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DIY、就職活動へ

地下街迷宮 その13

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「あの、私の職業について知りたいのです。どういったモノなのでしょうか?」

《そうですね。今回、あなたのソレはその真価を発揮します。説明不足な■■■の分も、わたしが説明を致しましょう》

「ありがとうございます」

 世界に干渉できる能力、というところまでは見当が付いている。
 だが真価、というのだからそれ以上のナニカがあるのだろう。

《あなたが目覚めた職業は【救星者】。星を救う因果を与えられた者の役割です。それは【勇者】や【魔王】よりも重く、要となる力でもあります》

「【救星者】……てっきり、世を救う者かと思っていました」

《そちらもございますよ。ですが、それは人が築いてきた歴史を守る役割を担う者。あなたとは文字通り桁が違います》

「つまり、私にはそれ以外のあらゆる存在を守る使命がある……ということですか?」

 まさかそこまで超常的な職業だとは思っていなかったが……なるほど、合点がいく。
 世界に干渉、なんてことをするのには相応の代償が必要というわけだ。

《そうですね……まずはそれを一度確認してみましょうか。今から解放の儀を行い、その力を視認できるようにします。それを視て、どういったモノかを判断してください》

「えっ、今ですか?」

《はい、今すぐですよ──そーれ!》

 ほわほわとした声で、ふわふわした球体はぽーんと光を飛ばしてくる。

 すると──

  ◆   □   ◆   □   ◆

『剋服の試練』の合格を確認
 対象にボーナスを付与します

 祝福(■■■の祝福)を獲得しました

 CHECK
 対象に特定の能力を確認

【救■者】──確認
『超越者:死神』──確認
 祝福──確認

【救■者】を解放……成功しました
『超越者:死神』の拡張……成功しました
 祝福を解放……成功しました

【救■者】は【救星者】に変化しました
『超越者:死神』は『生者』とリンクし能力の拡張を実行しました
 祝福(■神の祝福)は(獣神の祝福)に変化しました
 祝福(■■■の祝福)は(■■神の祝福)に変化しました

 試練の完全達成を確認
 対象にランダムでボーナスを付与します

『界体神書』を獲得しました

  ◆   □   ◆   □   ◆

 ツッコミどころが多すぎる今回の報酬。
 たしかに言われた通り、【救星者】という職業が解放された。

 だがそれよりも、『超越者:死神』がなぜか『生者』と接続したというのが気になる。
 それに、能力の拡張だと……やればやるほど、強くなるということか?

 それをすぐに確認したいところだが、今は先に【救星者】を見ておかなければなならないだろう。

 ゴクリと唾を嚥下し、[ステータス]から情報を開示する。

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