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第6話 なかなか聞き出せない勇者
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「コボルドだな?」
「な! 僕は隠れてたのになんでわかったんだ!」
こっちには索敵スキルってのがあってな。って言ってもわからないんだろうな。
隣町を出てから少し歩いた場所。
俺たちは見つけたモンスターから情報を引き出すため、勝負をしかけていた。
「僕たちと戦おうってのか?」
「そういうことだ。いいからさっさと武器を出せ! 行け!」
構えるコボルド。だが、俺たちのパーティは誰も動かない。
そうだった。ラウルもアルカもいないんだった。
ま、所詮は戦士と変わらない職業の二人だ。勇者である俺が前線に出るのが早まるだけ。
「俺が行く! 援護頼む!」
「『バインド』!」
「『クリスタルストライク』!」
「『アタック・エンチャント』!」
拘束に攻撃、俺の攻撃の強化。
トドメまでの流れだが、状況はどうあろうと勝ちに変わりはない。
いつもと目的が違うだけだ。
「ふ! どこ狙ってる!」
「効かないな!」
「何っ!」
バインドも魔法もかわされた。
そうか、すばしっこいやつらだ。ある程度弱めないと攻撃が当たらないのか。
こんな雑魚、直接戦うことがなかったからな。いや、ラウルとアルカをスカウトして以来か。
「ならまずは俺がお前ら自慢の足を奪ってやんよ」
「ついて来られるかな? 鈍足」
「のろま!」
「ばーか。ばーか」
最後のは足の速さと関係ないだろ!
俺が追いかけるも、コボルトたちは俺以上の速さで移動し、俺を翻弄する。
スキル込みの全速力が速かったラウルとアルカの二人なら関係なかったのだろうが、これでは俺が劣っているみたいじゃないか。
「ペクター! エンチャント魔法をくれ!」
「『スピード・エンチャント』!」
「こっからだ」
「そんなことしないと追いつけないのかよ。へっぽこ」
「やーい人間!」
「ばーか。ばーか」
「だから最後の関係ないだろ!」
俺は上がったスピードでコボルトの足を奪い二体の自由を奪った。
最後の一体は軽い怪我程度で済ませ、とりあえず先に二体を倒すことにした。
いつだって冒険者は真剣だ。仲間のためなら躊躇しない。
「燃やせ。リマ」
「『ヒートボム』!」
「うぎゃあああああ!」
「『ヒートボム』!」
「やめてくれえええええ!」
確実に一匹づつしとめ、俺は最後に残った地面に倒れるコボルドに向き直った。
だが、意外にもまだ動けるようで、剣を構え俺たちと戦う姿勢を見せた。
それからというもの、コボルドの反抗は長く続いた。
「くっ! はあ、はあ」
そう、勇者である俺が思いのほか苦戦をさせられていた。
「今まではラウルとアルカの二人が敵の弱点を探りあてていたが、今回はそうもいかないかせいか? いやいや」
「でも、相手も弱ってきてるです」
「勝つのは当たり前なんだ! 俺たちは勇者パーティだろ。そもそもここの敵は強い敵じゃない。そうだ。弱らせて話を聞き出すという作戦中だからなだけだ。決してラウルたちがいないからじゃない」
残り一匹になってからものすごく奮戦してやがる。そんなことしても無駄だってのに。
「そうですわ。勇者パーティである我々がコボルド相手に苦戦するなんて有り得ませんもの」
「行くぞ!」
それから俺たちは、なんとかコボルドの動きを封じ込め、喉元にナイフを突きつけることに成功した。
「な、何するんだ!」
「だいぶ流暢に喋るんだな」
「うるさい! ボクが君たちに何をしてるんだって聞いてるんだ。こんなことして、魔王様が知ったどうなるかわかっているのか?」
「魔王は随分前から城を留守にしているそうじゃないか。それに俺は勇者だ。魔王の天敵。どうせ俺を恐れて部下も知らずに逃げ出したんだろう」
「う、うるさい! 魔王様がそんなことするはずないだろう。きっと何かの作戦中なんだ!」
「弱い犬ほどよく吠えるってな! まあいい。お前に話を聞きたい」
「話すことなんてない!」
「まあ、落ち着け」
俺は懐から骨を取り出した。
コボルドも犬頭だ。その本性を表したのか、途端に目を光らせた。
所詮知能があれど、犬は犬。魔王やその幹部ほどの知性はない。
無論、個体によるが、こいつは一般的なやつらしい。
「話をすればこれをやろう」
「何が聞きたい!」
くいついた。その辺のモンスターなんてこんなもんか。
「この街を出ていった女冒険者を見なかったか?」
「女? そんなのお前の周りに三人もいるじゃないか」
「他だ。あそこに街があるだろ。そこから出て行った女はいなかったかと聞いているんだ。それも死体を背負った女だ」
「この辺で街を出るような女はそうそういない! いたとしても僕は野蛮だって知ってるから警戒するし近づかない! だから、いない! さっきだって仲間を殺してたじゃないか」
「いない?」
「死体を背負ってたら臭いでわかる。そんなの人間だって気づくんじゃないか?」
時間が経った死体ならばそうかもしれないが、どうだろうな。
しかし、見てない? 今の俺のパーティの中で、俺以上に周りの三人を警戒しているコボルドを見れば、コボルドの女嫌いはそうなのかもしれない。
女を見る目は確かなのだろう。
なら、やはり、街は出ていない。しかし、街の中にもいない。
謎の第三者に連れ去られた説が真実だというのか。勇者パーティだから、連れ去ったということか。
「そんなの、誰がなんのために」
しかも、俺がこのことをやるとわかっていたような感じじゃないか。
「もういいだろ! どけよ!」
「どくかよ!」
「な……」
必死こいて弱らせたんだ。トドメを刺さないわけないだろ。
さて、第三者に連れ去られたんなら俺たちにはどうしようもない。アルカは諦めて四人でこれからは魔王討伐を目指すことにするか。どうするか。
「な! 僕は隠れてたのになんでわかったんだ!」
こっちには索敵スキルってのがあってな。って言ってもわからないんだろうな。
隣町を出てから少し歩いた場所。
俺たちは見つけたモンスターから情報を引き出すため、勝負をしかけていた。
「僕たちと戦おうってのか?」
「そういうことだ。いいからさっさと武器を出せ! 行け!」
構えるコボルド。だが、俺たちのパーティは誰も動かない。
そうだった。ラウルもアルカもいないんだった。
ま、所詮は戦士と変わらない職業の二人だ。勇者である俺が前線に出るのが早まるだけ。
「俺が行く! 援護頼む!」
「『バインド』!」
「『クリスタルストライク』!」
「『アタック・エンチャント』!」
拘束に攻撃、俺の攻撃の強化。
トドメまでの流れだが、状況はどうあろうと勝ちに変わりはない。
いつもと目的が違うだけだ。
「ふ! どこ狙ってる!」
「効かないな!」
「何っ!」
バインドも魔法もかわされた。
そうか、すばしっこいやつらだ。ある程度弱めないと攻撃が当たらないのか。
こんな雑魚、直接戦うことがなかったからな。いや、ラウルとアルカをスカウトして以来か。
「ならまずは俺がお前ら自慢の足を奪ってやんよ」
「ついて来られるかな? 鈍足」
「のろま!」
「ばーか。ばーか」
最後のは足の速さと関係ないだろ!
俺が追いかけるも、コボルトたちは俺以上の速さで移動し、俺を翻弄する。
スキル込みの全速力が速かったラウルとアルカの二人なら関係なかったのだろうが、これでは俺が劣っているみたいじゃないか。
「ペクター! エンチャント魔法をくれ!」
「『スピード・エンチャント』!」
「こっからだ」
「そんなことしないと追いつけないのかよ。へっぽこ」
「やーい人間!」
「ばーか。ばーか」
「だから最後の関係ないだろ!」
俺は上がったスピードでコボルトの足を奪い二体の自由を奪った。
最後の一体は軽い怪我程度で済ませ、とりあえず先に二体を倒すことにした。
いつだって冒険者は真剣だ。仲間のためなら躊躇しない。
「燃やせ。リマ」
「『ヒートボム』!」
「うぎゃあああああ!」
「『ヒートボム』!」
「やめてくれえええええ!」
確実に一匹づつしとめ、俺は最後に残った地面に倒れるコボルドに向き直った。
だが、意外にもまだ動けるようで、剣を構え俺たちと戦う姿勢を見せた。
それからというもの、コボルドの反抗は長く続いた。
「くっ! はあ、はあ」
そう、勇者である俺が思いのほか苦戦をさせられていた。
「今まではラウルとアルカの二人が敵の弱点を探りあてていたが、今回はそうもいかないかせいか? いやいや」
「でも、相手も弱ってきてるです」
「勝つのは当たり前なんだ! 俺たちは勇者パーティだろ。そもそもここの敵は強い敵じゃない。そうだ。弱らせて話を聞き出すという作戦中だからなだけだ。決してラウルたちがいないからじゃない」
残り一匹になってからものすごく奮戦してやがる。そんなことしても無駄だってのに。
「そうですわ。勇者パーティである我々がコボルド相手に苦戦するなんて有り得ませんもの」
「行くぞ!」
それから俺たちは、なんとかコボルドの動きを封じ込め、喉元にナイフを突きつけることに成功した。
「な、何するんだ!」
「だいぶ流暢に喋るんだな」
「うるさい! ボクが君たちに何をしてるんだって聞いてるんだ。こんなことして、魔王様が知ったどうなるかわかっているのか?」
「魔王は随分前から城を留守にしているそうじゃないか。それに俺は勇者だ。魔王の天敵。どうせ俺を恐れて部下も知らずに逃げ出したんだろう」
「う、うるさい! 魔王様がそんなことするはずないだろう。きっと何かの作戦中なんだ!」
「弱い犬ほどよく吠えるってな! まあいい。お前に話を聞きたい」
「話すことなんてない!」
「まあ、落ち着け」
俺は懐から骨を取り出した。
コボルドも犬頭だ。その本性を表したのか、途端に目を光らせた。
所詮知能があれど、犬は犬。魔王やその幹部ほどの知性はない。
無論、個体によるが、こいつは一般的なやつらしい。
「話をすればこれをやろう」
「何が聞きたい!」
くいついた。その辺のモンスターなんてこんなもんか。
「この街を出ていった女冒険者を見なかったか?」
「女? そんなのお前の周りに三人もいるじゃないか」
「他だ。あそこに街があるだろ。そこから出て行った女はいなかったかと聞いているんだ。それも死体を背負った女だ」
「この辺で街を出るような女はそうそういない! いたとしても僕は野蛮だって知ってるから警戒するし近づかない! だから、いない! さっきだって仲間を殺してたじゃないか」
「いない?」
「死体を背負ってたら臭いでわかる。そんなの人間だって気づくんじゃないか?」
時間が経った死体ならばそうかもしれないが、どうだろうな。
しかし、見てない? 今の俺のパーティの中で、俺以上に周りの三人を警戒しているコボルドを見れば、コボルドの女嫌いはそうなのかもしれない。
女を見る目は確かなのだろう。
なら、やはり、街は出ていない。しかし、街の中にもいない。
謎の第三者に連れ去られた説が真実だというのか。勇者パーティだから、連れ去ったということか。
「そんなの、誰がなんのために」
しかも、俺がこのことをやるとわかっていたような感じじゃないか。
「もういいだろ! どけよ!」
「どくかよ!」
「な……」
必死こいて弱らせたんだ。トドメを刺さないわけないだろ。
さて、第三者に連れ去られたんなら俺たちにはどうしようもない。アルカは諦めて四人でこれからは魔王討伐を目指すことにするか。どうするか。
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