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宿場町
目覚まし
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豪華な和室の中に、全裸の美しい女が布団の上で倒れていた。
「みゃーあぁ。」「。。」「みゃぁあ。」「。」
高級な部屋なので、全裸で寝ていても冷気など入ってくる事など無く、
襖から差し込む心地よい日差しだけが、朝を優しく知らせていた。
普通なら、朝の日差しが顔にかかるだけでも起きそうなのだが、
朝早く帰ってきたエリカは、その程度の刺激では目を覚ますことも無く、
先輩が大きな声で、起きる時間だと知らせていた。
もちろん、ご主人様を優しく起こすのは彼の仕事なので、
最初は少し離れて鳴いていたし、優しく声をかけていた。
「ぺろぺろ。ミミミャアァア。ミヤァアアア。ぺろぺろ。」「うぅウン。」
それでも反応が無いので、近づいて耳元で鳴いてみたり、
傷一つ無い綺麗な肌を、ザラついた舌で舐めてみたのだが、
ご主人様が目を覚ます事は無く、気持ちよさそうに寝続けていた。
「みゃ。。。みゃみゃ?」「すぅすぅ。。。」
「ミャッミャッミャ。。。ミャァァア?」「うぅウン。。」
「ミヤァアアアア。ミャッミャアァア。。。。ジャキン!」
「すぅすぅ。。。」
それからも先輩は、色々な手を使って起こそうとしていたのだが、
ご主人様からの反応が無いので、
何時ものように肉球の先から鋭い爪を出し、
嬉しそうに口角を上げて、気持ち良さそうに寝ている彼女を見ていた。
「そろぉおぃい。そろそろぉおりぃ。」
その寝ているエリカに降り注ぐ日差しは、今も穏やかで暖かいが、
それを見ている黒猫は、
器用に後ろ足だけで立ち上がり、前足から爪まで出しているので、
この場所の雰囲気とは明らかに違っていた。
その異様な雰囲気を漂わせている黒猫は、
これから何かを始めようとしているらしく、
身体を反らせて立ち上がったまま、後ろ足だけで器用に歩き、
足音と気配まで消して彼女に近づいていた。
「うぅうん。。スウスウ。ウッウン。スウスウ。ウッ。。。ウウウ。」
いくら寝ていても、黒猫が放つ異様な雰囲気や、
何かをしている気配を感じれば、すぐに目を覚ましそうだが、
とても疲れている彼女は、
目をつぶったまま優しい寝息を立てて、彼が近づくのを許していた。
「グン。。。ミギャァア。。バリバリィイイ。」
獲物が気づかない事に、笑いそうになっている猫は、
相手が気づくギリギリまで近づくと、
身体を躍らせるように飛び掛かり、獲物に向かって爪をふるっていた。
その振り抜いた猫の爪は、
傷ひとつ無かった彼女の肌に何本もの赤い筋が浮き出させて、
そこから滲み出した血が、肌から滴り落ちて川のようになっていた。
「いギャァアアア。ガバ。。敵。。敵なの?。。先輩。。てき?」
「ぺろぺろ。。ふみゃ。みゃっみゃ。ごしごし。ふみゃぁあああ。」
血が滲むほどの傷を肌につけられて、エリカは痛みで飛び起きていたが、
その顔は精液で濡れているし、身体に付いた跡も軽く乾いているだけで、
ついさっきまで、沢山の男達と楽しんでいたのは見ただけでわかった。
そんな姿で、全裸のまま片膝立ちで周りを確認しているらしく、
今から襲撃者に向けて、抜刀をするような格好で警戒していた。
しかし、抜刀をしようと腰に手を持っていくと、
自分が何も持っていない事や、服や下着さえも着ていない、
この場所が戦場ではなく、ただの旅館だと気づいてしまうと、
バツが悪そうに周りを確認しながら、キョロキョロと視線を送っていた。
そのエリカの姿は、
先輩から見るとあまりにも滑稽だし、面白過ぎるのだが、
先輩も笑うのを必死に抑えようとしているらしく、
さっき爪を出していた前足を口に持っていき、笑った口元を隠すように、
肉球を舐めて手入れをしているふりをしていた。
「キョロキョロ。せ。。先輩。襲撃者?キョロキョロ。て。。テキ?」
エリカも先輩を見て、襲撃者が彼だと気づいているが、
慌てて起きた自分が、とても滑稽な格好をしている事に気付いたので、
襲撃者に襲われた自分という、被害者側の演技をまだ続けていた。
「ペロペロ。ミャミャ。みゃみゃみゃミャっ。」
そういう彼女の行動などいつもの事だし、少し飽きてきているのか、
彼は舐めて綺麗になった前足を顔に持っていくと、
濡れた手で毛ずくろいでもしているように擦り付けていた。
「て。。。テキよね。」「ぷぷぷっ。みゃぷみゃぁああ。ぷぷ。。」
エリカは、こんな茶番をまだ続けたいらしく、
真剣な顔をしたまま、全裸で構えを解こうとしなかった。
そして、流石に見慣れていた彼でも顔が緩みだすし、
必死に手で顔を押さえ付けながら、笑っている事を隠しているので、
いつまでも、彼の毛づくろいが終わることは無かった。
。
襲撃者が部屋に突然現れて、寝ていたエリカを襲うという劇は、
彼が謝るまで続くと思われたが、なぜかすぐに終わっていた。
「どろっ。。うっわ。。ウフフフ。。ウフフフ。アハハハハハ。」
(サイッコぉおお。とっても気持ちいいわぁあ。ハァアん。今日もおぉ。)
普通のご主人様なら、
使い魔に爪を立てられて、無理矢理起こされたら怒り出しそうだが、
エリカはとても上機嫌で、身体から立ちのぼる心地良い臭いと、
蜜壷に入った精子が、次々に割れ目から滲み出る感触に喜んでいた。
「スル。。くちゅ。」「みゃっ!」
「くちゅ。うっ。。ウゥン。クチュクチュ。。そっ。そうよ。そォおぉ。」
その感触を喜んでいるエリカの姿は、
抜刀をするように膝を立てているので、
とうとう足がしびれ始めて、脚が小刻みに震えてしまうと、
付け根にある割れ目が、捻るように何度も広がってしまい、
膣内から外へ、大好きな液体がこぼれ落ちていた。
ザーメンが勝手にこぼれ出すなど許せない彼女は、
その流れ出した液体を押し戻そうと、割れ目に手を持っていったが、
その時に敏感な場所に指が近づき、興味本位で軽く触れてしまうと、
抑え切れない感情が溢れ出し、そのまま違う行為を始めていた。
「みゃ。。みゃぁあ。」
「もぉー。わかったわよ。クチュクチュ。はァ。。あっ。うぅう。」
そんな彼女を見ていた先輩は、すぐに大人の対応をしろと言ったのだが、
そんな事など気にしないエリカは、一段と貪るように手を動かしていた。
「(そうだ。)すみませぇええん。。三助ってぇえいませんかぁ。
今からぁあぁあ。朝風呂に入るんですけどぉ。一緒にどおですかぁあ。」
「(。。)」「(イケ。。)」「(よ。。ん。。。)」「ガンツ。お。」
エリカ達の周りからは、護衛の人が見ている音は聞こえているのだが、
やっとお日様が出始めた時間に、彼女が帰ってきたので、
殆どの人は、帰ってこないと諦めて気持ちよさそうに寝ていた。
確かにエリカが帰ってきた時に、起きて待っていた人もいたのだが、
その人たちは、彼女が寝る前に楽しんでいるので、
今は気持ち良さそうに寝ていた。
今起きているのは、楽しんだ後になかなか寝付けなかった人たちで、
その人たちだって、もう一度楽しむほどのに体力や気力も残っておらず、
彼女と楽しみたい気持ちはあるのだが、やっぱり眠気の方が強かった。
「うぅうん。いないのぉお。ブルン。だれかぁあ。」「フゥゥウ。」
(管理人?監視人?誰も来ないしぃいい。。お風呂に入ってぇ。ウフフフ。)
彼女が注意深く探さなくても、
周りから人が見てくる気配はあるのだが、何故かその人は出てこないし、
眠っているのか、気絶でもしているのか、少し離れているのか、
その動いている気配が無い人が飛び起きて、駆けつける事も無かった。
それでもエリカは、障子の先にあるお風呂で男達と楽しみたいし、
全身に貼り付く乾いた感じや、ムワッと絡みつく匂いも好きなのだが、
新鮮な熱い精液を、直接浴びる事のほうが大好きだった。
「ぐっちゅ。ああぁ。くちゅ。うぅウン。ココよ。ここに来てぇえ。」
エリカは、自慰行為をして男からの視線が強くなって嬉しいのか、
それよりも、我慢できなくなった人に襲われたいのか、
指を膣口に複数入れて、奥に残ったザーメンを掻き出し、
割れ目からトロトロと溢れ出す姿を見せていた。
その姿は、他人がここを犯していたと、こんな大量にオカされていたと、
でも今は。。。。と、寂しい気持ちを周りにばら撒いていた。
「ハアハア。。じゅじゅる。ぐちゃぐちゃ。ココぉおお。ぺちゃぺちゃ。」
「みゃっ。みゃっみゃ。。みゃみゃ。みゃみゃみゃみゃ。みゃみゃ。」
エリカは、穴から流れ出した液体を手で丁寧にすくい取り、
その愛液と混じった精子を、美味しそうに口に添えて舐めていた。
やっと起きてくれた彼女に安心していた黒猫も、
また何かを始めようとするご主人様に、焦り始めていた。
その姿は、ハシタナイと言って止めさせたかったのか、
それとも、風呂で身体を洗ってこいとでも言いたいのか、
誘導員のように立ち上がって、身振り手振りを使って説明をしていた。
そんな黒猫がいるだけで滑稽だが、
前足を交差させたり、身体を洗うように動かしてみたり、
波を表しているのか、フラフラと揺れてみたり、
諦めたのかお辞儀をしたり、しまいには、走り出したり、
バク転やバク宙までして、必死に何かを頼んでいた。
「うるちゃい。。グイ。。ブン。。」
「みぎゃぁあ。ミギャ。みぎゃぁあ。みぎゃぁあ。みみみぎゃぁあ。」
とうとうエリカは、楽しい気持ちを何度も邪魔されて怒ったらしく、
彼の後ろ足の片方だけを捕まえて、空中に吊り上げていた。
誰だって突然見えないものに掴まれただけで焦ってしまうし、
そのまま宙吊りにされてしまえば、
突然頭が下になって世界が逆転してしまうので、一段と混乱していた。
そんな格好になった先輩は、
空中を泳ぐように身体をバタつかせながら、
止めて欲しいと、必死に逃げようと叫んでいた。
「先輩。うるさい!。。ブンブン。。うるちゃいよ。先輩。ブンブン。」
「ムギュ。。ぐぅうう。ぐうううず。。ぐううう。うぐぐぐ。」
「ううん。ぐちゅぐちゅ。はっはぁぁん。グググ。ぐちゅん。ハアハア。」
暴れながら大声を出している先輩は、エリカにとっては邪魔なので、
黙るまで大きく振り回していると、最初は必死に抵抗していた彼だが、
最後には目を回してしまい、何も出来なくなっていた。
もちろん、警報音も止まり、邪魔するものが居なくなった部屋では、
エリカが、ゆっくり誘うように手を動かし続きを楽しんでいた。
。
寝室と隔てていた大きな襖の扉を開けっぱなしにして、
数人が同時に入れる湯船に、エリカ一人が浸かっていた。
「チャポォオおおん。。はぁああ。ふうぅうう。ちゃぽーおおん。」
「バキ。。ガサガサ。。」「ゴソゴソ。ガサガサ。」「ガサガサ。」
その湯船に浮かぶ姿は、身体をうつむきにしてお湯に浮かびながら、
湯船の木製の縁に腕を乗せて、湖面に漂う木の葉のように楽しんでいた。
その全裸で漂う彼女の姿を見ているのは、
狭い庭をぐるっと囲むように出来ている細い竹で編んだ壁と、
もう明るくなってきた、日差しが降り注ぐ真っ青な空だった。
その気持ちいい天気と、風が吹き抜ける心地いい雰囲気に酔いしれて、
エリカは、顎を腕で支えながら浮力に任せて身体を浮かせて、
大きく真っ白なお尻を、プカプカと浮かばせたり沈ずめたり、
美しい生脚を、湯面の上に出したり沈めたりして楽しんでいた。
残念なのは、大きな胸が湯船の中に隠れている事と、
ハシタナク足を広げてくれれば見えるが、
どうしても見たくなる場所が、
むっちりとした太ももや、柔く大きなお尻が邪魔をして、
覗くことが出来ないことだった。
(どうしても。。いい。。はぁああ。いいわぁ。うふっ。とうぶん。。)
たしかに、ふかふかな高級布団の上で楽しむのもいいが、
全身を暖かいお湯に包まれて、浮かぶように漂うのは最高で、
時間だと、うるさく鳴り響く目覚まし時計は、
さっき寝ていた布団の上で、お腹を上にして気絶していた。
もちろん、エリカも目覚ましを止めた後は、
また続きを楽しもうと彼らを呼んでいたが、誰も来てくれないので、
時間を気にせず、ゆっくりと温泉に浸かって楽しんでいた。
(最高よねぇ。。今日も。。でもなぁ。。次の街かァ。。ハァ。一年後。)
さすがに高級旅館の特別室なので、部屋付きの温泉は掛け流されていて、
景色はそれほどでもないが、
寝室の先に板張りの床が連なり、その場所で入ることができた。
そんな湯船も、
洗い場などの無粋な物は無く、周りを囲むのは竹で出来た壁に、
空気まで綺麗に感じてしまう真っ青な青空と、板張りの床からの匂い、
そんな場所でゆっくり入浴するだけで、心が洗われている気がしていた。
(ここって、最高よねぇ。沢山食べたしぃ。ここにも、たぁぁっくさん。)
さすがに、転移などを使って場所が違うということでもなさそうで、
庭の周りにできた細い竹の壁だけが、エリカが浮かんでいる湯船と、
新しい男たちが覗き込んでいる場所を仕切る壁になっていた。
「もぉぉぉ。。はぁああ。。うぅウン。。うぅぅぅん。。はああああん。」
このお風呂には洗い場以外にも、桶や石鹸や椅子まで無く、
自分で身体を洗うなどという、邪道な事など全て出来ないらしく、
エリカは精液まみれで、汚れた身体のまま湯船に浸かって、
相手からの視線が絡みつくような姿を、彼らに見せつけていた。
「ちゃぽん。。うふっ。さんすけさぁああん。みんなぁあ。きてぇええ。」
もちろん、温かいお湯で癒やされた後は、
疲れきった身体を湯船から出して、彼らにマッサージをしてもらい、
その後は。。その後は。。その次は。。そうやって、
最高の癒やしを、時間を気にせずに味わっていた。
。。。
あの救った女が気付く前に、旅館を出ようと思っていたマイルズが、
誰も出てこないフロントでエリカを待っていた。
(来ねぇなァ。ハァ。。まだかなぁ。。でも、不用心だよなぁ。ここ?)
マイルズが来たのは、確かに朝早い時間だったが、
フロントには徹夜明けのように、気だるそうに仕事をする人、
時折固まっている人しかいない不思議な光景だった。
もちろん、あまりにも静かなので考えてみると、
さっきから客がまばらにしか出てこない事に気づき、
そのせいで全体的に人がいないと納得していた。
。
あの女がマイルズを探しに部屋から出て来なかったし、
誰かが呼びにも来なかったので、最悪の事は無かったと安心していたが、
いつまでも、目的のエリカが来ないことに苛立っていた。
「。。。」
(仕方ねぇぇぇ。いくか?。。フロント。。ハァ。ダメだろうなぁ。)
何時もより早い時間に待っていたので、すぐに来ないとは諦めていたが、
約束の時間が近づいても、
エリカが来る気配がないことに焦り始めていた。
もちろん、彼としては、さっきのことで早く旅館を出たかったので、
ある程度の付き合いが出来たエリカなら、
多少早く部屋に行っても怒られないだろうと思い部屋に向かっていた。
「ヒュン。。。トントン。。(おぉおい。起きてるぅ?)トントン。」
(スゲェ臭いだなぁ。。うわぁ。。可哀想に。。ハァ。。。大丈夫か?)
優秀なマイルズが移動すれば、一瞬で彼女の部屋に着き、
朝早いといっても、もう起きて用意を始めている時間なので、
鍵もかかっていない襖を叩いて、準備が出来ているかを確認していた。
今も彼が見ている光景は予想通りなので、気にしていないが、
逆に部屋や壁がまだあるなら、エリカの機嫌もいいだろうと、
周りで満足そうに寝ている男たちのことは、全て見ないことにしていた。
「(ふぅうぅ。。。グチュ。。はぁアン。。)ガツ。ゴソゴソ。」
「ミニャァアアアア。。ギャッギャァアア。」
「先輩?大丈夫か!おい!センパイ!」「ミギャ。みぎゃぎゃぎゃぁあ。」
あのエリカが、誰かに襲われているとは考えられなかったが、
使役の先輩が、必死に抵抗しているような声で騒いでいる事と、
さっきまで、神の使徒としての使命を果たしたと、
高揚していた正義の心が、その扉に手をかけさせていた。
「開くからなぁああ。何かあったら!隠せよぉお。。3。。にぃいいい。
ダメなら、ダメって言うんだぞぉお。いいかぁア。ダメなら言えよォ。
さぁあああん。。にぃいい。いいかぁあ。開くぞぉおお。さん。にぃ。」
「ミギャギャグアギャァアア。。みギャアアア。みぎゃぁあああ。」
もちろん、新しい活きのいい供物が現れたと、
喜んだエリカのテンションが爆上がりして、
空中に浮かせていた猫を、上下左右に激しく振り回していた。
(本当に?いいのか。。本当に?先輩?。。本当に大丈夫なのか?
神よぉおお!どうすればいいですかぁ。。これは、どうすればぁあ。。)
あの女が連れている使役が、まともな生き物だとも考えていないし、
その先輩が絶叫を上げていることに、焦っていたマイルズは、
何かの神託を受けようと、床に跪いて神に祈りを捧げていた。
「あじぇごぉ。。後が挙げごぉ。がぐうぅう。ががぐぅう。」
マイルズの質問が終わってもいないし、
神が今の風景など見ているはずも無いのだが、
彼の頭が焼き付くような、激しく強烈なメッセージと、
何かを「開け」という意思だけは伝わってきた。
「スルスル。。。。。ずるづるるぅぅ。。。ドダァアン。ガタァアアん。」
神からの指令は絶対なので、素直に扉を開こうと引き戸に手を当てると、
すぐに目の前が真っ暗になり、この優秀な男の意志を刈り取っていた。
もちろん、意志を刈り取られ気を失ったマイルズは、
床につんのめったように倒れ、
豪華な襖に手をかけたまま、扉を大きく押し開いていた。
「。。。。。」「ドサっ。。。フギャ。。ふみゃあぁあ。」
「クチュクチュ。ふうぅう。キタキタぁぁあ。。さあ、おいでぇぇぇ。」
襖に手をかけたまま、床に横たわっているマイルズを見て、
床に叩きつけられていたが、安心したように先輩が泣いていた。
残ったエリカは、布団の上でお尻を着けたまま両脚を開き、
湯上りで綺麗に着飾った身体を見せながら、新しい獲物を見ていた。
目覚まし
「みゃーあぁ。」「。。」「みゃぁあ。」「。」
高級な部屋なので、全裸で寝ていても冷気など入ってくる事など無く、
襖から差し込む心地よい日差しだけが、朝を優しく知らせていた。
普通なら、朝の日差しが顔にかかるだけでも起きそうなのだが、
朝早く帰ってきたエリカは、その程度の刺激では目を覚ますことも無く、
先輩が大きな声で、起きる時間だと知らせていた。
もちろん、ご主人様を優しく起こすのは彼の仕事なので、
最初は少し離れて鳴いていたし、優しく声をかけていた。
「ぺろぺろ。ミミミャアァア。ミヤァアアア。ぺろぺろ。」「うぅウン。」
それでも反応が無いので、近づいて耳元で鳴いてみたり、
傷一つ無い綺麗な肌を、ザラついた舌で舐めてみたのだが、
ご主人様が目を覚ます事は無く、気持ちよさそうに寝続けていた。
「みゃ。。。みゃみゃ?」「すぅすぅ。。。」
「ミャッミャッミャ。。。ミャァァア?」「うぅウン。。」
「ミヤァアアアア。ミャッミャアァア。。。。ジャキン!」
「すぅすぅ。。。」
それからも先輩は、色々な手を使って起こそうとしていたのだが、
ご主人様からの反応が無いので、
何時ものように肉球の先から鋭い爪を出し、
嬉しそうに口角を上げて、気持ち良さそうに寝ている彼女を見ていた。
「そろぉおぃい。そろそろぉおりぃ。」
その寝ているエリカに降り注ぐ日差しは、今も穏やかで暖かいが、
それを見ている黒猫は、
器用に後ろ足だけで立ち上がり、前足から爪まで出しているので、
この場所の雰囲気とは明らかに違っていた。
その異様な雰囲気を漂わせている黒猫は、
これから何かを始めようとしているらしく、
身体を反らせて立ち上がったまま、後ろ足だけで器用に歩き、
足音と気配まで消して彼女に近づいていた。
「うぅうん。。スウスウ。ウッウン。スウスウ。ウッ。。。ウウウ。」
いくら寝ていても、黒猫が放つ異様な雰囲気や、
何かをしている気配を感じれば、すぐに目を覚ましそうだが、
とても疲れている彼女は、
目をつぶったまま優しい寝息を立てて、彼が近づくのを許していた。
「グン。。。ミギャァア。。バリバリィイイ。」
獲物が気づかない事に、笑いそうになっている猫は、
相手が気づくギリギリまで近づくと、
身体を躍らせるように飛び掛かり、獲物に向かって爪をふるっていた。
その振り抜いた猫の爪は、
傷ひとつ無かった彼女の肌に何本もの赤い筋が浮き出させて、
そこから滲み出した血が、肌から滴り落ちて川のようになっていた。
「いギャァアアア。ガバ。。敵。。敵なの?。。先輩。。てき?」
「ぺろぺろ。。ふみゃ。みゃっみゃ。ごしごし。ふみゃぁあああ。」
血が滲むほどの傷を肌につけられて、エリカは痛みで飛び起きていたが、
その顔は精液で濡れているし、身体に付いた跡も軽く乾いているだけで、
ついさっきまで、沢山の男達と楽しんでいたのは見ただけでわかった。
そんな姿で、全裸のまま片膝立ちで周りを確認しているらしく、
今から襲撃者に向けて、抜刀をするような格好で警戒していた。
しかし、抜刀をしようと腰に手を持っていくと、
自分が何も持っていない事や、服や下着さえも着ていない、
この場所が戦場ではなく、ただの旅館だと気づいてしまうと、
バツが悪そうに周りを確認しながら、キョロキョロと視線を送っていた。
そのエリカの姿は、
先輩から見るとあまりにも滑稽だし、面白過ぎるのだが、
先輩も笑うのを必死に抑えようとしているらしく、
さっき爪を出していた前足を口に持っていき、笑った口元を隠すように、
肉球を舐めて手入れをしているふりをしていた。
「キョロキョロ。せ。。先輩。襲撃者?キョロキョロ。て。。テキ?」
エリカも先輩を見て、襲撃者が彼だと気づいているが、
慌てて起きた自分が、とても滑稽な格好をしている事に気付いたので、
襲撃者に襲われた自分という、被害者側の演技をまだ続けていた。
「ペロペロ。ミャミャ。みゃみゃみゃミャっ。」
そういう彼女の行動などいつもの事だし、少し飽きてきているのか、
彼は舐めて綺麗になった前足を顔に持っていくと、
濡れた手で毛ずくろいでもしているように擦り付けていた。
「て。。。テキよね。」「ぷぷぷっ。みゃぷみゃぁああ。ぷぷ。。」
エリカは、こんな茶番をまだ続けたいらしく、
真剣な顔をしたまま、全裸で構えを解こうとしなかった。
そして、流石に見慣れていた彼でも顔が緩みだすし、
必死に手で顔を押さえ付けながら、笑っている事を隠しているので、
いつまでも、彼の毛づくろいが終わることは無かった。
。
襲撃者が部屋に突然現れて、寝ていたエリカを襲うという劇は、
彼が謝るまで続くと思われたが、なぜかすぐに終わっていた。
「どろっ。。うっわ。。ウフフフ。。ウフフフ。アハハハハハ。」
(サイッコぉおお。とっても気持ちいいわぁあ。ハァアん。今日もおぉ。)
普通のご主人様なら、
使い魔に爪を立てられて、無理矢理起こされたら怒り出しそうだが、
エリカはとても上機嫌で、身体から立ちのぼる心地良い臭いと、
蜜壷に入った精子が、次々に割れ目から滲み出る感触に喜んでいた。
「スル。。くちゅ。」「みゃっ!」
「くちゅ。うっ。。ウゥン。クチュクチュ。。そっ。そうよ。そォおぉ。」
その感触を喜んでいるエリカの姿は、
抜刀をするように膝を立てているので、
とうとう足がしびれ始めて、脚が小刻みに震えてしまうと、
付け根にある割れ目が、捻るように何度も広がってしまい、
膣内から外へ、大好きな液体がこぼれ落ちていた。
ザーメンが勝手にこぼれ出すなど許せない彼女は、
その流れ出した液体を押し戻そうと、割れ目に手を持っていったが、
その時に敏感な場所に指が近づき、興味本位で軽く触れてしまうと、
抑え切れない感情が溢れ出し、そのまま違う行為を始めていた。
「みゃ。。みゃぁあ。」
「もぉー。わかったわよ。クチュクチュ。はァ。。あっ。うぅう。」
そんな彼女を見ていた先輩は、すぐに大人の対応をしろと言ったのだが、
そんな事など気にしないエリカは、一段と貪るように手を動かしていた。
「(そうだ。)すみませぇええん。。三助ってぇえいませんかぁ。
今からぁあぁあ。朝風呂に入るんですけどぉ。一緒にどおですかぁあ。」
「(。。)」「(イケ。。)」「(よ。。ん。。。)」「ガンツ。お。」
エリカ達の周りからは、護衛の人が見ている音は聞こえているのだが、
やっとお日様が出始めた時間に、彼女が帰ってきたので、
殆どの人は、帰ってこないと諦めて気持ちよさそうに寝ていた。
確かにエリカが帰ってきた時に、起きて待っていた人もいたのだが、
その人たちは、彼女が寝る前に楽しんでいるので、
今は気持ち良さそうに寝ていた。
今起きているのは、楽しんだ後になかなか寝付けなかった人たちで、
その人たちだって、もう一度楽しむほどのに体力や気力も残っておらず、
彼女と楽しみたい気持ちはあるのだが、やっぱり眠気の方が強かった。
「うぅうん。いないのぉお。ブルン。だれかぁあ。」「フゥゥウ。」
(管理人?監視人?誰も来ないしぃいい。。お風呂に入ってぇ。ウフフフ。)
彼女が注意深く探さなくても、
周りから人が見てくる気配はあるのだが、何故かその人は出てこないし、
眠っているのか、気絶でもしているのか、少し離れているのか、
その動いている気配が無い人が飛び起きて、駆けつける事も無かった。
それでもエリカは、障子の先にあるお風呂で男達と楽しみたいし、
全身に貼り付く乾いた感じや、ムワッと絡みつく匂いも好きなのだが、
新鮮な熱い精液を、直接浴びる事のほうが大好きだった。
「ぐっちゅ。ああぁ。くちゅ。うぅウン。ココよ。ここに来てぇえ。」
エリカは、自慰行為をして男からの視線が強くなって嬉しいのか、
それよりも、我慢できなくなった人に襲われたいのか、
指を膣口に複数入れて、奥に残ったザーメンを掻き出し、
割れ目からトロトロと溢れ出す姿を見せていた。
その姿は、他人がここを犯していたと、こんな大量にオカされていたと、
でも今は。。。。と、寂しい気持ちを周りにばら撒いていた。
「ハアハア。。じゅじゅる。ぐちゃぐちゃ。ココぉおお。ぺちゃぺちゃ。」
「みゃっ。みゃっみゃ。。みゃみゃ。みゃみゃみゃみゃ。みゃみゃ。」
エリカは、穴から流れ出した液体を手で丁寧にすくい取り、
その愛液と混じった精子を、美味しそうに口に添えて舐めていた。
やっと起きてくれた彼女に安心していた黒猫も、
また何かを始めようとするご主人様に、焦り始めていた。
その姿は、ハシタナイと言って止めさせたかったのか、
それとも、風呂で身体を洗ってこいとでも言いたいのか、
誘導員のように立ち上がって、身振り手振りを使って説明をしていた。
そんな黒猫がいるだけで滑稽だが、
前足を交差させたり、身体を洗うように動かしてみたり、
波を表しているのか、フラフラと揺れてみたり、
諦めたのかお辞儀をしたり、しまいには、走り出したり、
バク転やバク宙までして、必死に何かを頼んでいた。
「うるちゃい。。グイ。。ブン。。」
「みぎゃぁあ。ミギャ。みぎゃぁあ。みぎゃぁあ。みみみぎゃぁあ。」
とうとうエリカは、楽しい気持ちを何度も邪魔されて怒ったらしく、
彼の後ろ足の片方だけを捕まえて、空中に吊り上げていた。
誰だって突然見えないものに掴まれただけで焦ってしまうし、
そのまま宙吊りにされてしまえば、
突然頭が下になって世界が逆転してしまうので、一段と混乱していた。
そんな格好になった先輩は、
空中を泳ぐように身体をバタつかせながら、
止めて欲しいと、必死に逃げようと叫んでいた。
「先輩。うるさい!。。ブンブン。。うるちゃいよ。先輩。ブンブン。」
「ムギュ。。ぐぅうう。ぐうううず。。ぐううう。うぐぐぐ。」
「ううん。ぐちゅぐちゅ。はっはぁぁん。グググ。ぐちゅん。ハアハア。」
暴れながら大声を出している先輩は、エリカにとっては邪魔なので、
黙るまで大きく振り回していると、最初は必死に抵抗していた彼だが、
最後には目を回してしまい、何も出来なくなっていた。
もちろん、警報音も止まり、邪魔するものが居なくなった部屋では、
エリカが、ゆっくり誘うように手を動かし続きを楽しんでいた。
。
寝室と隔てていた大きな襖の扉を開けっぱなしにして、
数人が同時に入れる湯船に、エリカ一人が浸かっていた。
「チャポォオおおん。。はぁああ。ふうぅうう。ちゃぽーおおん。」
「バキ。。ガサガサ。。」「ゴソゴソ。ガサガサ。」「ガサガサ。」
その湯船に浮かぶ姿は、身体をうつむきにしてお湯に浮かびながら、
湯船の木製の縁に腕を乗せて、湖面に漂う木の葉のように楽しんでいた。
その全裸で漂う彼女の姿を見ているのは、
狭い庭をぐるっと囲むように出来ている細い竹で編んだ壁と、
もう明るくなってきた、日差しが降り注ぐ真っ青な空だった。
その気持ちいい天気と、風が吹き抜ける心地いい雰囲気に酔いしれて、
エリカは、顎を腕で支えながら浮力に任せて身体を浮かせて、
大きく真っ白なお尻を、プカプカと浮かばせたり沈ずめたり、
美しい生脚を、湯面の上に出したり沈めたりして楽しんでいた。
残念なのは、大きな胸が湯船の中に隠れている事と、
ハシタナク足を広げてくれれば見えるが、
どうしても見たくなる場所が、
むっちりとした太ももや、柔く大きなお尻が邪魔をして、
覗くことが出来ないことだった。
(どうしても。。いい。。はぁああ。いいわぁ。うふっ。とうぶん。。)
たしかに、ふかふかな高級布団の上で楽しむのもいいが、
全身を暖かいお湯に包まれて、浮かぶように漂うのは最高で、
時間だと、うるさく鳴り響く目覚まし時計は、
さっき寝ていた布団の上で、お腹を上にして気絶していた。
もちろん、エリカも目覚ましを止めた後は、
また続きを楽しもうと彼らを呼んでいたが、誰も来てくれないので、
時間を気にせず、ゆっくりと温泉に浸かって楽しんでいた。
(最高よねぇ。。今日も。。でもなぁ。。次の街かァ。。ハァ。一年後。)
さすがに高級旅館の特別室なので、部屋付きの温泉は掛け流されていて、
景色はそれほどでもないが、
寝室の先に板張りの床が連なり、その場所で入ることができた。
そんな湯船も、
洗い場などの無粋な物は無く、周りを囲むのは竹で出来た壁に、
空気まで綺麗に感じてしまう真っ青な青空と、板張りの床からの匂い、
そんな場所でゆっくり入浴するだけで、心が洗われている気がしていた。
(ここって、最高よねぇ。沢山食べたしぃ。ここにも、たぁぁっくさん。)
さすがに、転移などを使って場所が違うということでもなさそうで、
庭の周りにできた細い竹の壁だけが、エリカが浮かんでいる湯船と、
新しい男たちが覗き込んでいる場所を仕切る壁になっていた。
「もぉぉぉ。。はぁああ。。うぅウン。。うぅぅぅん。。はああああん。」
このお風呂には洗い場以外にも、桶や石鹸や椅子まで無く、
自分で身体を洗うなどという、邪道な事など全て出来ないらしく、
エリカは精液まみれで、汚れた身体のまま湯船に浸かって、
相手からの視線が絡みつくような姿を、彼らに見せつけていた。
「ちゃぽん。。うふっ。さんすけさぁああん。みんなぁあ。きてぇええ。」
もちろん、温かいお湯で癒やされた後は、
疲れきった身体を湯船から出して、彼らにマッサージをしてもらい、
その後は。。その後は。。その次は。。そうやって、
最高の癒やしを、時間を気にせずに味わっていた。
。。。
あの救った女が気付く前に、旅館を出ようと思っていたマイルズが、
誰も出てこないフロントでエリカを待っていた。
(来ねぇなァ。ハァ。。まだかなぁ。。でも、不用心だよなぁ。ここ?)
マイルズが来たのは、確かに朝早い時間だったが、
フロントには徹夜明けのように、気だるそうに仕事をする人、
時折固まっている人しかいない不思議な光景だった。
もちろん、あまりにも静かなので考えてみると、
さっきから客がまばらにしか出てこない事に気づき、
そのせいで全体的に人がいないと納得していた。
。
あの女がマイルズを探しに部屋から出て来なかったし、
誰かが呼びにも来なかったので、最悪の事は無かったと安心していたが、
いつまでも、目的のエリカが来ないことに苛立っていた。
「。。。」
(仕方ねぇぇぇ。いくか?。。フロント。。ハァ。ダメだろうなぁ。)
何時もより早い時間に待っていたので、すぐに来ないとは諦めていたが、
約束の時間が近づいても、
エリカが来る気配がないことに焦り始めていた。
もちろん、彼としては、さっきのことで早く旅館を出たかったので、
ある程度の付き合いが出来たエリカなら、
多少早く部屋に行っても怒られないだろうと思い部屋に向かっていた。
「ヒュン。。。トントン。。(おぉおい。起きてるぅ?)トントン。」
(スゲェ臭いだなぁ。。うわぁ。。可哀想に。。ハァ。。。大丈夫か?)
優秀なマイルズが移動すれば、一瞬で彼女の部屋に着き、
朝早いといっても、もう起きて用意を始めている時間なので、
鍵もかかっていない襖を叩いて、準備が出来ているかを確認していた。
今も彼が見ている光景は予想通りなので、気にしていないが、
逆に部屋や壁がまだあるなら、エリカの機嫌もいいだろうと、
周りで満足そうに寝ている男たちのことは、全て見ないことにしていた。
「(ふぅうぅ。。。グチュ。。はぁアン。。)ガツ。ゴソゴソ。」
「ミニャァアアアア。。ギャッギャァアア。」
「先輩?大丈夫か!おい!センパイ!」「ミギャ。みぎゃぎゃぎゃぁあ。」
あのエリカが、誰かに襲われているとは考えられなかったが、
使役の先輩が、必死に抵抗しているような声で騒いでいる事と、
さっきまで、神の使徒としての使命を果たしたと、
高揚していた正義の心が、その扉に手をかけさせていた。
「開くからなぁああ。何かあったら!隠せよぉお。。3。。にぃいいい。
ダメなら、ダメって言うんだぞぉお。いいかぁア。ダメなら言えよォ。
さぁあああん。。にぃいい。いいかぁあ。開くぞぉおお。さん。にぃ。」
「ミギャギャグアギャァアア。。みギャアアア。みぎゃぁあああ。」
もちろん、新しい活きのいい供物が現れたと、
喜んだエリカのテンションが爆上がりして、
空中に浮かせていた猫を、上下左右に激しく振り回していた。
(本当に?いいのか。。本当に?先輩?。。本当に大丈夫なのか?
神よぉおお!どうすればいいですかぁ。。これは、どうすればぁあ。。)
あの女が連れている使役が、まともな生き物だとも考えていないし、
その先輩が絶叫を上げていることに、焦っていたマイルズは、
何かの神託を受けようと、床に跪いて神に祈りを捧げていた。
「あじぇごぉ。。後が挙げごぉ。がぐうぅう。ががぐぅう。」
マイルズの質問が終わってもいないし、
神が今の風景など見ているはずも無いのだが、
彼の頭が焼き付くような、激しく強烈なメッセージと、
何かを「開け」という意思だけは伝わってきた。
「スルスル。。。。。ずるづるるぅぅ。。。ドダァアン。ガタァアアん。」
神からの指令は絶対なので、素直に扉を開こうと引き戸に手を当てると、
すぐに目の前が真っ暗になり、この優秀な男の意志を刈り取っていた。
もちろん、意志を刈り取られ気を失ったマイルズは、
床につんのめったように倒れ、
豪華な襖に手をかけたまま、扉を大きく押し開いていた。
「。。。。。」「ドサっ。。。フギャ。。ふみゃあぁあ。」
「クチュクチュ。ふうぅう。キタキタぁぁあ。。さあ、おいでぇぇぇ。」
襖に手をかけたまま、床に横たわっているマイルズを見て、
床に叩きつけられていたが、安心したように先輩が泣いていた。
残ったエリカは、布団の上でお尻を着けたまま両脚を開き、
湯上りで綺麗に着飾った身体を見せながら、新しい獲物を見ていた。
目覚まし
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