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宿場町
フロント①
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エリカが旅館を出た後に、彼女が望んでいたことが全て終わったらしく、
煌々と光っていた店の灯火は消え、そこから見送るのは、
眠ったように横たわる女と、雑多な形をした物、
そして、何かの形をした干からびた者が横たわっていた。
エリカは、嬉しそうに笑っていた。
店に入ってからは、暖かいシャワーを浴びて身体を清め、
灯りからの祈りに対しては祝福を送り、
彼の願いの代償?、いや願った結果として、供物まで受け取っていた。
その事で身体は火照っていたが、
白み始める夜の風は冷たく、彼女はまた新しい旅の続きを考えていた。
「さむ。ッ。ブルル。。。。トロぉお。。。。(いやっ。。)」
夜風のせいで膣口が動き、何かが溢れ出したような感覚があったので、
いつものように手を当て、こぼれ出したものを救おうとしていた。
「ジュルジュル。ぺろ。ペチャペチャ。ちゅるちゅる。ふぅう。。」
しかし、いつものように何かが溢れ出して指に絡みつく感触はなく、
布から染み出したのが、愛液に混じった精子が付着した気がしたので、
指先を口に入れて、味を確かめるように舐めていた。
(もう朝よねぇ。。。どうしようかなァ。。うぅぅん。ふぅうう。)
さすがにこの時間には、エリカが喜びそうな男も出歩いていないし、
見かけたとしても、話しかければ邪魔をするなと言いそうな人ばかりで、
その一生懸命に、何かに急かされているように働いている人を見ていた。
「うふふふふ。。君達も、ありがとうねェ。。アハハ。。ボウッ。。」
そんな人に何かを思ったのか、それとも、これは祝福だったのか、
ここに居る事さえ忘れられ、そこから何も変わることができない人達と、
今までエリカに遊んで貰っていた布切れは、
彼女の笑い声と一緒に、この世界から旅立ち、そして消えていった。
。
「ペタペタ。。ペタペタ。。たっ。。だいぃいい。まぁああああ。」
誰もいない静かなフロントに、エリカの大声が響き渡っていた。
「バタバタ。。お。。。おか。。おかえりなさい。。お客様。。
お買い物はどうでしたか?。。。満足できましたでしょうか?」
(なんで元気なんだ?まだ足りないって感じの格好だが、本当に足り。。)
大声をあげているエリカが、あの店で主演をしていたのを知っているし、
そこで楽しんできた客から、その内容も聞いていた。
しかし、今ではその客も気絶したように眠っているし、
死んではいないが、眠ったように動かない人も旅館に担ぎ込まれていた。
もちろん、旅館を出る前にフロントで楽しみ過ぎた男達も、
今でも疲れて寝ている人が多かった。
「うんんとぉお。まあまあ、かなああああァ。アハハ。まあまあ。ねえ。」
「そ。。。そうですかァァ。。。それほど楽しめましたかぁ。。」
(もうちょっと、食べたい気もするんだけどぉ。。
でもねぇ。もうちょっと。もう少しだけ。。うぅぅぅん。ちょっと。。)
普通の客は、寝ている時間だし、
店の準備を一生懸命している人達を、これから食べたい程には。。。
寝ている男達を無理やり起こして、もう一度食べるまでは。。。
「あっ。。。」「(ひゃ。。)。。」
(次は俺かぁ?俺が相手をするのか?やっぱり、俺だよなぁ。本当に?)
確かに彼女は美しい女だし、何度も味わっても飽きることはないが、
舞台を楽しんできた人から聞いた演目などは、
その内容を聞いただけで、恐ろしくて、怖いとまで感じていた。
もちろん、主演の彼女は店で疲れ果てて気絶していると思っていたが、
何故か元気そうに、この旅館に帰ってきているし、
そんな恐ろしい彼女を、自分の身体が求めている事にも戸惑っていた。
ああ、舞台を見て旅館に戻ってきた人は、
満足そうに「最高だった」と笑って答え、明日も行きたいと言っていた。
また、舞台の下で楽しんできた知り合いの女は、
「今度は一緒に舞台に立ちたい」と言っていたが、
その狂気じみた目と、嬉しそうに笑う口が怖かった。
「ごめん。。アレ。消しちゃったァ。また入れてもらってもいいかなぁ?」
「?。。アレとは?」「ダン。。ぐいぃいい。。ここ。。ここのよ。」
(なーんか、違和感があると思ったらァ。うふふふふ。アレよ。あれぇ。)
(何をしているんだ?脚。。足をのせて、何をしたいんだ?この女!)
早朝に真っ赤なショーツ一枚で、旅館に入ってきた事にも驚いていたが、
男の前に有る旅館のカウンターに片足をのせて、
アソコを見ろとでも言っているのか、
太ももに手を当てて、ある部分を広げている姿に驚いていた。
「とても綺麗だと思いますが?ポーションでも、ご入り用でしょうか?」
(濡れてる。そうか、まだ足りない。傷でも。。うぅぅぅ。ダメだ!
きれい。ふぅう。見るな。流されるんじゃな。。う。うぅう。傷かぁ?)
彼女を求めている本能に流されたくは無いし、
もしこれから楽しめば、仕事に戻って来れそうにも無い、
お客様の言っている意味はわからないが、
やり過ぎで、何処かに傷か違和感があると言っていると思うので、
くい込んだショーツに顔を近づけて、その場所を探していた。
もちろん、美味しそうに誘う、
濡れて透けた割れ目、はみ出して盛り上がる膣壁、はみ出した肉ビラ、
全てがショーツで隠されている部分もあり、直接見るよりもイヤラシク、
視線を向けないように、近づいて舐めないように注意しながら、
彼女が確認させたい場所を、必死に探していた。
「ぐちゅぐちゅ。。ぐい。。ここに欲しいの!ここのヤツ。グチュ。」
(やっぱり、あれでしょう。うふふふふ。アハハハハ。忘れてたぁ。)
エリカは、マネキンの何も無い美しい肌が羨ましかったのだろうか、
邪魔だといって、勝手に刻印を消していた。
もちろん、刻印が無ければ、またあの店で巨大な肉棒を貰え無いし、
気絶するほどに痛かった?、いや嬉しくて泣いていた刻印が欲しくて、
もう一度入れて欲しいと、もう一度味あわせて欲しいと、
綺麗に何も無くなった場所を広げて、必死に頼んでいた。
「お。。。お綺麗ですよ?
何もありません。何も変な所はありません。とてもお綺麗ですが。。」
「ガツン。。ぐい。じゃあ、こっち!!ここでもいいからぁああ!
パァあァァァァん。ココよ!ぱんぱん。ここよ!!ここぉおォオ。」
身体を異性に見せて、恥ずかしいという気持ちが無いのか、
それとも逆に、変態露出の痴女らしく見られて嬉しいのか、
今度はアナルでも見ろと言っているのか、
背を向けてお尻を突き出し、平手で思い切り叩いていた。
「あっ。。。。ああ、そちらですね。アハハ。。ハあぁあァァ!」
(アハハ。そうか。そういう事だよな。あぁ。刻印。あれなぁ。アハハ。
用意はできるがぁ。。カチャカチャ。。んっ!!この女って。。
えっ。。そういえば、刻印って、そうだよ。。どうして忘れて。。。?)
この男にとっても、肉豚露出狂の変態に刻印を入れてやるのも、
この美しい女の管理者となっても嬉しいのだが、
今まで忘れていたのか、確認していたが見ていなかったのか、
エリカが出してきたカードの照合を、もう一度見て焦っていた。
(アレか?げっ。。本人なのか?そういう事は。。この女。。そうだよ。)
カードの偽造も考えてみたが、このレベルの物が出来るなら、
この女のカードを作った意味が、わからない人などいないし、
有り得ないが、落し物でも使っているかもという希望さえ考えていた。
しかし、刻印を消すなど、
皮膚から筋肉まで、全てエグってから治療すれば出来るかもしれないが、
何も無かった位に、その場所が綺麗になる事など考えられないので、
普通に考えれば、治癒では無く再生が可能な魔法使いという事だった。
その特別な人が、たまたまエリカのカードを拾い、
使った意味など知らない、ただのバカなのかもしれないが、
それでも、死ぬより恐ろしい事を受け入れる事など考えられなかった。
ああ、もう一度入れて欲しいと言っている人が、
わざわざ再生ができる人に会いに行き。。。にしても、ありえなかった。
「まさか!消したりしたら。。ブルル。。消しちゃったら。ブルブル。」
「大丈夫ですよぉおお。ぜんっぜえぇん、問題ありませぇえん。
とっても、大丈夫ですからねぇ。アハハ。いやあぁ、消しましたかぁ。」
「いいのよ。しょ。。正直に言ってください。バババ。罰なら。。」
(やっぱり、ハァァ。磔にされてぇえ。むち打ちィい。
いや。。観客から石を投げられてぇ。大声でなじられぇえ。
キャ。ハァアン。その前に引き回し。。観客の前でぇええ。ハアハア。
やっぱり、そのあとは、ひやぶりぃ。うぅう。うぅぅぅ。。ハアハア。)
これから罰を与えられると思っただけで、身体は素直に反応するし、
その事を妄想しただけで、我慢できなくなった心が疼き始めていた。
「アハハハハ。そんな事ありませんよぉお。アハハハハ。大丈夫ですぅ。」
(どうして、気づかなかった?なぜ気づかなかった?何かをされていた?)
エリカの事で流れてくる噂は、半分でも、それ以下でも関係ないが、
この女が、気分次第で街を消し去ってしまい、
しかも、それを咎める人はいないし、
それを罰する力など、この世界に存在しなかった。
もちろん、嘘だと思いたいが、
不老不死で不滅に、全知全能だという噂まで聞いたことがあったので、
そんな女の相手を、これ以上続けられないと焦り始めていた。
(次わぁ。何をされるのぉおお?今から、牢屋に連れていかれてぇえ。
はぁ。尋問でしょぉ。ハアハア。お前わぁ。し。知りませえん。うぅ。)
我慢できないほど膨れた妄想が、エリカの顔に現れているらしく、
嬉しそうにでも、何かを考えているようにも見える顔で笑っていた。
「あのォ。。たいっへん。申し訳ございません。宿泊客以外には。。」
「うぅぅぅん。そっかァ。。でもぉぉぉ。デモサァアア。でぇえもぉお。」
刻印が出来ないと男が断って来た事に、周りが灰燼になっていないので、
彼女がその事に怒ってはいないように感じるのだが、
何故かエリカは、難しそうな顔で男を見つめ返していた。
「アレは、特別でしてぇ。。。ご用意。。」「いくらでも、待つわよ?」
「お客様に、待っていただくのもぉ。。」「いつも暇だし、いいわよ!」
(もう一度。もう一回かぁ。。ウゥン。また同じかなぁ。アァ。
そういえばぁ、この旅館の、お風呂に入っていない!おっふろおおぉ。)
彼が、自分と周りの死を覚悟しながら言い返している声など、
彼女は聞いていないし、気にもしていないらしく、
エリカがニヤニヤと嬉しそうに、違うことを考えながら笑っていた。
「ご宿泊。。」「ああ、いいわよ。楽しかったし、明日も泊まるわァ。」
「あいにく。。」「えぇ。無いのぉおお。アイツの部屋でもいいからぁ。」
「あの。。」「そこまで無いの?じゃあ、そこのソファーでもイイわ。」
(アハハ。宿泊客へのサービスですうぅぅぅ。ぐふふふふ。アハハハハ。
温められた肉布団にぃ。枕でもいいしぃ。ティッシュなんてえぇ。)
彼女に部屋など必要無いし、何処で寝ていたって、眠らなくたっていい、
誰かが通る場所で寝ていたら、その人の部屋に連れ込まれてもいい、
その程度の事は、気にもしていないし、
最後には、旅館の備品のように扱って貰っている事まで考えていた。
「えっ。」「そうそう、バッ。番犬ってどう?。番犬よぉ。ぶるぅうん。」
「。」「ここの、番犬よ!ふうぅぅぅ。く。。首輪で。。つつ。。つ。」
(そうよ。。いぬよ。。ここに飼われている。。犬になればああァ。。)
番犬は家畜なのだから、
すぐに家から逃げ出すのなら、罰として刻印を受けると思うし、
服を着せない外飼の犬なら、少しだけ長い鎖と首輪で放置され、
周りから隠す事など出来ない場所で、
排泄する姿や、発情して慰めている姿を、
惨めに晒してもいいので、その姿を見せている自分に喜んでいた。
「ダン。。。お客様。。聞いてください!」「グチャ。。。。ウゥ?」
(いいじゃん。もぉお。もうちょっと待ってよォ。少しぐらいさァああ。)
これからの楽しみを邪魔する相手に、エリカは容赦がなく、
不機嫌そうな顔を隠さずに、相手の男を見つめていた。
「すみません。申し訳ございません。。。。エリカさ。。。。」
フロント①
煌々と光っていた店の灯火は消え、そこから見送るのは、
眠ったように横たわる女と、雑多な形をした物、
そして、何かの形をした干からびた者が横たわっていた。
エリカは、嬉しそうに笑っていた。
店に入ってからは、暖かいシャワーを浴びて身体を清め、
灯りからの祈りに対しては祝福を送り、
彼の願いの代償?、いや願った結果として、供物まで受け取っていた。
その事で身体は火照っていたが、
白み始める夜の風は冷たく、彼女はまた新しい旅の続きを考えていた。
「さむ。ッ。ブルル。。。。トロぉお。。。。(いやっ。。)」
夜風のせいで膣口が動き、何かが溢れ出したような感覚があったので、
いつものように手を当て、こぼれ出したものを救おうとしていた。
「ジュルジュル。ぺろ。ペチャペチャ。ちゅるちゅる。ふぅう。。」
しかし、いつものように何かが溢れ出して指に絡みつく感触はなく、
布から染み出したのが、愛液に混じった精子が付着した気がしたので、
指先を口に入れて、味を確かめるように舐めていた。
(もう朝よねぇ。。。どうしようかなァ。。うぅぅん。ふぅうう。)
さすがにこの時間には、エリカが喜びそうな男も出歩いていないし、
見かけたとしても、話しかければ邪魔をするなと言いそうな人ばかりで、
その一生懸命に、何かに急かされているように働いている人を見ていた。
「うふふふふ。。君達も、ありがとうねェ。。アハハ。。ボウッ。。」
そんな人に何かを思ったのか、それとも、これは祝福だったのか、
ここに居る事さえ忘れられ、そこから何も変わることができない人達と、
今までエリカに遊んで貰っていた布切れは、
彼女の笑い声と一緒に、この世界から旅立ち、そして消えていった。
。
「ペタペタ。。ペタペタ。。たっ。。だいぃいい。まぁああああ。」
誰もいない静かなフロントに、エリカの大声が響き渡っていた。
「バタバタ。。お。。。おか。。おかえりなさい。。お客様。。
お買い物はどうでしたか?。。。満足できましたでしょうか?」
(なんで元気なんだ?まだ足りないって感じの格好だが、本当に足り。。)
大声をあげているエリカが、あの店で主演をしていたのを知っているし、
そこで楽しんできた客から、その内容も聞いていた。
しかし、今ではその客も気絶したように眠っているし、
死んではいないが、眠ったように動かない人も旅館に担ぎ込まれていた。
もちろん、旅館を出る前にフロントで楽しみ過ぎた男達も、
今でも疲れて寝ている人が多かった。
「うんんとぉお。まあまあ、かなああああァ。アハハ。まあまあ。ねえ。」
「そ。。。そうですかァァ。。。それほど楽しめましたかぁ。。」
(もうちょっと、食べたい気もするんだけどぉ。。
でもねぇ。もうちょっと。もう少しだけ。。うぅぅぅん。ちょっと。。)
普通の客は、寝ている時間だし、
店の準備を一生懸命している人達を、これから食べたい程には。。。
寝ている男達を無理やり起こして、もう一度食べるまでは。。。
「あっ。。。」「(ひゃ。。)。。」
(次は俺かぁ?俺が相手をするのか?やっぱり、俺だよなぁ。本当に?)
確かに彼女は美しい女だし、何度も味わっても飽きることはないが、
舞台を楽しんできた人から聞いた演目などは、
その内容を聞いただけで、恐ろしくて、怖いとまで感じていた。
もちろん、主演の彼女は店で疲れ果てて気絶していると思っていたが、
何故か元気そうに、この旅館に帰ってきているし、
そんな恐ろしい彼女を、自分の身体が求めている事にも戸惑っていた。
ああ、舞台を見て旅館に戻ってきた人は、
満足そうに「最高だった」と笑って答え、明日も行きたいと言っていた。
また、舞台の下で楽しんできた知り合いの女は、
「今度は一緒に舞台に立ちたい」と言っていたが、
その狂気じみた目と、嬉しそうに笑う口が怖かった。
「ごめん。。アレ。消しちゃったァ。また入れてもらってもいいかなぁ?」
「?。。アレとは?」「ダン。。ぐいぃいい。。ここ。。ここのよ。」
(なーんか、違和感があると思ったらァ。うふふふふ。アレよ。あれぇ。)
(何をしているんだ?脚。。足をのせて、何をしたいんだ?この女!)
早朝に真っ赤なショーツ一枚で、旅館に入ってきた事にも驚いていたが、
男の前に有る旅館のカウンターに片足をのせて、
アソコを見ろとでも言っているのか、
太ももに手を当てて、ある部分を広げている姿に驚いていた。
「とても綺麗だと思いますが?ポーションでも、ご入り用でしょうか?」
(濡れてる。そうか、まだ足りない。傷でも。。うぅぅぅ。ダメだ!
きれい。ふぅう。見るな。流されるんじゃな。。う。うぅう。傷かぁ?)
彼女を求めている本能に流されたくは無いし、
もしこれから楽しめば、仕事に戻って来れそうにも無い、
お客様の言っている意味はわからないが、
やり過ぎで、何処かに傷か違和感があると言っていると思うので、
くい込んだショーツに顔を近づけて、その場所を探していた。
もちろん、美味しそうに誘う、
濡れて透けた割れ目、はみ出して盛り上がる膣壁、はみ出した肉ビラ、
全てがショーツで隠されている部分もあり、直接見るよりもイヤラシク、
視線を向けないように、近づいて舐めないように注意しながら、
彼女が確認させたい場所を、必死に探していた。
「ぐちゅぐちゅ。。ぐい。。ここに欲しいの!ここのヤツ。グチュ。」
(やっぱり、あれでしょう。うふふふふ。アハハハハ。忘れてたぁ。)
エリカは、マネキンの何も無い美しい肌が羨ましかったのだろうか、
邪魔だといって、勝手に刻印を消していた。
もちろん、刻印が無ければ、またあの店で巨大な肉棒を貰え無いし、
気絶するほどに痛かった?、いや嬉しくて泣いていた刻印が欲しくて、
もう一度入れて欲しいと、もう一度味あわせて欲しいと、
綺麗に何も無くなった場所を広げて、必死に頼んでいた。
「お。。。お綺麗ですよ?
何もありません。何も変な所はありません。とてもお綺麗ですが。。」
「ガツン。。ぐい。じゃあ、こっち!!ここでもいいからぁああ!
パァあァァァァん。ココよ!ぱんぱん。ここよ!!ここぉおォオ。」
身体を異性に見せて、恥ずかしいという気持ちが無いのか、
それとも逆に、変態露出の痴女らしく見られて嬉しいのか、
今度はアナルでも見ろと言っているのか、
背を向けてお尻を突き出し、平手で思い切り叩いていた。
「あっ。。。。ああ、そちらですね。アハハ。。ハあぁあァァ!」
(アハハ。そうか。そういう事だよな。あぁ。刻印。あれなぁ。アハハ。
用意はできるがぁ。。カチャカチャ。。んっ!!この女って。。
えっ。。そういえば、刻印って、そうだよ。。どうして忘れて。。。?)
この男にとっても、肉豚露出狂の変態に刻印を入れてやるのも、
この美しい女の管理者となっても嬉しいのだが、
今まで忘れていたのか、確認していたが見ていなかったのか、
エリカが出してきたカードの照合を、もう一度見て焦っていた。
(アレか?げっ。。本人なのか?そういう事は。。この女。。そうだよ。)
カードの偽造も考えてみたが、このレベルの物が出来るなら、
この女のカードを作った意味が、わからない人などいないし、
有り得ないが、落し物でも使っているかもという希望さえ考えていた。
しかし、刻印を消すなど、
皮膚から筋肉まで、全てエグってから治療すれば出来るかもしれないが、
何も無かった位に、その場所が綺麗になる事など考えられないので、
普通に考えれば、治癒では無く再生が可能な魔法使いという事だった。
その特別な人が、たまたまエリカのカードを拾い、
使った意味など知らない、ただのバカなのかもしれないが、
それでも、死ぬより恐ろしい事を受け入れる事など考えられなかった。
ああ、もう一度入れて欲しいと言っている人が、
わざわざ再生ができる人に会いに行き。。。にしても、ありえなかった。
「まさか!消したりしたら。。ブルル。。消しちゃったら。ブルブル。」
「大丈夫ですよぉおお。ぜんっぜえぇん、問題ありませぇえん。
とっても、大丈夫ですからねぇ。アハハ。いやあぁ、消しましたかぁ。」
「いいのよ。しょ。。正直に言ってください。バババ。罰なら。。」
(やっぱり、ハァァ。磔にされてぇえ。むち打ちィい。
いや。。観客から石を投げられてぇ。大声でなじられぇえ。
キャ。ハァアン。その前に引き回し。。観客の前でぇええ。ハアハア。
やっぱり、そのあとは、ひやぶりぃ。うぅう。うぅぅぅ。。ハアハア。)
これから罰を与えられると思っただけで、身体は素直に反応するし、
その事を妄想しただけで、我慢できなくなった心が疼き始めていた。
「アハハハハ。そんな事ありませんよぉお。アハハハハ。大丈夫ですぅ。」
(どうして、気づかなかった?なぜ気づかなかった?何かをされていた?)
エリカの事で流れてくる噂は、半分でも、それ以下でも関係ないが、
この女が、気分次第で街を消し去ってしまい、
しかも、それを咎める人はいないし、
それを罰する力など、この世界に存在しなかった。
もちろん、嘘だと思いたいが、
不老不死で不滅に、全知全能だという噂まで聞いたことがあったので、
そんな女の相手を、これ以上続けられないと焦り始めていた。
(次わぁ。何をされるのぉおお?今から、牢屋に連れていかれてぇえ。
はぁ。尋問でしょぉ。ハアハア。お前わぁ。し。知りませえん。うぅ。)
我慢できないほど膨れた妄想が、エリカの顔に現れているらしく、
嬉しそうにでも、何かを考えているようにも見える顔で笑っていた。
「あのォ。。たいっへん。申し訳ございません。宿泊客以外には。。」
「うぅぅぅん。そっかァ。。でもぉぉぉ。デモサァアア。でぇえもぉお。」
刻印が出来ないと男が断って来た事に、周りが灰燼になっていないので、
彼女がその事に怒ってはいないように感じるのだが、
何故かエリカは、難しそうな顔で男を見つめ返していた。
「アレは、特別でしてぇ。。。ご用意。。」「いくらでも、待つわよ?」
「お客様に、待っていただくのもぉ。。」「いつも暇だし、いいわよ!」
(もう一度。もう一回かぁ。。ウゥン。また同じかなぁ。アァ。
そういえばぁ、この旅館の、お風呂に入っていない!おっふろおおぉ。)
彼が、自分と周りの死を覚悟しながら言い返している声など、
彼女は聞いていないし、気にもしていないらしく、
エリカがニヤニヤと嬉しそうに、違うことを考えながら笑っていた。
「ご宿泊。。」「ああ、いいわよ。楽しかったし、明日も泊まるわァ。」
「あいにく。。」「えぇ。無いのぉおお。アイツの部屋でもいいからぁ。」
「あの。。」「そこまで無いの?じゃあ、そこのソファーでもイイわ。」
(アハハ。宿泊客へのサービスですうぅぅぅ。ぐふふふふ。アハハハハ。
温められた肉布団にぃ。枕でもいいしぃ。ティッシュなんてえぇ。)
彼女に部屋など必要無いし、何処で寝ていたって、眠らなくたっていい、
誰かが通る場所で寝ていたら、その人の部屋に連れ込まれてもいい、
その程度の事は、気にもしていないし、
最後には、旅館の備品のように扱って貰っている事まで考えていた。
「えっ。」「そうそう、バッ。番犬ってどう?。番犬よぉ。ぶるぅうん。」
「。」「ここの、番犬よ!ふうぅぅぅ。く。。首輪で。。つつ。。つ。」
(そうよ。。いぬよ。。ここに飼われている。。犬になればああァ。。)
番犬は家畜なのだから、
すぐに家から逃げ出すのなら、罰として刻印を受けると思うし、
服を着せない外飼の犬なら、少しだけ長い鎖と首輪で放置され、
周りから隠す事など出来ない場所で、
排泄する姿や、発情して慰めている姿を、
惨めに晒してもいいので、その姿を見せている自分に喜んでいた。
「ダン。。。お客様。。聞いてください!」「グチャ。。。。ウゥ?」
(いいじゃん。もぉお。もうちょっと待ってよォ。少しぐらいさァああ。)
これからの楽しみを邪魔する相手に、エリカは容赦がなく、
不機嫌そうな顔を隠さずに、相手の男を見つめていた。
「すみません。申し訳ございません。。。。エリカさ。。。。」
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