。
「ねえ」
「はい?」
俺の代わりに答えてくれるアルカの声に緊張感が帯びている。
「あなたたち実はかわいらしい男の子だったりしない? この辺、男のにおいがすると思わない?」
舌なめずりをしながら、なまめかしい吐息を漏らしてサキュバスのお姉さんは頬を赤く上気させている。
え、俺アルカの姿だよ? バレてるの?
「わたしたちは双子でお兄ちゃんいるから。ね?」
なんて答えたらいいか慌てる俺にアルカは肘でついてくる。
「う、うん!」
「そうなの? うーん。確かに二人も男の子が目の前にいるにしてはにおいが薄い。確かに兄弟って考えると納得だわ」
サキュバスのお姉さんは納得でも、俺はビミョーな気分なんだが。
「ごめんなさい。変な態度をとって。これがサキュバスの本能なの」
「いいえ。大丈夫ですよ」
「そう言ってもらえるとありがたいわ。その代わりと言ってはなんだけど、ここでゆっくり休んでいってもらっていいからね。この先にどんな用事があるのかは知らないけど、ここからが過酷だから」
「ありがとうございます」
「あ、ありがとうございます」
「ふふふ。かわいいお客さんね」
気づくと寝てしまっていたのか、朝だった。
「……ひっ」
俺は慌てて布団を抱き寄せた。
今までそこまで寝相が悪かったことはなかったが、相当寝相が悪かったのだろう。
俺は何も着ていなかった。
だが、なんだろう。ものすごくスッキリしている。
今までの人生で最高の目覚めだ。
「んー! おはよう!」
「お、おはよう」
俺は思わず目をそらす。
アルカも服を着ていなかったからだ。
そして、アルカはそれを気にする様子もない。
兄妹とはいえ気にするもんじゃないか?
「目が覚めた?」
サキュバスは裸エプロンで何やら準備をしている。
「装備は手入れさせてもらったわ。朝食も食べてって」
結局、至れり尽くせりやってもらってしまった。
他のところで休んでいた仲間たちも存分に休めたようだった。
結果としては無駄な戦闘も避けられ、回復もできた。案内役の装備まで用意してくれたようだ。
だが。
「絶対来ない! 二度と!」
十分離れてから俺は大声で叫んだ。
「ちょっと楽しそうだったよ? おにい」
「う、うるさい!」
とにかく先を急ぐことにした。
「……いずれ会うお姉様方によろしくね。って聞こえないか」
手を振るサキュバスのお姉さんが何か口を動かしている気がした。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった
盛平
ファンタジー
パティは教会に捨てられた少女。パティは村では珍しい黒い髪と黒い瞳だったため、村人からは忌子といわれ、孤独な生活をおくっていた。この世界では十歳になると、神さまから一つだけ魔法を授かる事ができる。パティは神さまに願った。ずっと側にいてくれる友達をくださいと。
神さまが与えてくれた友達は、犬、猫、インコ、カメだった。友達は魔法でパティのお願いを何でも叶えてくれた。
パティは友達と一緒に冒険の旅に出た。パティの生活環境は激変した。パティは究極の妹属性だったのだ。冒険者協会の美人受付嬢と美女の女剣士が、どっちがパティの姉にふさわしいかケンカするし、永遠の美少女にも気に入られてしまう。
ぼっち少女の愛されまくりな旅が始まる。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる