流れる川

連鎖

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宿場町

穏やかな旅

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 荷物ぐらい、何か載せればいいと思うが、
 何も乗せていない馬車の御者台に、三人が並んで座っていた。

「ガチャガチャ。。ガチャ。ガタンゴトン。ガゴトン。」

(ねみいよぉお。ハァ。薬。ハァ。そうだ!ああ、あげたっけ。フゥ。)

 いつものように馬車を走らせているマイルズは、
 眠そうにあくびをしながら、不満げに二人を見ていた。

 先輩は疲れたらしく、揺れなど気にせずに丸まって寝ているが、
 一人だけ元気なエリカを見ていると、
 暇なら代わって欲しいと言いたいのだが、
 そんなことは言えないし、色々と壊されても困るので、
 三人はいつものように馬車に揺られていた。

「さっきも寝ていたしさぁあ。まだね足りないのぉお?まさかさぁあ。
 それって演技で、また揺らしたりするんじゃ無いでしょうねぇえ。」
「フワァあ。うるせぇえ。成長期なんだよ。フワワァア。ねみいなぁ。」

「成長期って、いつのことよぉ。アハハ。」
「眠いんだよぉ。悪かったなぁあ。成長期って本当にねみいなぁ。」

「それじゃなくてサァ。椅子で寝ていたからジャないのぉ?」
「はいはい。お待たせして、すみませんでしたぁアァ。悪かったナァ。」

「とぉおおってもぉお。気持ち良さそうに、寝ているんだもんねぇえ。」
「みゃーみゃぁあ。ミャミャミャぁあ。」

「悪かったって、ハァ。。。本当に眠いんだヨぉお。フワワわぁあ。」

(一回だけ。。。でもねむいんだよなあぁ。布団で寝ないと疲れが。。
 ふうぁふぁっぁあ。そんなに、俺って弱くなったのか?
 まさか、薬の依存症とか。飲み過ぎだと身体が。。。ハアァァ。
 アイツらに聞かないと。。フワワワァア。でも、眠いなあぁ。)

 こんなに眠そうにしているのは、次の街に着けば補給を受けられると、
 最後に残っていた栄養ドリンクを、
 元気のなかった彼女に、カッコよく与えてしまったので仕方がなかった。

 もちろん、一日ぐらい飲まなくても大丈夫だと、
 高をくくってカッコウをつけた彼が悪いのだが、
 今更ながら、全身を搾り取られたような気だるい身体になってしまうと、
 栄養ドリンクを彼女に使ったことを後悔しているし、
 馬車を走らせられるのも自分だけなので、
 動かない身体に鞭を打って、必死に走らせていた。

「先輩さぁアア。街であったのよ。あの子の事を覚えているうぅう?」
「。。。」
「あの子たちさぁ、すっごく楽しそうにしていたのよぉお。」
「。。。」
「でも、全員から同時に甘えられちゃうと、
 久しぶりに怖かったわァあ。アハハハハハ。いやぁ。あれだとおぉ。」
「。。。」
「ウン。アレは、たまには、かなぁ。たまに甘えてくれるなら。さぁ。」
「。。。」
「あとさぁ。。いい子にも会ったのよぉお。すっごくいい子なのぉお!」
「。。。」
「ひっどぃいい。とってもいい子だから、あの子となら一緒に、ウフフ。」

(いい子?あの街で何かがあったのか?新しい仲間でも出来たのか?
 あと、知り合いだと?あの街に子供でもいるのか?
 この女。。こいつって、子供がいるのかぁ?子どもだとぉお。)

 マイルズは、エリカに顔を向けないで、
 丸まって寝ている猫と話している彼女の声を聞いていた。

 その内容は、あの場所に子供がいた事と、
 仲間になりそうな人がいるという、とても重要な話だったので、
 これだけ重要な情報なら、あの程度の薬が沢山支給されるし、
 臨時収入など許してもらえるだろうと喜んでいた。

「ねえねえ。マイルズぅうう。。」「なんだよ。エリカ?」
「まいる?まいくん?ま?まい?うーわ、まい。。。は、ダメかなあァ。」

(あの子みたいになったらァ。マイルズじゃ変よねぇ。
 やっぱり、変よねぇ。どうしようかなぁ。なんて呼ぼうかなぁあ。)

 エリカがいい子と言っているのが、人の事を差せば問題無いのだが、
 彼女が考えているのは別の事らしく、
 とても嬉しそうな顔をして、長ズボンに守れた場所を見ていた。

「だから、なんだよ!エリカ。まいって、知り合いかぁ?」

(あの場所にいる、仲間の名前なのか?
 俺のような高貴な名前と一緒だと!もしかして、女なのか?実は男か?)

 真面目に御者をしているので彼女がどこを見ているか気づいていないし、
 この女を相手にして気軽に話しているだけで、
 自分が特別だと思っていないのか、
 久しぶりの仕事に、さっきまで眠かった事など忘れ始めていた。

「ま?ま?かなァ。マ。。。ま。さあ。ま、さあァアア?ま?
 アハハハ、ま、さァアアあ。駄目だよ。笑える。ぎゃはは。まっ。。よ。
 いやぁああ。マってさァアア。やあ、ま。。アハハハ。いやぁああ。」

「ガタガタ。ゴトゴト。人の名前で遊ぶなよ。。ま。。。は、無いだろ!」

 エリカが嬉しそうに話しているのはいいのだが、
 マイルズに顔を向けて話しているので、
 だんだんと感の悪い男でも、その意味がわかったようだった。

(少しは仲良くなれたのか?少しは気を許したのかな?この女がァァァ?)

 彼女が自分にあだ名など付けてくれるのなら、
 少しでも興味を持ってくれたという事なので問題無かった。

 もちろん、使っているマイルズという記号だって、
 この男にとって、なんの執着も無かったので、
 最強最悪のエリカが付けるのであれば、
 喜ぶ事はあっても、嫌がる事など少しも無かった。

「いいじゃない!すぐに。。ま。。あれ取って!。ま。。あれさぁとか?」

「ひどいなァアアア。じゃあ、なんだよ。え。。え。でいいんだよな!
 代わりに、ソッチは。。え。。だからなぁっ。え。え。。だぞぉお。」

(楽しそうで、良かったな。少し元気になったかな?でも。。ま?)

 前の街で、少し元気が無いように感じていたが、
 今回よった旅館で、何かいい事があったらしく、
 今の顔は、多少影があっても本当に嬉しそうに笑っているので、
 あの街でいい事があったと、安心していた。

「あっ。。マイルズ気づいたぁああ?うふっ。。もう気づいちゃったぁ。
 そんなぁ。いやぁ気づいちゃったァ!ウフフ。モォオオ。」
「何がだよ?」

「今見ていたじゃない、もうぅうう。魅力的過ぎるのもォオ。罪よねぇ。」
「だから、何の事だって!」「そんな事を、女から言わせるなんてさぁ。」

「。」

(何が変わったんだ?何を言っているんだ?何を。。。。。
 ヤリまくってツヤツヤ?。。いつもだよな。
 揉まれて腫れている?。。。わからん。そうなのか?デカスギだよなぁ。
 今もザーメンの匂いがする?。。。いつものような気がするが。
 アソコに精子が入ってる?。。。そらあ当たり前ダヨナァ。)

 いつものように、不思議な謎かけをされても困ってしまうが、
 何を答えたら機嫌が良くなるか分からないので、
 考えているような振りをして、前を向いて馬車を走らせていた。

「わかったわよ!見たいってことでしょ。恥ずかしいけどぉ。
 見せちゃおうっかなぁ。あはは。ま。。。見たくなっちゃったァあ?
 やっぱり。。。ま。。だもんねぇ。アハハハ。いやぁ。ここでぇえ。
 ココッテサァ。うふっ。デモぉお。。ま。。の、おねふぁいだしぃ。」

「だから、なんだよ!」

「ギイ。。。でもぉお。。これからは、そういう事は部屋で言うんだぞ!
 いいかなぁ。。わかったァあ。。もぉお。どうしてもって言うんだしぃ。」

「何をするんだって、聞いているんだァアアア!」

「ズルズル。。どおおぉ?カワイイ!
 特別だぞぉおお。もっと、もおおっとぉ、近づいて見ていいよ!きゃ。」

 馬車が走っている状態で、御者台の上に立っているだけで危ないが、
 高いハイヒールを履いたまま椅子の上に立ち、スカートの裾を持ち上げ、
 透けた真っ赤なショーツに隠された場所を、マイルズに近づけていた。

「チラ。しょ。ショーツ。。ああ、それなぁ。アあぁ。。あ゛ァあ゛。」

 マイルズも前を向いて馬車を走らせていたので、
 彼女が腰を突き出して近づいて来ても、よく見えていないが、
 スカートを持ち上げている衣擦れの音は聞こえているし、
 持ち上げた途端に、女性器から漂う独特な匂いが濃くなったので、
 エリカが何をしているのかは気づいていた。

 その誘いに、
 そんな場所に視線を送るなと、弱い理性では警鐘を鳴らしているのだが、
 優しい欲望がそれを許さずに、すぐそばで彼女の下半身を見つめていた。

 その姿は魅力的で、最近まで丸見えになっていた時よりも、
 自分が興奮している事に気づいていた。

 その理由は、薄い生地で出来ている赤いショーツがイヤラシく、
 どう見えるかエリカも知っているのだろう、
 強くV字に食い込ませているが、紐のように変形させて、
 大陰唇や内側の肉ビラまでも、わきからはみ出させている訳ではなく、
 外側の膨らみだけを、軽くはみ出させていた。

 そんな中途半端な事をしているので、透ける生地から覗けるのは、
 押しつぶされて変形した小陰唇と、歪んで軽く広がった裂け目が、
 この布を退かせば、君が見たい場所が見えると誘っていた。

「これさぁ。。アルバイトで貰ってきたの。どおかなぁ。似合ってる?」

(いいわぁ。我慢しちゃってるの?あんなに絞ったのにね。ウフフ。)

 嬉しそうに誘っているエリカは、このまま襲って貰ってもいいし、
 このまま強引に脚を開かされて、
 腰を下から激しく打ち付けられながら、犯されても良かった。
 
 本当は、そんな事では物足りないと、もっと激しく、もっと、

 薄い生地一枚でしか隠されていない割れ目と突起に指を這わして、
 蜜壺から染み出す愛液と、寂しそうに泣く自分の顔を見られても、

 その布をずらして、むき出しになった女性器に直接指を入れて、
 肉棒を欲しがっている濡れた膣と、激しく喘ぐ声を聞かれても、

 割れ目に舌を差し込んで、肉ビラや膣口を味わって貰っても、
 もちろん、激しく吸ったり、噛んで壊して貰っても良かった。

「隠せぇえ!早い時間だが、街も近いんだぞぉお!ふうぅ。。ふうぅ。」
「ごめんねぇ。マイルズ。。コツ 。コツ。グイグイ。こっちだよね。」

(襲わないのかなぁ。うふっ。かわいぃいい。アハハ。早くおいでぇえ。)

 エリカが立っているのは、いくら荷台ではなく御者台だといっても、
 整地をされていない土の道を、馬が一頭だけで引いているので、
 今もバランスを崩しそうなぐらいに揺れていた。

「ガタン。。。あ。ご。」
「グラッ。ちょっとぉお。ドがん。ちょとぉお、マイルズぅう!ブルん。」

 そんな場所で、堂々と立っていたせいなのか、
 それとも、ただ楽しみたいだけなのか、
 それとも、いつまでたっても襲って来ない彼に飽きたのか、
 もちろん、前を向いていない御者が一番悪いが、
 馬車が大きな石でも踏んだらしく、色んな場所が激しく揺れていた。

 揺れる御者台の上で立ち上がって、下半身を丸見えにしていたエリカが、
 馬車が大きく揺れた時にバランスを崩したらしく、
 慌てて彼に背を向け、荷台の縁に手をついていた。

「わ。。わざとじゃない。ガタン。ガ。。ガがが。。がタン。」

「グラッ。。ちょっとぉお。グラグラァあああ。ちゃん。。モォオォオ。
 ドがん。ぶるるぅうん。べちぃいいん。」

 さっきまで堂々としていた彼女でも、馬車から落ちるのが怖かったのか、
 低い荷台の縁に手を着いてバランスを取っていたので、
 どうしても、お尻を後ろへ突き出すようになり、
 最後には、すぐそばで見ていた彼の顔に、
 むき出しになった下半身を、激しく押し付けていた。

「ブハッ。。ぐい。。ガタっン。ご。ゴトン。だからぁ、隠せぇえぇえ!」

 優秀な馬なので、無理やり手綱を引いたり、急に触ったりしなければ、
 自動運転車のように、まっすぐ走ってくれるが、
 焦ったマイルズの手が、微かに動いたのを敏感に感じてくれたのか、
 主人の邪な気持ちに従っていたのか、車輪が石を踏むように進んでいた。

