31 / 50
第一章 魔王討伐編
第31話 試験会場へ
しおりを挟む
ティア学園への受験を説明すればみんな反対するかと思ったが、快く送り出してくれた。
特にデレアーデさんは、
「あたしが留守を守るから行くべきだよ」
とやけに積極的に勧めてきた。人間の文化なんて詳しくないだろうに、何があるのか知っているのだろうか。
理由は結局わからなかったが、ティア学園とやらは重要なのだろう。
まあ、試験がある以上、入りますと言って、はいそうですか。と入れてもらえるところではない。
しかし、実力があれば年齢は関係なく入れるらしい。
「つきましたね」
「ああ」
ということで俺は街の近くまでルミリアさんの背中に乗せてもらい移動してきた。
アカリはアカトカで移動。馬車よりも早い到着だった。
「ここがマンベスティーの街か」
「すごいぞルカラ殿! 人とモンスターが大勢いるのじゃ!」
人の姿に戻ったルミリアさんが興奮気味にあちこちを見ている。
森の中に住んでいただけに大勢の人が街を行き交う光景に興奮しているのだろう。
どうやらここはティア学園という獣使いの学校があるだけに、街でもモンスターと共に生活しているということのようだ。
「あんまりはしゃがないでくださいよ。これだけ人が多いんです。迷子にならないように気をつけてくださいね」
「大丈夫じゃ。ルカラがいつでも余を見つけてくれるからな!」
何故か胸を張って言ってくるルミリアさん。
いや、そうなんだけど、できればはぐれないでほしい。
確かに本契約しているからどこにいるかはわかるが、人混みに紛れれば見つけられないかもしれない。
普段は少し恥ずかしいが、俺は右腕を差し出した。
「ここでよければここにいてください」
「よ、よいのか? 今日のルカラはやけに積極的じゃな」
「見た目は女の子なんです。危険なヤカラが襲ってきたら困るでしょう」
「お、女の子か。確かにそうじゃな。それじゃあ」
ルミリアさんはいつものように俺の腕に抱きついてきた。
ひとまずもうすっかり定位置になった俺の腕で大人しくしていてもらおう。
「ん?」
何故かアカリが空いていた左手を掴んできた。
「どうした? 人が多いところは苦手か?」
出身、田舎だったしな。そういえばアカリも村育ちだし、人の多いところは慣れてないのか。
まあ、確かにゲームでも街に来て人混みに圧倒されるような描写があったような。
ルカラは屋敷にしても人はある程度多い場所で育った。それに、俺はコミュ障陰キャぼっちだけど一応都会っ子だからな。
まあ、スクランブル交差点なんてほぼほぼ行かなかったけど、ファンタジー世界の街なら余裕だ。
「あ、あの、ししょー。手、手を離さないでください」
「わかった」
街の外では新しい場所にワクワクしていたアカリも、今じゃすっかり借りてきた猫のように警戒気味。
「アカトカは大丈夫か?」
「グ、グアウ!」
ちょっと酔ってるっぽい。
これはそそくさと移動した方が良さそうだな。
誰もはぐれることなく試験会場まで移動できた。
「おい。あいつの隣にいるの……」
「ふざけてやがるな。正気か?」
「素人はこれだから困るよな」
試験会場、その控え室にやってきた、のだが、俺たちに視線が集中し、ヒソヒソ声が聞こえてくる。
「師匠。周りの人が見てます」
すっかり落ち着いた様子のアカリがこれまたヒソヒソと言ってくる。
アカリを主人公と認識している様子はないし、これはあれか。
「アカリがかわいいからだな」
「へっ!?」
「むっ!」
こればっかりは仕方ない。
見た目が良くて才能があるのはズルだ。
まあ、本物の主人公だから仕方ないけども。
なんかルミリアさんがぽかぽか叩いてくるが、これはよくわからない。
「し、師匠も、か、かっこいい、ですよ?」
「ん? ありがとう?」
どうして俺は褒められたんだ?
さらにルミリアさんにぽかぽか叩かれているが、余計に状況がわからない。
なんかほほを膨らまして不機嫌だし、疲れてるのかな。
「なあ、余は? 余は!」
「え、ルミリアさんは見た目は幼いですけど、俺からすれば綺麗ですよ? そういうことでいいですか?」
「んっふふふぅ。長ぁ」
「いや、ちょ、え? 急にどうしたんですか? それに長はやめてください」
急にルミリアさんがハグしてきた。ここまでしてくるのは珍しいが、かなり人の多さでやられ神経がたかぶっているのだろうか。試験大丈夫かな?
しかし、今ので余計に目立った気がする。まあ人間態だしな。
俺たち獣使いの試験だから獣使いを警戒していると思ったが、ルミリアさんのことも見られてるようだな。
それに、アカトカというレッドドラゴンの存在も大きい。
やはり、すでに試験でどれくらいの実力を発揮するか目星をつけているということだろう。
皆が皆、本契約しているらしくかたわらにモンスターを控えさせ、周囲を警戒している。これは周りにいるやつみんな優秀に見える現象。
しかし、さすがは獣使いの学園、ティア学園。入学資格として相棒となる本契約済みのモンスターとの協力が課題。
「おいお前。いいご身分だな。女を連れて参加とは! それで? お前の相棒はどこだ?」
「この方です」
俺にハグしてきてる方。
受付では聖獣の姿でいてくれたんだけどな……。そのおかげですんなりと通してくれたし。
後から驚きの声が聞こえてきたけど。
「やめんか。余はもう長ではないのじゃ。ルカラ殿が長じゃ」
「それ形だけです……まあいいや。このルミリアさんが俺の今回の相棒です」
「相棒……」
ちょっと恍惚とした表情で繰り返すルミリアさん。
「はっ! こいつはただの女だろ?」
「言われてますけど」
相手にする気はなかったようだが、ため息をつくとルミリアさんは俺から離れた。
「仕方ない。少しだけじゃぞ?」
ルミリアさんはたちまち稲光を発生させた。
そしてまばゆく光を放ちながらは人の姿から聖獣の姿へと変わった。
「な、これは聖獣だとっ?」
「聖獣!? あの人嫌いの聖獣がどうして!?」
「は、はは。こ、こんなの、何かのスキルに違いない! おい、こいつの次に入ってきたあんたはどう思う。こんなふざけたやつと一緒なんて、おかしいと思うだろ?」
え、アカリに聞いてるの?
どうしよう。肯定されたら。
と思っていると、アカリはぷいと男を無視した。
「師匠。私は師匠が試験を受けられなければ棄権しますから。師匠とともに学べない学園に価値はないですし」
「そ、そうか」
「これは、師匠から教わることがまだあるという意味で」
「わかってるって」
とにかくありがたいと思おう。
「ふん! あくまでも今回のことは小手調べだ! 僕は全力を出していないからな! せいぜい試験を頑張りたまえよ!」
ビビって逃げるのが小手調べなのか?
「なんだったのじゃあやつは」
「なんだったんですかね」
まあ、これで喧嘩を売られずに済みそうだな。
特にデレアーデさんは、
「あたしが留守を守るから行くべきだよ」
とやけに積極的に勧めてきた。人間の文化なんて詳しくないだろうに、何があるのか知っているのだろうか。
理由は結局わからなかったが、ティア学園とやらは重要なのだろう。
まあ、試験がある以上、入りますと言って、はいそうですか。と入れてもらえるところではない。
しかし、実力があれば年齢は関係なく入れるらしい。
「つきましたね」
「ああ」
ということで俺は街の近くまでルミリアさんの背中に乗せてもらい移動してきた。
アカリはアカトカで移動。馬車よりも早い到着だった。
「ここがマンベスティーの街か」
「すごいぞルカラ殿! 人とモンスターが大勢いるのじゃ!」
人の姿に戻ったルミリアさんが興奮気味にあちこちを見ている。
森の中に住んでいただけに大勢の人が街を行き交う光景に興奮しているのだろう。
どうやらここはティア学園という獣使いの学校があるだけに、街でもモンスターと共に生活しているということのようだ。
「あんまりはしゃがないでくださいよ。これだけ人が多いんです。迷子にならないように気をつけてくださいね」
「大丈夫じゃ。ルカラがいつでも余を見つけてくれるからな!」
何故か胸を張って言ってくるルミリアさん。
いや、そうなんだけど、できればはぐれないでほしい。
確かに本契約しているからどこにいるかはわかるが、人混みに紛れれば見つけられないかもしれない。
普段は少し恥ずかしいが、俺は右腕を差し出した。
「ここでよければここにいてください」
「よ、よいのか? 今日のルカラはやけに積極的じゃな」
「見た目は女の子なんです。危険なヤカラが襲ってきたら困るでしょう」
「お、女の子か。確かにそうじゃな。それじゃあ」
ルミリアさんはいつものように俺の腕に抱きついてきた。
ひとまずもうすっかり定位置になった俺の腕で大人しくしていてもらおう。
「ん?」
何故かアカリが空いていた左手を掴んできた。
「どうした? 人が多いところは苦手か?」
出身、田舎だったしな。そういえばアカリも村育ちだし、人の多いところは慣れてないのか。
