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第7話:『壱番街サーベイヤー』
◆30:砂漠の星のように-1
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颯真の四肢がすさまじい勢いで駆動し、拳、掌打、弾腿、猿臂、膝、踵が叩き込まれる。それぞれに恐ろしいほど勁が充実していることが、素人目にも見て取れる。それぞれ四征拳の名のある技なのかもしれないが、もはやブーストをかけたおれの目でも視認することは不可能となっていた。
それを真凛は適切に受け、払い、捌く。すでに先の『纏糸勁』で脚が殺されていた。振動により毛細血管が損傷し、全身の各所で内出血が起こっているだろう。歩法を用いて翻弄することは不可能。必定、超接近戦に活路を見出さざるを得ない。
そして勁を纏った颯真の肉体は全身が攻撃を弾く鎧であり、触れれば裂ける爆弾でもある。精密機械じみた体捌きで『化勁』を施す。受け流された勁が大気を弾き、床の大理石を粉砕し、両者の周囲で無数の異音を奏でた。
そして嵐の隙間を縫って真凛の貫手、前蹴りが精密狙撃じみて繰り出される。
颯真のものより早く鋭い、刺突めいた連撃。急所を狙う一刺しと見えて、防ぐためにかざした腕の肉をえぐる。指先、折れた手首、爪先。末端を破壊して崩していく七瀬の技。だがそれも、勁の充実した筋繊維にワイヤーロープのごとく阻まれ。落城どころか開門にも至らない。
だが真凛はそれに頓着せず愚直に末端に打撃を重ね、徐々に颯真を損傷させていく。他方、颯真、それにすら頓着せず己の攻勢を緩めない。受けようが流そうが、真凛に勁が浸透し、徐々に身を削っているという確信があるからだ。
鋼を点穴が穿つのが先か。
嵐が堤を押し流すのが先か。
眼前で繰り広げられる凄まじい戮技の応酬に、もはや部屋の観衆たちは呼吸すらまともにすることが出来なかった。
「貴様に負けて!」
颯真――『朝天吼』が、異名のとおりに吼える。盤打、膝折。かわされる。
残された左腕。すでに袖は裂け、腕が顕になっている。苦き敗北の証、無残な傷跡。
「感謝しているぞ。俺の鼻をへし折り、上の世界を垣間見せた事をな!」
真凛の身体が削れ、化勁の精度が決定的に崩れた機を逃さず、颯真が仕掛けた。
颯真の左の掌の五指が、独立した軌道を描く。
真凛は咄嗟に視線をそちらに向け、罠にかかったことを知る。
六十五手の二十、曲技・『菊画盛開』
五指と手首、掌、肘の連携を分解し、それぞれ全く異なる方向に動かすことで、八種類の攻撃の起こりが混じり合った奇怪な動作を生み出す。先読みに頼る者ほど、どの攻撃が来るか迷い、惑い、自滅する。悪辣な八者択一、間違えれば死する幻惑の拳。重心から虚実を読む真凛を、颯真は消耗を読み切り、機を待ち、そして五指に必殺の勁を込めることでついに欺いてみせた。
真凛は八択に挑む――重心から即座に四択までは絞れる。こちらも攻防一体の掛け受けを放ち、二択を潰す。二分の一……いや、構わない。確実に仕留めるか、相打ちで仕留めるかだけだ。
八択の正解は……薬指。即座に幻惑の拳は把子拳へと化け、真凛の右肩を痛打粉砕する。徹し。大口径を被弾したかの如きヒットストップ。だがその時点で真凛は身体の軸を縦に切り替えていた。強敵たちとの死闘から得たもの。羽根車めいて右肩への打撃を左腕に流し、鉈めいたコンパクトな猿臂へと集約し、颯真の鎖骨を叩き折った。
「……ッ!」
「……ッ!」
苦悶の声を上げることは許されない。呼吸が切れれば戦意が切れる事を両者が知っていた。真凛はそのまま諸手突。これを読んだ颯真、『纏糸勁』で弾く。転じて劈掌、読んだ真凛、体を開いて避け腕を捕りに行く。読んだ颯真がその空間にねじ込むように『十字勁』、だが真凛、これを読みかわす。
颯真、渾身の踏み込みで背中を向けてしまう。
千慮の一失。
真凛、掌握。
腕が伸びる。
脊髄を握りつぶさんとする『殺捉者』の戮技。
だが。
「――これで終いだ。貴様に預けた俺の誇り、今こそ返してもらう!」
十七手かけて撒いた餌、紡いだ罠。
脊髄こそが囮だ!
背中への一撃を避けるように体を沈め、――勁を蓄積、解放。前でも左右でもなく、爆薬めいて後方へ――。背後は決して無防備ではない。分厚い背中は靠とも呼ばれ、勁を通せば鋼の盾のごとく、防壁にして打撃武器となる――!
「ぐっ!」
床が破損した。もはやあったはずのカーペットは霧消し、大理石の化粧は無残に剥がれ、コンクリートにいくつもの亀裂が走っている。
真凛は避けられなかった。
背中と正面衝突すれば体格に劣る真凛は吹き飛ばされ、大ダメージを追うだろう。
だから。
咄嗟に体を浮かせ、衝撃の威力を上方向に逃した。
真凛の体が、宙を舞う。いつぞやの再演。
だがこれこそが颯真の布石であった。
颯真の真上に、真凛の体躯。
軸をずらすもなにもない。
真っ直ぐ突けば、貫く。
――絶技、解禁。
四征拳六十五手の六十。
絶紹・『陰陽巡刻幾星霜』。
『纏糸勁』による螺旋双掌打。
『沈墜勁』による勁を、『十字勁』で減ずる事のない唯一の方向――上方に完全反射。
両腕に『纏糸勁』を纏い左右異なる回転を放つことで、触れるものの体内に無秩序な振動の嵐を生み出し、全てを分子レベルで粉砕する四征拳の奥義である。
コンクリートの床が陥没し、大理石の破片と粉塵が宙を舞う。
颯真は肺腑、内蔵、丹田、そして筋肉に貯めた最後の勁を、ここで完全に焼灼しきった。周到に罠を張り、あらゆるリソースを使い切り敷いた、必殺の布陣。
七瀬真凛は方向の異なる螺旋状の勁を二つ叩き込まれ、ねじれ、ちぎれる。
そのはずだった。
――これは負けたかな、と正直思う。
颯真の技量と、用意周到な策と、それを極限まで潜ませ、機が熟すまで持ちこたえたその忍耐に、素直に尊敬すら覚える。
――試合なら、これで負けてもきっと悔いはないと思う。別に無敗を売りにしているわけではない。尊敬できる相手と技術を高め合えたなら、それは勝利でもある。
でも。
負けちゃいけなかった気がする。
なんでだろう。
――そう。あの紫水晶の瞳だ。向かい風の中に、立ち向かう決意。
だから、自分も――
七瀬真凛は、落下しながら下方に両の掌をかざす。
そして、迫り来る颯真の必殺の双掌打にはわせ、指を絡め、手をつないだ。
歯車に歯車を噛ませるように。
「――――」
死ぬと思って、固まるのではない。
死んだように、柔らかく脱力。
真凛に触れて全身をねじ折るはずだった螺旋は、真凛の両腕にそれぞれの単方向の螺旋として伝わり――肩を通し、僧帽筋へと抜ける。
必殺の殺人歯車二つをこじ開け。そこにあるのは颯真の頭。
真凛は落下しながら、颯真の放った螺旋を化勁により首と頭部に収束させ。
「颯真ァアアア!」
「七瀬ェエエエエ!」
渾身の力で、落下速度を載せて額を叩きつける。
がぁん、と。
人体と人体をぶつけた音ではありえない音が、部屋に響いた。
真凛が、地面に落下する。凄まじい脳震盪で、視線が定まらず立ち上がれない。
颯真が、仁王立ちのまま真凛を見下ろす。
最後の力で、脚を上げて下ろせば、全てが終わる。
重油の海から引き抜くように、膝を持ち上げ……。
額が割れ、血が流れ出す。
そして、そのまま劉颯真は失神し、転倒した。
――七瀬真凛の、勝利だった。
それを真凛は適切に受け、払い、捌く。すでに先の『纏糸勁』で脚が殺されていた。振動により毛細血管が損傷し、全身の各所で内出血が起こっているだろう。歩法を用いて翻弄することは不可能。必定、超接近戦に活路を見出さざるを得ない。
そして勁を纏った颯真の肉体は全身が攻撃を弾く鎧であり、触れれば裂ける爆弾でもある。精密機械じみた体捌きで『化勁』を施す。受け流された勁が大気を弾き、床の大理石を粉砕し、両者の周囲で無数の異音を奏でた。
そして嵐の隙間を縫って真凛の貫手、前蹴りが精密狙撃じみて繰り出される。
颯真のものより早く鋭い、刺突めいた連撃。急所を狙う一刺しと見えて、防ぐためにかざした腕の肉をえぐる。指先、折れた手首、爪先。末端を破壊して崩していく七瀬の技。だがそれも、勁の充実した筋繊維にワイヤーロープのごとく阻まれ。落城どころか開門にも至らない。
だが真凛はそれに頓着せず愚直に末端に打撃を重ね、徐々に颯真を損傷させていく。他方、颯真、それにすら頓着せず己の攻勢を緩めない。受けようが流そうが、真凛に勁が浸透し、徐々に身を削っているという確信があるからだ。
鋼を点穴が穿つのが先か。
嵐が堤を押し流すのが先か。
眼前で繰り広げられる凄まじい戮技の応酬に、もはや部屋の観衆たちは呼吸すらまともにすることが出来なかった。
「貴様に負けて!」
颯真――『朝天吼』が、異名のとおりに吼える。盤打、膝折。かわされる。
残された左腕。すでに袖は裂け、腕が顕になっている。苦き敗北の証、無残な傷跡。
「感謝しているぞ。俺の鼻をへし折り、上の世界を垣間見せた事をな!」
真凛の身体が削れ、化勁の精度が決定的に崩れた機を逃さず、颯真が仕掛けた。
颯真の左の掌の五指が、独立した軌道を描く。
真凛は咄嗟に視線をそちらに向け、罠にかかったことを知る。
六十五手の二十、曲技・『菊画盛開』
五指と手首、掌、肘の連携を分解し、それぞれ全く異なる方向に動かすことで、八種類の攻撃の起こりが混じり合った奇怪な動作を生み出す。先読みに頼る者ほど、どの攻撃が来るか迷い、惑い、自滅する。悪辣な八者択一、間違えれば死する幻惑の拳。重心から虚実を読む真凛を、颯真は消耗を読み切り、機を待ち、そして五指に必殺の勁を込めることでついに欺いてみせた。
真凛は八択に挑む――重心から即座に四択までは絞れる。こちらも攻防一体の掛け受けを放ち、二択を潰す。二分の一……いや、構わない。確実に仕留めるか、相打ちで仕留めるかだけだ。
八択の正解は……薬指。即座に幻惑の拳は把子拳へと化け、真凛の右肩を痛打粉砕する。徹し。大口径を被弾したかの如きヒットストップ。だがその時点で真凛は身体の軸を縦に切り替えていた。強敵たちとの死闘から得たもの。羽根車めいて右肩への打撃を左腕に流し、鉈めいたコンパクトな猿臂へと集約し、颯真の鎖骨を叩き折った。
「……ッ!」
「……ッ!」
苦悶の声を上げることは許されない。呼吸が切れれば戦意が切れる事を両者が知っていた。真凛はそのまま諸手突。これを読んだ颯真、『纏糸勁』で弾く。転じて劈掌、読んだ真凛、体を開いて避け腕を捕りに行く。読んだ颯真がその空間にねじ込むように『十字勁』、だが真凛、これを読みかわす。
颯真、渾身の踏み込みで背中を向けてしまう。
千慮の一失。
真凛、掌握。
腕が伸びる。
脊髄を握りつぶさんとする『殺捉者』の戮技。
だが。
「――これで終いだ。貴様に預けた俺の誇り、今こそ返してもらう!」
十七手かけて撒いた餌、紡いだ罠。
脊髄こそが囮だ!
背中への一撃を避けるように体を沈め、――勁を蓄積、解放。前でも左右でもなく、爆薬めいて後方へ――。背後は決して無防備ではない。分厚い背中は靠とも呼ばれ、勁を通せば鋼の盾のごとく、防壁にして打撃武器となる――!
「ぐっ!」
床が破損した。もはやあったはずのカーペットは霧消し、大理石の化粧は無残に剥がれ、コンクリートにいくつもの亀裂が走っている。
真凛は避けられなかった。
背中と正面衝突すれば体格に劣る真凛は吹き飛ばされ、大ダメージを追うだろう。
だから。
咄嗟に体を浮かせ、衝撃の威力を上方向に逃した。
真凛の体が、宙を舞う。いつぞやの再演。
だがこれこそが颯真の布石であった。
颯真の真上に、真凛の体躯。
軸をずらすもなにもない。
真っ直ぐ突けば、貫く。
――絶技、解禁。
四征拳六十五手の六十。
絶紹・『陰陽巡刻幾星霜』。
『纏糸勁』による螺旋双掌打。
『沈墜勁』による勁を、『十字勁』で減ずる事のない唯一の方向――上方に完全反射。
両腕に『纏糸勁』を纏い左右異なる回転を放つことで、触れるものの体内に無秩序な振動の嵐を生み出し、全てを分子レベルで粉砕する四征拳の奥義である。
コンクリートの床が陥没し、大理石の破片と粉塵が宙を舞う。
颯真は肺腑、内蔵、丹田、そして筋肉に貯めた最後の勁を、ここで完全に焼灼しきった。周到に罠を張り、あらゆるリソースを使い切り敷いた、必殺の布陣。
七瀬真凛は方向の異なる螺旋状の勁を二つ叩き込まれ、ねじれ、ちぎれる。
そのはずだった。
――これは負けたかな、と正直思う。
颯真の技量と、用意周到な策と、それを極限まで潜ませ、機が熟すまで持ちこたえたその忍耐に、素直に尊敬すら覚える。
――試合なら、これで負けてもきっと悔いはないと思う。別に無敗を売りにしているわけではない。尊敬できる相手と技術を高め合えたなら、それは勝利でもある。
でも。
負けちゃいけなかった気がする。
なんでだろう。
――そう。あの紫水晶の瞳だ。向かい風の中に、立ち向かう決意。
だから、自分も――
七瀬真凛は、落下しながら下方に両の掌をかざす。
そして、迫り来る颯真の必殺の双掌打にはわせ、指を絡め、手をつないだ。
歯車に歯車を噛ませるように。
「――――」
死ぬと思って、固まるのではない。
死んだように、柔らかく脱力。
真凛に触れて全身をねじ折るはずだった螺旋は、真凛の両腕にそれぞれの単方向の螺旋として伝わり――肩を通し、僧帽筋へと抜ける。
必殺の殺人歯車二つをこじ開け。そこにあるのは颯真の頭。
真凛は落下しながら、颯真の放った螺旋を化勁により首と頭部に収束させ。
「颯真ァアアア!」
「七瀬ェエエエエ!」
渾身の力で、落下速度を載せて額を叩きつける。
がぁん、と。
人体と人体をぶつけた音ではありえない音が、部屋に響いた。
真凛が、地面に落下する。凄まじい脳震盪で、視線が定まらず立ち上がれない。
颯真が、仁王立ちのまま真凛を見下ろす。
最後の力で、脚を上げて下ろせば、全てが終わる。
重油の海から引き抜くように、膝を持ち上げ……。
額が割れ、血が流れ出す。
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