 もちろん、今も石を踏んで馬車が揺れているので、
 揺れた時に離れたエリカのお尻を、思い切り手で押して退かすと、
 何故か怒ったように、マイルズが叫んでいた。

「ウフフ。じゃあ、舐めてイイわよ。。ぐちゅぐちゅ。。はぁアン。」

 そんな彼の怒っている顔に、エリカは一段と欲情したらしく、
 今度は、おしりの穴をマイルズの鼻で愛撫するように腰を振っていた。

「ジュッ。ジュッジュウ。あな。あぁあ。ぐじゅぐじゅ。もっうぅとぉ。」

 最初はその程度で我慢していたが、直ぐに物足りなくなったらしく、
 このバランスの悪い場所で器用にお尻を突き出しながら脚を大きく開き、
 相手の顔に濡れた大陰唇を擦り付けるように振っていたので、
 マイルズの顔が愛液まみれになっていた。

「ペロペロ。じゅじゅ。。ズズ。。ぺちゃぺちゃ。。ふうふう。」

 濡れているのも知っているし、舐めろと命令しているのも知っていた。

 マイルズは、香しく懐かしい匂いと、包み込むような湿り気に、
 今いる場所などすぐに忘れて、目の前にある蜜壷に舌を這わせ、
 穴に吸い付き、奥から出てくる新鮮な愛液を味わっていた。

「アァア。いやぁあ。イヤッイヤイヤ!!ダメよ。ここじゃぁあ!!」
「ぶばぶぅうう!グイ。どケロ。やべぇ。どけよ!トマレェエエ。」

「ガラガラ。。。ぎぐグイィイ。。。ヒィイイイン。」

「モォ。。襲わないデヨォオ。ズルズル。もぉお。まっ。。てぇええ。
 本当にケモノぉお!。もぉお。本当にぃい。ま。。は、ケモノよぉお。」

 魅力的で大きく真っ白なお尻が、
 真っ赤なワンピースの布に隠されていくのをじっと見つめていた。

「。。」
「ドシぃぃン。。モおおォ。。あんな事しちゃダメよ。マイルズ!」

 すぐ真横で座ったエリカのムッチリとした太ももが誘い、
 前から覗き込めば、あのショーツで隠されていた場所が見えるはずだと、
 大きく広がった脚が理性を曇らせていた。

「。。」「グイ。。ウフフ。。危ないから!覗いちゃだァアメぇええ。」

 エリカは、マイルズが前から覗こうとしていた事に気づいたらしく、
 ムッチリとした太ももを持ち上げ、脚を組んで隠していた。

 そんな事をしたので、マイルズの視線は、
 太ももとは逆に持ち上がっていく部分に送られ、
 そのあとは、片脚が持ち上がって床から覗くと見やすくなったのか、
 それとも左右から寄せているので見えなくなったのか、
 前から見たらどうなっているのか、そんな妄想ばかりが駆け巡っていた。

「の。。のぞく。。覗くわけ無いだろぉお!
 さっきだって、お前が。。ペロ。。エリカがなぁああ。おぉお前がァ。」

(この味?この匂い。。あの感触?あの温もり?俺って?この。。)

 神様からの神託で助けた女からも、
 その前味わった友人の娘でも感じられなかった満足感と、
 何故かさっきまで感じていた気だるい気持ちまで無くなったらしく、
 今すぐにエリカを押し倒して、
 この場所で犯したいとまで考えている自分に戸惑っていた。

(楽しめたぁあ。マイルズちゃん。うふふ。さぁあ。おいでぇえ。)

「。。」

(何をされた?この女って、何をどうしていた!何故、こう思った?)

 マイルズも、このまま単純に流されてしまえばいいのだが、
 仕事人としても、この女の監視者としてまで優秀な男は、
 この思いの理由を、この身体の反応を考え続けていた。

「見えたか!」「すげえなぁ。」「お姉ちゃん。もう一度どおおォ?」

 そんな不思議な緊張感も、すぐに忘れる事になっていた。

 それは、朝が早いといっても街が近いので、
 今日中に街に着きたい、貧乏な人達は歩いているし、
 街の周りに住んで仕事をしている人もいるので、
 さっきの姿を見てしまった人達は、美しいエリカに声をかけてきた。

「いいわよぉお。見たいぃい!。ズルズル。。ドォお。みえてるぅう。」
「グイィ。エリカ。だからやめろって!だから、やめてくれって。」

(この感情は?どう思っているんだ?なぜ今は、そう思っている?)

 この女が好きで見せているし、ここで全裸をさらしたがっている。

 このまま連れて行って貰っても、マイルズは困らないはずだが、
 普通の人が彼女を誘ってくる行動に、嫉妬のような独占欲を感じていた。

「ごめんねぇ。見せたらダメだってぇえ。この子が独占したいってさァ。」

(もぉぉぉ。しっとぉお。。嫉妬よねぇ。。この子ったらぁあ。アハハ。)

 エリカは他人に身体を見せても問題は無いし、
 この男。。あの女だって、あの老人の相手だってしてもいいのだが、
 難しそうな顔で考え込んでいるマイルズを見て、素直に喜んでいた。

「いいじゃん。見せてよぉ!」「チラッとでも。」「俺は見てねえぇ!」
「。。。」「街で見かけたら、声をかけてねぇ。その時にね。アハハハ。」

 マイルズは、言い返すことも出来なくなったのか、
 いつものように、琥珀色の笑みを浮かべているエリカを隣に乗せて、
 馬車は次の街に向かって走り続けていた。

 。。。

「エリカ。。見えるか?アソコがウリュウの検問だ。この辺でいいだろ?」

(着いたぁああ。ハァ。まずは報告に休憩。後は。。やっとぉおお。)

 今回は小さな温泉地でも、途中に点在する中継地でも無いし、
 ギルドが常駐している街なので、
 街に入るために明らかに人が並んでいる数も、
 門の先に見える大きな街並みも違って、娯楽も多く存在していた。

「グイ。私のは、ココよ!」

 エリカも街について嬉しいのか、いつものように、
 ギリギリまでしか隠していない場所を指差して、何かを誘っていた。

「ふぅううう。。ぐいい。。ズルスルっぅう。。。
 クチュ。。いい門だな!クチュクチュ。。うぅウン。開きっぱなしだが、
 誰が来ても、この蜜で絡め取って捕まえてしまう最高の門だよぉお!」
「アァア。あ゛。。違う、違うぅううう。ウゥウウん。あ゛アアァン。」

「グチャグチャ。。ぐちゅちゅぎゅ。ジュブジュブゥウウ。アハハ。
 俺の指も取り込まれてイルうぅう。見えるかぁ。グチュグチュぅうう。」

 マイルズは、この女の事を少しはわかってきたような気がしていた。

(これだろぉ。ハイハイ。これでいいんだよなぁ。エリカちゃん。)

 今は馬車が止まっているので、面倒な事をしていないマイルズは、
 見るだけで我慢していたスカートの裾を持ちあげ、
 残った手で邪魔なショーツを掴み、太ももの半分ぐらいまで釣り下げて、
 おマンコを剥き出しにしていた。

 その後は、オスを誘っているグチャグチャな割れ目に指を突っ込み、
 嬉しそうに笑いながら、激しくエリカの膣をかき混ぜていた。

「ぐいっ。。あはは。。もぉ。違うゥ。違うってぇええ。違うったらぁあ。
 すたっ。。ありがとうマイルズ。また何かあったら、お願いね。」

 知り合いであっても、突然スカートの中に手を差し込まれて、
 見せているという自覚があっても、ショーツを太ももまで下げられて、
 濡れて誘っているとはいえ、勝手に女性器を指でなぶられて、
 その後は、激しく敏感な膣壁を嬲られていても、

 少しも嫌な顔をせずに、アソコを触られた事を気にした感じもなく、
 嬉しそうな顔までして、
 エリカは軽く服を直してから、馬車から飛び降りていた。

「またな。エリカ。。もちろん、先輩もな。」

(まあ。いいかな。もっとしても大丈夫だったか?続きは街で。。。)

 エリカに対して、とても酷いことをしていたマイルズも、
 その事を自覚していないのか、それとも慣れてしまったのか、
 何故か吹っ切れた顔までして、いつものように挨拶を返していた。

「にゃにゃにゃあぁあ。にゃーにゃ。」「なんだって?」
「今度も、おいしい飯を用意しておけってさァァァァ。」

 この中では、一番人間らしい反応と言ってもいいのだろうか、
 少し面倒くさそうな顔をして、先輩もマイルズの質問に答えていた。

「じゃ。お互いの旅に祝福を。」「祝福を」「にゃー」

 人との別れは一瞬、出会いも一瞬だが、
 二人が降りた馬車は、ユックリと門に向かって進んで行った。

 。

 二人からは離れたので、よく見えていないが、
 マイルズが乗っている事に気づいた門番は、手を挙げるだけで答えて、
 何かをした感じも、何かを調べた感じも無く、もちろん慌てもせずに、
 馬車が通り過ぎていく姿を見送っていた。

 そのマイルズが乗った馬車は、最初から門のなど無かったように、
 そのままゆっくり先へ進んで消えていった。

 残ったエリカたち二人は、この後にマイルズと合流して?
 新しい仲間と?バラバラに別れて?

 それとも、旅自体をヤメテ。。。


 穏やかな旅
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