まあ、確かにゲームでも街に来て人混みに圧倒されるような描写があったような。
ルカラは屋敷にしても人はある程度多い場所で育った。それに、俺はコミュ障陰キャぼっちだけど一応都会っ子だからな。
まあ、スクランブル交差点なんてほぼほぼ行かなかったけど、ファンタジー世界の街なら余裕だ。
「あ、あの、ししょー。手、手を離さないでください」
「わかった」
街の外では新しい場所にワクワクしていたアカリも、今じゃすっかり借りてきた猫のように警戒気味。
「アカトカは大丈夫か?」
「グ、グアウ!」
ちょっと酔ってるっぽい。
これはそそくさと移動した方が良さそうだな。
誰もはぐれることなく試験会場まで移動できた。
「おい。あいつの隣にいるの……」
「ふざけてやがるな。正気か?」
「素人はこれだから困るよな」
試験会場、その控え室にやってきた、のだが、俺たちに視線が集中し、ヒソヒソ声が聞こえてくる。
「師匠。周りの人が見てます」
すっかり落ち着いた様子のアカリがこれまたヒソヒソと言ってくる。
アカリを主人公と認識している様子はないし、これはあれか。
「アカリがかわいいからだな」
「へっ!?」
「むっ!」
こればっかりは仕方ない。
見た目が良くて才能があるのはズルだ。
まあ、本物の主人公だから仕方ないけども。
なんかルミリアさんがぽかぽか叩いてくるが、これはよくわからない。
「し、師匠も、か、かっこいい、ですよ?」
「ん? ありがとう?」
どうして俺は褒められたんだ?
さらにルミリアさんにぽかぽか叩かれているが、余計に状況がわからない。
なんかほほを膨らまして不機嫌だし、疲れてるのかな。
「なあ、余は? 余は!」
「え、ルミリアさんは見た目は幼いですけど、俺からすれば綺麗ですよ? そういうことでいいですか?」
「んっふふふぅ。長ぁ」
「いや、ちょ、え? 急にどうしたんですか? それに長はやめてください」
急にルミリアさんがハグしてきた。ここまでしてくるのは珍しいが、かなり人の多さでやられ神経がたかぶっているのだろうか。試験大丈夫かな?
しかし、今ので余計に目立った気がする。まあ人間態だしな。
俺たち獣使いの試験だから獣使いを警戒していると思ったが、ルミリアさんのことも見られてるようだな。
それに、アカトカというレッドドラゴンの存在も大きい。
やはり、すでに試験でどれくらいの実力を発揮するか目星をつけているということだろう。
皆が皆、本契約しているらしくかたわらにモンスターを控えさせ、周囲を警戒している。これは周りにいるやつみんな優秀に見える現象。
しかし、さすがは獣使いの学園、ティア学園。入学資格として相棒となる本契約済みのモンスターとの協力が課題。
「おいお前。いいご身分だな。女を連れて参加とは! それで? お前の相棒はどこだ?」
「この方です」
俺にハグしてきてる方。
受付では聖獣の姿でいてくれたんだけどな……。そのおかげですんなりと通してくれたし。
後から驚きの声が聞こえてきたけど。
「やめんか。余はもう長ではないのじゃ。ルカラ殿が長じゃ」
「それ形だけです……まあいいや。このルミリアさんが俺の今回の相棒です」
「相棒……」
ちょっと恍惚とした表情で繰り返すルミリアさん。
「はっ! こいつはただの女だろ?」
「言われてますけど」
相手にする気はなかったようだが、ため息をつくとルミリアさんは俺から離れた。
「仕方ない。少しだけじゃぞ?」
ルミリアさんはたちまち稲光を発生させた。
そしてまばゆく光を放ちながらは人の姿から聖獣の姿へと変わった。
「な、これは聖獣だとっ?」
「聖獣!? あの人嫌いの聖獣がどうして!?」
「は、はは。こ、こんなの、何かのスキルに違いない! おい、こいつの次に入ってきたあんたはどう思う。こんなふざけたやつと一緒なんて、おかしいと思うだろ?」
え、アカリに聞いてるの?
どうしよう。肯定されたら。
と思っていると、アカリはぷいと男を無視した。
「師匠。私は師匠が試験を受けられなければ棄権しますから。師匠とともに学べない学園に価値はないですし」
「そ、そうか」
「これは、師匠から教わることがまだあるという意味で」
「わかってるって」
とにかくありがたいと思おう。
「ふん! あくまでも今回のことは小手調べだ! 僕は全力を出していないからな! せいぜい試験を頑張りたまえよ!」
ビビって逃げるのが小手調べなのか?
「なんだったのじゃあやつは」
「なんだったんですかね」
まあ、これで喧嘩を売られずに済みそうだな。
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる