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第一章 魔王討伐編
第1話 転生したらクズでした
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「いてっ!」
頭に何かぶつかった衝撃で俺の意識は急にはっきりした。
「ここは……」
俺がいた場所はこんなところではなかった。
自分の手を見ると子どものような小さな手。目の前にはなんだか見覚えがある女の子が怯えた様子でこちらを見ている。
どうしてそんな様子をしているのか気になるが、俺は手刀を切った。
「ちょっとごめん」
「ハイッ!」
緊張したような硬い返事に驚かせたかな? と思いつつ俺は近くを見回してから走り出した。
近くに川が見えた。
今は外だが、そこなら——!。
「嘘、だろ……」
そうか、死んだのか。
まず思ったのはそんなことだった。
川に写る自分の姿を見て、俺は自分が転生していることを自覚した。
今まで見てきた黒髪黒目の陰キャコミュ障ぼっちを彷彿とさせる見た目ではない。
芸能人と言っても通るほど整った顔立ち。金髪碧眼の美少年。まだ幼くかわいらしさが残っているものの、これから多くの女子を魅了していくことが簡単に予想できる甘いルックス。
こんなものは、俺ではない。だが、俺が手に顔を当てると鏡写しで、川に写る少年が動く。
転生したのは紛れもない事実だった。
そして、今の自分の姿には見覚えがあった。
「この見た目、ルカラかよ……」
イケメンな見た目になったとはいえ、俺の気分は最悪だった。
ルカラ・デグリアス。それは前世で俺がよく遊んでいたRPG【シックザール・モンスター】の登場人物だ。
自分以外の生物、その全てをこの世界から消すことを企む魔王を倒し、世界を救うことが主な目的のこのゲーム。
多数の仲間、そして、相棒となるモンスターと協力し、力を蓄え、魔王を討ち果たすことがシナリオとなっているが、さらなる力を求めたり、魔王を倒すほどの力を持ちながら、釣りを極めたりとできることはさまざま。
俺もそんな多様性に魅了されてプレイしていた一人なのだが、そんな中でルカラはどんなことをするにしても、とにかく主人公の才能に嫉妬し、やることなすこと邪魔をしてくる悪役貴族として登場する。
有り余る才能で人を見下していたルカラは、主人公に初めての敗北を味わされることで、主人公を倒すことに執着しありとあらゆる手段を使って戦いを挑んでくる。
どんなルートを通るにしても最終的には強制的に使役してきた聖獣や魔獣。その他、ただの道具として扱ってきた人たちからゴミ同然の扱いを受け、最終的には誰ともわからない肉塊となってしまう。
主人公としてどのような選択を取ろうとも悪として前に立ちはだかり、最終的には破滅する運命を辿るキャラクターなのだ。
そもそも、さまざまな才能がありながら、わざわざ獣使いになった理由も、
「俺は才能がある。だからこそ俺が他のやつのやることを選んでやるのがいいだろう。そのためには俺が獣使いの力を使い、下等な全ての生物を使役してやるのが最善だろう」
というあまりにも傲慢な理由からだった。
そんなキャラクターなため、プレイヤーからの評価は散々で、SNSで検索すれば、
「ルカラは作品に不要」
「ここまで不快になれたキャラクターはルカラが初めて」
「悪にも悪の矜持があるからこそ魅力があるけど、こいつはただのゴミ」
などなどいくらでもその存在から否定する言葉を見つけることができる。
俺だってルカラを嫌いな一人だ。
前世では動物が好きでタロという犬と、ジローという猫を飼ってとことんまで可愛がっていた。
イグアナでもアリクイでもヤンバルクイナでも、俺は愛すことができる。とにかく俺は動物が好きだった。
だからこそ、ルカラのあり方は受け入れられなかった。
「くそう……転生するならせめて主人公。とまでは言わないから、少し獣使いとしての才能があるモブとかにしてくれよ……」
ルカラが悪い方に才能を使っただけで、本来の獣使いは、飼い犬と芸をするイメージでお互いの信頼関係が重要なのだ。
実際、主人公はルカラから解放された聖獣、魔獣との信頼を獲得するところから時間をかけてともに戦う仲間となるよう説得するのだ。ラスボスである魔王を倒した後の裏ボスと戦うために。
「ああ。俺が何したって言うんだよ……」
このままでは確実に破滅が待っている。
肉塊になるのなんて絶対に嫌だ。
普通の生活をするためにも、これから出会うであろう聖獣や魔獣には媚びを売るようにしよう。
幸い、今は十歳。物語が始まるまでは五年ある。
まだ、聖獣や魔獣には迷惑をかけていないし、主人公とだって遭遇していない。才能あふれる傲慢なやつ程度で済んでいるはずだ。あとは俺が謙虚な人間として生きれば、普通くらいの生活は望めるんじゃないか?
聖獣や魔獣にしても必死で探してやっと見つかるほどだったのだし。大丈夫だろう。
主人公に関しては見てもスルーだな。こっちはなんとかなる。
けど、媚びか。俺、陰キャコミュ障ぼっちのフルコースだったからな。きつい……。
「いや、やるんだ。媚びを売って生きる方が、このままシナリオ通りに生きて肉塊になるよりよっぽどマシだ」
聖獣、魔獣に媚びを売って。主人公と関わらずに生きていくんだ。
「よし、やるぞ。俺はまともに生きるんだ」
俺はそう決意し、元いた場所に戻ろうとしたところで先ほど話しかけた女の子と目が合った。
その子は俺めがけて走ってくると、唐突に何度も頭を下げてきた。
「ごめんなさい。ルカラ様。わたしが無能なせいで、ごめんなさい。ごめんなさい」
おい。なんだこれは……。
頭に何かぶつかった衝撃で俺の意識は急にはっきりした。
「ここは……」
俺がいた場所はこんなところではなかった。
自分の手を見ると子どものような小さな手。目の前にはなんだか見覚えがある女の子が怯えた様子でこちらを見ている。
どうしてそんな様子をしているのか気になるが、俺は手刀を切った。
「ちょっとごめん」
「ハイッ!」
緊張したような硬い返事に驚かせたかな? と思いつつ俺は近くを見回してから走り出した。
近くに川が見えた。
今は外だが、そこなら——!。
「嘘、だろ……」
そうか、死んだのか。
まず思ったのはそんなことだった。
川に写る自分の姿を見て、俺は自分が転生していることを自覚した。
今まで見てきた黒髪黒目の陰キャコミュ障ぼっちを彷彿とさせる見た目ではない。
芸能人と言っても通るほど整った顔立ち。金髪碧眼の美少年。まだ幼くかわいらしさが残っているものの、これから多くの女子を魅了していくことが簡単に予想できる甘いルックス。
こんなものは、俺ではない。だが、俺が手に顔を当てると鏡写しで、川に写る少年が動く。
転生したのは紛れもない事実だった。
そして、今の自分の姿には見覚えがあった。
「この見た目、ルカラかよ……」
イケメンな見た目になったとはいえ、俺の気分は最悪だった。
ルカラ・デグリアス。それは前世で俺がよく遊んでいたRPG【シックザール・モンスター】の登場人物だ。
自分以外の生物、その全てをこの世界から消すことを企む魔王を倒し、世界を救うことが主な目的のこのゲーム。
多数の仲間、そして、相棒となるモンスターと協力し、力を蓄え、魔王を討ち果たすことがシナリオとなっているが、さらなる力を求めたり、魔王を倒すほどの力を持ちながら、釣りを極めたりとできることはさまざま。
俺もそんな多様性に魅了されてプレイしていた一人なのだが、そんな中でルカラはどんなことをするにしても、とにかく主人公の才能に嫉妬し、やることなすこと邪魔をしてくる悪役貴族として登場する。
有り余る才能で人を見下していたルカラは、主人公に初めての敗北を味わされることで、主人公を倒すことに執着しありとあらゆる手段を使って戦いを挑んでくる。
どんなルートを通るにしても最終的には強制的に使役してきた聖獣や魔獣。その他、ただの道具として扱ってきた人たちからゴミ同然の扱いを受け、最終的には誰ともわからない肉塊となってしまう。
主人公としてどのような選択を取ろうとも悪として前に立ちはだかり、最終的には破滅する運命を辿るキャラクターなのだ。
そもそも、さまざまな才能がありながら、わざわざ獣使いになった理由も、
「俺は才能がある。だからこそ俺が他のやつのやることを選んでやるのがいいだろう。そのためには俺が獣使いの力を使い、下等な全ての生物を使役してやるのが最善だろう」
というあまりにも傲慢な理由からだった。
そんなキャラクターなため、プレイヤーからの評価は散々で、SNSで検索すれば、
「ルカラは作品に不要」
「ここまで不快になれたキャラクターはルカラが初めて」
「悪にも悪の矜持があるからこそ魅力があるけど、こいつはただのゴミ」
などなどいくらでもその存在から否定する言葉を見つけることができる。
俺だってルカラを嫌いな一人だ。
前世では動物が好きでタロという犬と、ジローという猫を飼ってとことんまで可愛がっていた。
イグアナでもアリクイでもヤンバルクイナでも、俺は愛すことができる。とにかく俺は動物が好きだった。
だからこそ、ルカラのあり方は受け入れられなかった。
「くそう……転生するならせめて主人公。とまでは言わないから、少し獣使いとしての才能があるモブとかにしてくれよ……」
ルカラが悪い方に才能を使っただけで、本来の獣使いは、飼い犬と芸をするイメージでお互いの信頼関係が重要なのだ。
実際、主人公はルカラから解放された聖獣、魔獣との信頼を獲得するところから時間をかけてともに戦う仲間となるよう説得するのだ。ラスボスである魔王を倒した後の裏ボスと戦うために。
「ああ。俺が何したって言うんだよ……」
このままでは確実に破滅が待っている。
肉塊になるのなんて絶対に嫌だ。
普通の生活をするためにも、これから出会うであろう聖獣や魔獣には媚びを売るようにしよう。
幸い、今は十歳。物語が始まるまでは五年ある。
まだ、聖獣や魔獣には迷惑をかけていないし、主人公とだって遭遇していない。才能あふれる傲慢なやつ程度で済んでいるはずだ。あとは俺が謙虚な人間として生きれば、普通くらいの生活は望めるんじゃないか?
聖獣や魔獣にしても必死で探してやっと見つかるほどだったのだし。大丈夫だろう。
主人公に関しては見てもスルーだな。こっちはなんとかなる。
けど、媚びか。俺、陰キャコミュ障ぼっちのフルコースだったからな。きつい……。
「いや、やるんだ。媚びを売って生きる方が、このままシナリオ通りに生きて肉塊になるよりよっぽどマシだ」
聖獣、魔獣に媚びを売って。主人公と関わらずに生きていくんだ。
「よし、やるぞ。俺はまともに生きるんだ」
俺はそう決意し、元いた場所に戻ろうとしたところで先ほど話しかけた女の子と目が合った。
その子は俺めがけて走ってくると、唐突に何度も頭を下げてきた。
「ごめんなさい。ルカラ様。わたしが無能なせいで、ごめんなさい。ごめんなさい」
おい。なんだこれは……。
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