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第46話 邪神を倒した報酬
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邪神はスライムとともに消えてなくなった。
「はは。やったな。邪神を倒せた……うおっ」
視界が回る。
「痛っ」
安心したせいか、慣れない変身の反動からか、俺はその場に倒れ込んでしまった。
急に体が重くなりどっと疲れが押し寄せてくる感覚がある。
気づくと俺の体は元のアルカの姿に戻っていた。
俺の姿ではないのに、元の姿ってのも変な話だが、今はこれが元の姿だ。アルカの姿になっていることに少し慣れてきてしまっているのかもしれない。
「お疲れ様ですラウル様」
影に戻ったはずのヨーリンは俺の足から影の姿のまま這い上がってくる。
そういえばさっきヨーリンが俺の中に入ってきた時、影がなかったような。
「って、おい! 何俺の体に入ってきてるんだよ! 邪神との戦いは終わったんだよ!」
「いいじゃないですか、将来夫婦になるんです。戦いの疲れを取ることくらいワタクシに任せてください」
邪神がいなくなり力が弱まったせいか、神が俺の体から出ていっても、ヨーリンは俺の体に入ってこれるようになったらしい。
俺の方にも痛みはないし、この方がいい。
これでスキルをいつでも借りられるわけだが、油断すると体を自由にされるのか。
操作できないとか言っていたが、やはりヨーリンの感情に俺の体が左右されるらしい。
「おい。俺の体を使ってナニしようとしてるんだよ」
「何ってお身体をマッサージして差し上げようとしているだけですわ」
「なら、異様に胸に手を近づける必要はないだろう?」
「大胸筋からマッサージしようかと」
「胸揉みたいだけだろ! やめろ! これは俺の体じゃなくてアルカの体なんだからな!」
俺の抵抗で一時的にでも納得したのか、腕が俺の胸に近づくのは止まった。
よかった。わかってくれたようだ。
「恥ずかしいんですか?」
「恥ずかしい?」
「マッサージして声を漏らすのが」
「何言ってんの?」
「乙女なんですね」
「うるさいな。そういう問題じゃないだろ」
「でも、このお身体はラウル様のものでしょう?」
「まあ、そうだが……」
なんとも難しい。
見た目がアルカなだけで俺の体。
そもそも、俺は一度死んでいるわけで。
「細かいことはいいんだよ! ダメなものはダメ! 夫婦になりたいんだったら相手の気持ちも考えて場所と節度は守ろうぜ」
「わかりました。ラウル様がワタクシを妻と認めてくださったので今日のところはこれくらいにしておくとします」
「妻だと認めたわけじゃないけどな」
ヨーリンが俺の体から出ていった。
ひとまず、スキルを貸すのも影になるのも邪神の影響はなかったということで安心していいのか?
それとも与えられたものはもう邪神がいなくなっても使えるってことか?
「何にしても俺のことより、まずは仲間のしんぱ」
「妻って何!」
勢いよく俺の肩を掴んで揺らしてきたのはタマミだった。
「え」
「ラウルちゃん! 妻って何? ラウルちゃんって女の子と結婚してたの?」
今までで一番の迫力でタマミは俺を揺さぶってくる。
スキルで強化しているみたいだ。頭がガンガンする。
「いや、してないけど。ヨーリンが勝手に言ってるだけだよ」
「なぁんだ。そっか。よかった」
「よかった?」
「あ、別に特別な意味はないから!」
「そうか? 何にしてもタマミは元気そうだな」
「うん。元気だよ」
「だが、わかったから手を離してほしいんだが」
「あ、ごめん」
興奮していたのか、顔を赤くしたままタマミは歩いていってしまった。
まあ、妻がいて女になってたりしたら色々問題ありそうだしな。
タマミは信心深いらしいしその辺、気を遣ってくれたってことか。
「どしたの? ラウルちゃん」
今度はタマミの言葉で起きたらしいラーブが話しかけてきた。
「邪神は俺が倒しておいた。ラーブは無事か?」
「うわっ! 服が溶けてる。これがスライムの力……」
ラーブはじっと俺のことを見つめてくる。
俺は思わず目をそらした。
「あえて肌を露出させるのはやめてくれないか?」
「別にそんなことしてないけどなー。ラウルちゃん照れてるー。今は女の子同士だから大丈夫だと思うけど?」
「俺の中身は男だし、そういう問題じゃないだろ。無事かどうか聞いてるんだ。装備はまた今度準備してやるから」
「つれないなぁ。あっ装備は可愛いのね」
「へいへい」
「それと私は大丈夫だよ。ベヒちゃんもシニーちゃんも大丈夫そう」
「目を覚ましてないみたいだが?」
「体が小さいのとラウルちゃんよりショックが大きいかったのか疲れ切っちゃったみたい」
「そうか」
寝て回復するならいいが、とりあえず今は寝かせておくとするか。
「おにい」
タイミングをうかがっていたようにアルカがやってきた。
「アルカは大丈夫か?」
こくりと頷く。
よかった。俺はここまでで一番ホッとした。
やはり、アルカが無事なことが俺にとって何より大事だ。
「神様。おにいは」
「ああ。そうだな。約束通り、男に戻る力を与えてやろう」
「いいのか?」
「いいに決まっているだろう。本来は大魔王討伐の時点で与えるべきだったが、与えられなかったからな。望みは変わらずか?」
「ああ。俺に男にも女にもなれる力をくれ」
「お、おにい」
「大丈夫だよ。時々、この姿になってアルカと遊んでやるから。姉妹のふりってのが俺にできるかわからないけどな」
「うん! ありがとう」
「準備はいいか?」
「ああ」
空間に光の粒が舞うのを見て、俺は目を閉じる。
すると今回は明らかに体に変化を感じる。
暖かな感覚とともに背が伸びる。筋肉が戻るのを感じる。
髪が短くなる。
全身の変化が終わると、俺は目を開けた。
アルカの姿より見慣れた、男の時の俺の姿。
「やっと男に戻れた」
声も戻っている。
「おにい!」
抱きついてくるアルカを俺はしっかりと受け止めた。
スキルのせいか力は変わった気はしないが、今の姿の方がアルカを守れる気がする。
「おーおー。いいねぇ感動の再会ってやつ? 人類ってのも面白いよなぁ。こうやって一喜一憂してさ。それに、あんな勇者にすがってんだから、終わってるってもんだよな。滅んでしまえ」
どこから入ってきたのか背丈に似合わない大ぶりのカマを持った少女が俺の前に立っていた。
「はは。やったな。邪神を倒せた……うおっ」
視界が回る。
「痛っ」
安心したせいか、慣れない変身の反動からか、俺はその場に倒れ込んでしまった。
急に体が重くなりどっと疲れが押し寄せてくる感覚がある。
気づくと俺の体は元のアルカの姿に戻っていた。
俺の姿ではないのに、元の姿ってのも変な話だが、今はこれが元の姿だ。アルカの姿になっていることに少し慣れてきてしまっているのかもしれない。
「お疲れ様ですラウル様」
影に戻ったはずのヨーリンは俺の足から影の姿のまま這い上がってくる。
そういえばさっきヨーリンが俺の中に入ってきた時、影がなかったような。
「って、おい! 何俺の体に入ってきてるんだよ! 邪神との戦いは終わったんだよ!」
「いいじゃないですか、将来夫婦になるんです。戦いの疲れを取ることくらいワタクシに任せてください」
邪神がいなくなり力が弱まったせいか、神が俺の体から出ていっても、ヨーリンは俺の体に入ってこれるようになったらしい。
俺の方にも痛みはないし、この方がいい。
これでスキルをいつでも借りられるわけだが、油断すると体を自由にされるのか。
操作できないとか言っていたが、やはりヨーリンの感情に俺の体が左右されるらしい。
「おい。俺の体を使ってナニしようとしてるんだよ」
「何ってお身体をマッサージして差し上げようとしているだけですわ」
「なら、異様に胸に手を近づける必要はないだろう?」
「大胸筋からマッサージしようかと」
「胸揉みたいだけだろ! やめろ! これは俺の体じゃなくてアルカの体なんだからな!」
俺の抵抗で一時的にでも納得したのか、腕が俺の胸に近づくのは止まった。
よかった。わかってくれたようだ。
「恥ずかしいんですか?」
「恥ずかしい?」
「マッサージして声を漏らすのが」
「何言ってんの?」
「乙女なんですね」
「うるさいな。そういう問題じゃないだろ」
「でも、このお身体はラウル様のものでしょう?」
「まあ、そうだが……」
なんとも難しい。
見た目がアルカなだけで俺の体。
そもそも、俺は一度死んでいるわけで。
「細かいことはいいんだよ! ダメなものはダメ! 夫婦になりたいんだったら相手の気持ちも考えて場所と節度は守ろうぜ」
「わかりました。ラウル様がワタクシを妻と認めてくださったので今日のところはこれくらいにしておくとします」
「妻だと認めたわけじゃないけどな」
ヨーリンが俺の体から出ていった。
ひとまず、スキルを貸すのも影になるのも邪神の影響はなかったということで安心していいのか?
それとも与えられたものはもう邪神がいなくなっても使えるってことか?
「何にしても俺のことより、まずは仲間のしんぱ」
「妻って何!」
勢いよく俺の肩を掴んで揺らしてきたのはタマミだった。
「え」
「ラウルちゃん! 妻って何? ラウルちゃんって女の子と結婚してたの?」
今までで一番の迫力でタマミは俺を揺さぶってくる。
スキルで強化しているみたいだ。頭がガンガンする。
「いや、してないけど。ヨーリンが勝手に言ってるだけだよ」
「なぁんだ。そっか。よかった」
「よかった?」
「あ、別に特別な意味はないから!」
「そうか? 何にしてもタマミは元気そうだな」
「うん。元気だよ」
「だが、わかったから手を離してほしいんだが」
「あ、ごめん」
興奮していたのか、顔を赤くしたままタマミは歩いていってしまった。
まあ、妻がいて女になってたりしたら色々問題ありそうだしな。
タマミは信心深いらしいしその辺、気を遣ってくれたってことか。
「どしたの? ラウルちゃん」
今度はタマミの言葉で起きたらしいラーブが話しかけてきた。
「邪神は俺が倒しておいた。ラーブは無事か?」
「うわっ! 服が溶けてる。これがスライムの力……」
ラーブはじっと俺のことを見つめてくる。
俺は思わず目をそらした。
「あえて肌を露出させるのはやめてくれないか?」
「別にそんなことしてないけどなー。ラウルちゃん照れてるー。今は女の子同士だから大丈夫だと思うけど?」
「俺の中身は男だし、そういう問題じゃないだろ。無事かどうか聞いてるんだ。装備はまた今度準備してやるから」
「つれないなぁ。あっ装備は可愛いのね」
「へいへい」
「それと私は大丈夫だよ。ベヒちゃんもシニーちゃんも大丈夫そう」
「目を覚ましてないみたいだが?」
「体が小さいのとラウルちゃんよりショックが大きいかったのか疲れ切っちゃったみたい」
「そうか」
寝て回復するならいいが、とりあえず今は寝かせておくとするか。
「おにい」
タイミングをうかがっていたようにアルカがやってきた。
「アルカは大丈夫か?」
こくりと頷く。
よかった。俺はここまでで一番ホッとした。
やはり、アルカが無事なことが俺にとって何より大事だ。
「神様。おにいは」
「ああ。そうだな。約束通り、男に戻る力を与えてやろう」
「いいのか?」
「いいに決まっているだろう。本来は大魔王討伐の時点で与えるべきだったが、与えられなかったからな。望みは変わらずか?」
「ああ。俺に男にも女にもなれる力をくれ」
「お、おにい」
「大丈夫だよ。時々、この姿になってアルカと遊んでやるから。姉妹のふりってのが俺にできるかわからないけどな」
「うん! ありがとう」
「準備はいいか?」
「ああ」
空間に光の粒が舞うのを見て、俺は目を閉じる。
すると今回は明らかに体に変化を感じる。
暖かな感覚とともに背が伸びる。筋肉が戻るのを感じる。
髪が短くなる。
全身の変化が終わると、俺は目を開けた。
アルカの姿より見慣れた、男の時の俺の姿。
「やっと男に戻れた」
声も戻っている。
「おにい!」
抱きついてくるアルカを俺はしっかりと受け止めた。
スキルのせいか力は変わった気はしないが、今の姿の方がアルカを守れる気がする。
「おーおー。いいねぇ感動の再会ってやつ? 人類ってのも面白いよなぁ。こうやって一喜一憂してさ。それに、あんな勇者にすがってんだから、終わってるってもんだよな。滅んでしまえ」
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