5 / 50
第一章 魔王討伐編
第5話 獣使いとしての特訓
しおりを挟む
早速獣使いとしての特訓が始まった。
ツリーさん指導を受けながら、俺は見よう見まねでやっていることを真似した。
「こうですか?」
「そうです!」
「え?」
「合ってますよ?」
正直、剣術、いや、前世で全く馴染みのない魔法の方がわかりやすいかもしれない。
俺はツリーさんの特訓を受ける前に、ルカラのスケジュールとして、剣術、魔法に関する勉強をしてきた。
貴族の義務のようなものなのか、剣術も魔術も週にびっしりと教わる時間があった。
しかし、指定の場所に行きどれだけ待っても誰も来なかった。
完全にこれまでのルカラの行いのせいです。代わりに謝ります。ごめんなさい。
それはともかく、先生が来ないので仕方なく本を片手に勉強したのだが、まあルカラの体が優秀らしく、書いてあることをなぞってやるだけで剣は振れるし魔法は放ててびっくりだった。
この世界では魔法を操るためのエネルギーを魔素と言うらしいが、そんななじみのない不思議エネルギーに関しても、体内を通る感覚や空気中に含まれているのを感じ取ることができた。
まるで呼吸をするように、新しいことをほんの数時間で吸収できたことは、天才が勉強に熱中する理由を理解するには十分だった。
しかし、獣使いとしてのスキルではそうはいかなかった。
まったく実感が湧かない。
なのに、どうやらすでにできているらしい。
ツリーさんに教わる以前から、きのみを使った時やユイシャに懐かれていることなど、どれもやったら勝手に発動してくるのだ。
ツリーさんが言うには、コントロールできるらしいが、その感覚がわからない。むしろ、普通は意識しないと発動しないらしく、やはり俺のこの体は少しおかしいらしい。
職としてのクラススキルだからだろうか?
「ルカラ様の才能を把握しました。では、仮契約をしてみましょうか」
「仮契約ですか?」
「はい。獣使いとしての基本、獣使いといえば、動物やモンスターに指示を出すことです。このように手を前に突き出し、フォライフィガーと叫んでみてください」
「『フォライフィガー』!」
結局言われるがままにツリーさんの真似をしてみた。
すると、手から魔法陣が放たれ、近くの小鳥に当たった。
魔法の延長線上らしいが、魔法を使った時とは感覚が違う。
しかし、やればやるほどコツを掴めるのは剣術や魔法と同じだった。使えば使うほど精度は上がり、どんどんと鳥が寄ってくる。
「あの、解除は……」
「ゼシュトゥです」
「『ゼシュトゥ』!」
最後の一匹だけもう一度仮契約をし、俺は肩に乗せてみた。
おお。レボリューションだよこれ。
違うか。
思うように鳥が動く、うん。手を動かすように小鳥が動いてくれる。
だんだんとわかってきた。
「す、すごい! まさか一日かからずに成功するなんて」
「え?」
興奮気味にツリーさんは俺の手を掴んできた。
いや、ちょっと待て、やっぱり早いのか?
「あ、すみません。つい興奮で。しかし、普通ならスキルの習得に一週間。目標に魔法陣を当てるのにさらに一週間、そしてそこから、スキルを当てた後に思った通りに動いてもらうのに一年はかかるものなのですよ? それを今私が教えた通りにやるだけで、肩に乗せ続けている。ここまでの才能とは……。私も幼少期は天才だと周囲からもてはやされましたが、それでも動いてもらうのに一ヶ月はかかりました」
嘘だろ? 元勇者パーティのツリーさんで一ヶ月? この体優秀すぎやしないか?
もう少し試してみるか。なんだかまだできそうだし。
肩から飛んだ! 飛行させた! 滑空させた! 肩に戻した!
「もうそこまで正確に操れるんですか?」
「いやぁ。ははは」
「はあ、はあ、そりゃルカラだもん!」
なぜか俺に変わってユイシャが自慢げに胸を張っている。
さっきから魔法陣をそこら中に放っては地面に座っているが、これってユイシャも早いんだよな。
「でも、ちょっとうらやましいな」
「ユイシャだって、すごいじゃないか。一週間かかると言われてるスキルをもう習得できてるみたいだし。ですよね?」
「はい。もちろんです。さすがルカラ様のご友人です。素晴らしいですよ」
「ふふん!」
ユイシャは嬉しそうだ。
「ルカラ様」
「はい」
ツリーさんがなんだか真剣な、いやむしろ怖い顔で俺を見下ろしてきている。
うーん。これはどういう表情? 警戒されてるのか? なんだか命を奪われそうな気がする。
教わろうとして実はできました。お前の役割ありませんとか思われてる?
でも、教わらなかったら絶対こんなに早くできてなかったんだよ。ゲームのルカラでさえ、効率を求めてツリーさんから教わってたんだから。
俺がツリーさんを知ってたのもゲームで名前が出てきたからだ。
「あの。ルカラ様」
「な、なんでしょう」
「差し出がましいお願いかもしれないのですが、一つ、頼みがあります」
「えーと。俺にできることなら。獣使いの師匠な訳ですし」
「そうですね。ではルカラ様の師匠として、一つ手合わせ願えませんか?」
手合わせ?
「どうしてそんなことになるんですか? 俺、ツリーさんより弱いと思いますよ?」
「理由はルカラ様が強いからではありません。一つは獣使いのスキルである仮契約を行えるようになったので、その時点での実力を把握し、今後の方針を決めるためです」
「なるほど」
確かに基礎を押さえたら、その先はどの方向へ進めるのかを見定める訳だな。
「もう一つは、一人の獣使いとして興味が湧いたからです。扱う動物やモンスターがいなければ、獣使いは単身生き抜かなければなりません。そして、弱い獣使いは仮契約すらできません。人としての強さもまた獣使いの強さの一つなのです。ここまでの才能、老体となった私にも何か得るものがあるのではないかと。そう考えた訳です」
「なるほど」
俺にとってもマイナスはなさそうだ。
むしろツリーさんと手合わせなんて願ってもない申し出。
「わかりました。やりましょう」
「ありがとうございます」
「いいんです。今はツリーさんが師匠ですから」
本当にツリーさんには感謝してもやまない。
早速木剣を渡された。
剣の扱いはほぼ独学。訓練場にある剣とは重さが違うが、どうだろうか。
改めて軽く振ってみた。
「ん!」
一振りしただけでわかった。教わった訳じゃないのに、風を切る感覚がある。
音が鋭い。
俺がテレビやネットで知る達人の動きを再現しようと体を動かすと、思ったように動くことができる。
剣が体になじんでいくのがわかる。
あたかも使い慣れた道具のように扱える。
これならいけるかも。
いや、油断。これが最大の敵だ。俺はあくまで獣使いも剣士としてもニューピー。
「いいですか?」
「はい。お願いします」
「では、ユイシャ様。掛け声をお願いします」
「はい」
ゴクリ、とつばを呑み、じっとツリーさんを見つめる。
「始め!」
「くっ!」
かけ声のタイミングがわかっていたように、声と同時にゆらりと動き、ツリーさんは俺の首めがけて剣を振るってきた。
一撃目をなんとか受け流し、即座に距離を取る。
動ける。
確実に前世の俺ならば今ので気絶していただろう。
「さすがです。今のを受けても立っているとは」
それ悪役のセリフだろ。
「ありがとうございます」
しかし、手がジンジンする。
やはり、体格差が大きい。このまま持久戦に持ち込まれれば今の肉体では確実に敗北が待っている。
今は攻撃を受ける練習ではない。
葉っぱが落ちた瞬間、俺とツリーさんが同時に動いた。
相手の動きを目で追えている。
「素晴らしい。素晴らしいですよ」
「くっ。ふっ。ふっ」
話す余裕があるだけ、この人おかしいだろ。
俺、結構全力なんだけど。
というか、ルカラの記憶の中では静かに庭を恥ずかしくないように整えてたはずなのに、魔王を倒すために勇者と戦っていただけあり、戦いの中に生きた人ってことか。
「なっ」
膝裏に何かが当たって体勢を崩した。
即座に転がり攻撃をかわす。
「獣使いの戦いは泥臭くですよ!」
ツリーさんの手に乗る小鳥。俺の膝裏にぶつかってきたのか。
「獣使いは仮契約でも強化してあげられます。人にぶつかった程度で怪我はしませんよ」
くそう。そんなの今できる思考の余裕はない。
だが、全力。
打ち込みを繰り返すうちに、ツリーさんにも少しのスキが見えてくる。
いくら鍛えているとはいえ全盛期よりは衰えている。
「ここだ!」
「ぬんっ」
「な、動けな」
痛っ!
確実に剣が届くと思った。
だが、叫びに乗せ剣を振ろうとした瞬間、体が金縛りにあったように動かなくなった。
今のは一体……? 何か、獣使いのスキルであったっけか。
俺の体はあっけなく浮かび上がった。
「ぐっ」
背中が痛い。
「ルカラ!」
「ユイシャ……」
「だ、大丈夫ですか!」
「え、ええ。なんとか……」
あちこち痛む体を起こしながら、うーん。まともに一撃受けたはずだが、痛みはそこまででもない。もうすでに治り始めているようだ。
才能かスキルとか言われてもしっくり来なかったが、今なら実感としてわかる。これかと。
「ど、どうしましょう」
「父上にはこけたと言っておきます。なので、明日からも教えてください」
「つ、つつしんでお受けいたします」
なんかかしこまりすぎじゃ?
まあいいか。
俺は立ち上がり、軽く土を払った。
そこらの人間じゃ才能だけで超えてしまうのがこのルカラの体だ。
ツリーさん。まったくいい師匠を見つけた。
ツリーさん指導を受けながら、俺は見よう見まねでやっていることを真似した。
「こうですか?」
「そうです!」
「え?」
「合ってますよ?」
正直、剣術、いや、前世で全く馴染みのない魔法の方がわかりやすいかもしれない。
俺はツリーさんの特訓を受ける前に、ルカラのスケジュールとして、剣術、魔法に関する勉強をしてきた。
貴族の義務のようなものなのか、剣術も魔術も週にびっしりと教わる時間があった。
しかし、指定の場所に行きどれだけ待っても誰も来なかった。
完全にこれまでのルカラの行いのせいです。代わりに謝ります。ごめんなさい。
それはともかく、先生が来ないので仕方なく本を片手に勉強したのだが、まあルカラの体が優秀らしく、書いてあることをなぞってやるだけで剣は振れるし魔法は放ててびっくりだった。
この世界では魔法を操るためのエネルギーを魔素と言うらしいが、そんななじみのない不思議エネルギーに関しても、体内を通る感覚や空気中に含まれているのを感じ取ることができた。
まるで呼吸をするように、新しいことをほんの数時間で吸収できたことは、天才が勉強に熱中する理由を理解するには十分だった。
しかし、獣使いとしてのスキルではそうはいかなかった。
まったく実感が湧かない。
なのに、どうやらすでにできているらしい。
ツリーさんに教わる以前から、きのみを使った時やユイシャに懐かれていることなど、どれもやったら勝手に発動してくるのだ。
ツリーさんが言うには、コントロールできるらしいが、その感覚がわからない。むしろ、普通は意識しないと発動しないらしく、やはり俺のこの体は少しおかしいらしい。
職としてのクラススキルだからだろうか?
「ルカラ様の才能を把握しました。では、仮契約をしてみましょうか」
「仮契約ですか?」
「はい。獣使いとしての基本、獣使いといえば、動物やモンスターに指示を出すことです。このように手を前に突き出し、フォライフィガーと叫んでみてください」
「『フォライフィガー』!」
結局言われるがままにツリーさんの真似をしてみた。
すると、手から魔法陣が放たれ、近くの小鳥に当たった。
魔法の延長線上らしいが、魔法を使った時とは感覚が違う。
しかし、やればやるほどコツを掴めるのは剣術や魔法と同じだった。使えば使うほど精度は上がり、どんどんと鳥が寄ってくる。
「あの、解除は……」
「ゼシュトゥです」
「『ゼシュトゥ』!」
最後の一匹だけもう一度仮契約をし、俺は肩に乗せてみた。
おお。レボリューションだよこれ。
違うか。
思うように鳥が動く、うん。手を動かすように小鳥が動いてくれる。
だんだんとわかってきた。
「す、すごい! まさか一日かからずに成功するなんて」
「え?」
興奮気味にツリーさんは俺の手を掴んできた。
いや、ちょっと待て、やっぱり早いのか?
「あ、すみません。つい興奮で。しかし、普通ならスキルの習得に一週間。目標に魔法陣を当てるのにさらに一週間、そしてそこから、スキルを当てた後に思った通りに動いてもらうのに一年はかかるものなのですよ? それを今私が教えた通りにやるだけで、肩に乗せ続けている。ここまでの才能とは……。私も幼少期は天才だと周囲からもてはやされましたが、それでも動いてもらうのに一ヶ月はかかりました」
嘘だろ? 元勇者パーティのツリーさんで一ヶ月? この体優秀すぎやしないか?
もう少し試してみるか。なんだかまだできそうだし。
肩から飛んだ! 飛行させた! 滑空させた! 肩に戻した!
「もうそこまで正確に操れるんですか?」
「いやぁ。ははは」
「はあ、はあ、そりゃルカラだもん!」
なぜか俺に変わってユイシャが自慢げに胸を張っている。
さっきから魔法陣をそこら中に放っては地面に座っているが、これってユイシャも早いんだよな。
「でも、ちょっとうらやましいな」
「ユイシャだって、すごいじゃないか。一週間かかると言われてるスキルをもう習得できてるみたいだし。ですよね?」
「はい。もちろんです。さすがルカラ様のご友人です。素晴らしいですよ」
「ふふん!」
ユイシャは嬉しそうだ。
「ルカラ様」
「はい」
ツリーさんがなんだか真剣な、いやむしろ怖い顔で俺を見下ろしてきている。
うーん。これはどういう表情? 警戒されてるのか? なんだか命を奪われそうな気がする。
教わろうとして実はできました。お前の役割ありませんとか思われてる?
でも、教わらなかったら絶対こんなに早くできてなかったんだよ。ゲームのルカラでさえ、効率を求めてツリーさんから教わってたんだから。
俺がツリーさんを知ってたのもゲームで名前が出てきたからだ。
「あの。ルカラ様」
「な、なんでしょう」
「差し出がましいお願いかもしれないのですが、一つ、頼みがあります」
「えーと。俺にできることなら。獣使いの師匠な訳ですし」
「そうですね。ではルカラ様の師匠として、一つ手合わせ願えませんか?」
手合わせ?
「どうしてそんなことになるんですか? 俺、ツリーさんより弱いと思いますよ?」
「理由はルカラ様が強いからではありません。一つは獣使いのスキルである仮契約を行えるようになったので、その時点での実力を把握し、今後の方針を決めるためです」
「なるほど」
確かに基礎を押さえたら、その先はどの方向へ進めるのかを見定める訳だな。
「もう一つは、一人の獣使いとして興味が湧いたからです。扱う動物やモンスターがいなければ、獣使いは単身生き抜かなければなりません。そして、弱い獣使いは仮契約すらできません。人としての強さもまた獣使いの強さの一つなのです。ここまでの才能、老体となった私にも何か得るものがあるのではないかと。そう考えた訳です」
「なるほど」
俺にとってもマイナスはなさそうだ。
むしろツリーさんと手合わせなんて願ってもない申し出。
「わかりました。やりましょう」
「ありがとうございます」
「いいんです。今はツリーさんが師匠ですから」
本当にツリーさんには感謝してもやまない。
早速木剣を渡された。
剣の扱いはほぼ独学。訓練場にある剣とは重さが違うが、どうだろうか。
改めて軽く振ってみた。
「ん!」
一振りしただけでわかった。教わった訳じゃないのに、風を切る感覚がある。
音が鋭い。
俺がテレビやネットで知る達人の動きを再現しようと体を動かすと、思ったように動くことができる。
剣が体になじんでいくのがわかる。
あたかも使い慣れた道具のように扱える。
これならいけるかも。
いや、油断。これが最大の敵だ。俺はあくまで獣使いも剣士としてもニューピー。
「いいですか?」
「はい。お願いします」
「では、ユイシャ様。掛け声をお願いします」
「はい」
ゴクリ、とつばを呑み、じっとツリーさんを見つめる。
「始め!」
「くっ!」
かけ声のタイミングがわかっていたように、声と同時にゆらりと動き、ツリーさんは俺の首めがけて剣を振るってきた。
一撃目をなんとか受け流し、即座に距離を取る。
動ける。
確実に前世の俺ならば今ので気絶していただろう。
「さすがです。今のを受けても立っているとは」
それ悪役のセリフだろ。
「ありがとうございます」
しかし、手がジンジンする。
やはり、体格差が大きい。このまま持久戦に持ち込まれれば今の肉体では確実に敗北が待っている。
今は攻撃を受ける練習ではない。
葉っぱが落ちた瞬間、俺とツリーさんが同時に動いた。
相手の動きを目で追えている。
「素晴らしい。素晴らしいですよ」
「くっ。ふっ。ふっ」
話す余裕があるだけ、この人おかしいだろ。
俺、結構全力なんだけど。
というか、ルカラの記憶の中では静かに庭を恥ずかしくないように整えてたはずなのに、魔王を倒すために勇者と戦っていただけあり、戦いの中に生きた人ってことか。
「なっ」
膝裏に何かが当たって体勢を崩した。
即座に転がり攻撃をかわす。
「獣使いの戦いは泥臭くですよ!」
ツリーさんの手に乗る小鳥。俺の膝裏にぶつかってきたのか。
「獣使いは仮契約でも強化してあげられます。人にぶつかった程度で怪我はしませんよ」
くそう。そんなの今できる思考の余裕はない。
だが、全力。
打ち込みを繰り返すうちに、ツリーさんにも少しのスキが見えてくる。
いくら鍛えているとはいえ全盛期よりは衰えている。
「ここだ!」
「ぬんっ」
「な、動けな」
痛っ!
確実に剣が届くと思った。
だが、叫びに乗せ剣を振ろうとした瞬間、体が金縛りにあったように動かなくなった。
今のは一体……? 何か、獣使いのスキルであったっけか。
俺の体はあっけなく浮かび上がった。
「ぐっ」
背中が痛い。
「ルカラ!」
「ユイシャ……」
「だ、大丈夫ですか!」
「え、ええ。なんとか……」
あちこち痛む体を起こしながら、うーん。まともに一撃受けたはずだが、痛みはそこまででもない。もうすでに治り始めているようだ。
才能かスキルとか言われてもしっくり来なかったが、今なら実感としてわかる。これかと。
「ど、どうしましょう」
「父上にはこけたと言っておきます。なので、明日からも教えてください」
「つ、つつしんでお受けいたします」
なんかかしこまりすぎじゃ?
まあいいか。
俺は立ち上がり、軽く土を払った。
そこらの人間じゃ才能だけで超えてしまうのがこのルカラの体だ。
ツリーさん。まったくいい師匠を見つけた。
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる