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トヨトミ①
店番の災難①
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男は、二人が店にいなくなっても、
代わりに訪れる男達の群れにウンザリとしていた。
「限界だって、もう無理だから。今日は帰ってくれ。
もう入らない。これ以上は入らないんだ!だから終わりだああぁぁぁ!
また。また今度来てくれ。全部完売。完売だあああぁぁぁ。
今日は閉める。店は閉店。閉店だから、帰ってくれぇぇぇぇ。」
(でも、スペシャルまでかよ。
あんなゴミチケットと、もっとゴミの掛け湯チケットまで完売。
あれ、知っているのか?客が使わないとゴミだぞ?ゴミのチケット。
俺も、何か見落としたのか?それとも、忘れているのか?
たしかに美人でスタイルも良かったが、俺が最高級って煽ったからか?
やっぱり、俺のおかげか。。。あはははっ、俺ってすげぇぇええええ。
そうだよ。俺が煽ったからか。あはははっ。あははは。)
店に並んでいた客も多かったが、
連絡した客や常連まで、スグに購入すると連絡が来ていた。
もちろん、客全てに対してぼったくりの10倍。
スペシャルなどのゴミでさえも、同じくぼったくり価格。
もちろん、もっとぼったくる予定で確保したチケットまで、
ぼったくりのぼったくりで完売していた。
(でもなあああ。これなら、それ以上でも。はああああああ。)
買った客が、100倍で転売しているのを見た時には呆れたが、
そのチケットでさえ売れているように見えていた。
(これなら。もっと。そうだ。もっと入れちまえば。。あははは。)
今でも身体を少し動かしただけでお互いが触れそうなのに、
まだ増やせないか考えていた。
(風呂で重なるってバカなのか?
直接身体が触れるっていうのも、勘弁して欲しいよね。)
(流石に。バレたら。。な。)
こんなゴミチケットを嬉しそうに買える客に嫌われたら、
こんな小さな街のゴミなどスグに消えると、バカな男も知っていた。
(壁を壊せば。。)(バカなのか?雪があるだろ。)
(屋根だ。。)(やってみろよ。上に凍った雪があるぞ。)
(そうだ。床。床だよ。。)(床なら雪は無いね。あはは。)
頭の中は、湯水のようにお金をばらまく客達でいっぱいになっていた。
。
もう少しで女が来る時間に、何故か来て欲しくない男がやってきた。
「おい、お前。チケットは無いのか?」
いつも通り、適当に聞いてくる声にウンザリと答えた。
「ねえよ。ねえって、何回も言わせ?。。ん。。な。。。。あ。。。
スミマセン。スミマセン。ごめんなさい。申し訳ございません。」
(ああ。。あ。死ぬ。は。。ハハハハ。アハ。絶対に殺される。)
仲間と言えば仲間なのだが、
腰に不思議な黒い塊と、反対側には円い筒を吊るした男が、
不機嫌な顔で睨んできた。
(あれが。。あれで穴だらけにされるのか。。あっちで刻まれるのか。。
はああああ。何で来るんだよ。店に来るなら、連絡しろよぉぉぉぉ。)
必死に頭を下げて謝っていたが、
相手のキレやすい性格、何をやっても許されてしまう立場、
こんな時間に働く事が無いワガママな心、
そんな相手に断りを入れてしまった自分、
ただ許してもらう事しか出来なかった。
「あ゛っあぁああ゛あ゛!。。。ま゛あ゛あがあ。。ぎいい。
適当にアイツらから貰う。悪かったな。
お前が消えたら女も疑うか。そうだろ?そうだよなあぁぁ。
ハハハハ。今回は女に感謝しろよ。
お前も、女に感謝しておけ。アハハハハハ。」
(感謝?こいつが、感謝だと?)
それでも、返す言葉は。。
「女には感謝しますが、
次は特別席を開けておきますので、是非また御来店下さい。
今回は、すみませんでした。申し訳ございませんでした。」
相手の機嫌が変わらないように、必死に頭を下げていた。
「おう、そーだな。さすがは、お前だ。
楽しみに、今回だけは待ってやるよ。
お前は、約束を守るよな。流石に約束ぐらい守れるよな?」
(約束?。。やくそくだとよ。あはは。)
もちろん、なにも変わらない。返す言葉は。。
「はい、はい、はい。。。。ハイハイハイハイハイハイ。」
(流石に、ここからは殺されないよな。ふうぅぅ。
流石に無いよな。はあぁぁ。良かった。)
「ハハハハ。いいな。解ったな。約束だからな。ハハハハ。」
(なんで、俺が我慢だと!ふざけんな。何が監視だ。
いつもの様に事故か、連れ出してアイツらに渡せばいいだろ。)
笑っているのは声だけで、
宿屋で男から聞き出した事と、上役?邪魔者からの命令で、
こんな遅い時間に働いている事にムカついていた。
(いい女って噂だろ?あの気に入らねえ。女神ってやつに良く似た。
女神にそっくりだってな。そうだ。女神を蹂躙すれば俺が神か、
あははは。あっははは。俺が神だぞ。アハハハハ。)
。
もちろんマイルズは、こいつに協力していた。
(おい、一緒に。。。。)
(ひイイ。すっごい。いい女ですって。ぜひ。どーぞ、めがみ。。。)
(モンスターは、どうやっ。。。。)
(まほ。なほおおで。でっ。。。も。にげげった。にげられました。)
(ほ。。)
(ひ。。ひと。。り。ぺぺっと。。。ひひとっり。)
(もう忘れろ。何を言えばいいか、わかっているよなああぁぁぁ)
(大丈夫。大丈夫です。アイツにも言いました。
数日経ったら、ちゃんと間違いと報告します。)
(ああ。。俺はどっちでもいいがな?お前が敵でも味方でも。。)
(ひいイイ。大丈夫。大丈夫です。
すぐ。すぐかっかえいい。かえり。。ひっひぃぃぃい。)
(まあ、こんな奴なら。)(バカは簡単だねえ。あははは。)
。
(まあ、アイツが言ってた女神じゃなくても、
都会からの女っていうんなら、楽しめそうだしな。
監視しろと言われているが、身体も監視しないといけねえよな。
しかたがねえなあ。仕事だからな。何かあってもアイツに、
チケットは無くても、コレがあれば。あはは。ハハハハ。)
お金が無くても、ムカつけば殺せばいい、飽きたら壊せばいい。
俺が王様で、世界で一番強いと思っていた。
こんな守られている場所で一番?
王様だと思っているだけで、とても幸せで楽しい人生を送っていた。
(あーーーあ、エリカ。お前は悪魔か?俺の命も。。。もう終わるのか?)
。
(あっ。。もう1時間か。。そろそろ来る?来ないなああぁぁぁ。
逃げたのか?こないとか?連絡が来ないのも、逃げられたから?)
「ツーーー。。」
子供に命令した。もちろん、仲間にも監視するように命令した。
それでも誰も来ない、連絡も来ないので、嫌な汗が出始めていた。
「おいおい」「まだかあああ」「まさか!」「うそっ!」
「(やべえぇぇ)酒だ酒、皆に酒をサービスしとけ。」
「(酔わせて潰せば。。。)店の奢りです。どーぞ、お好きなだけ。」
「(潰せ。。さっさとだ。)どーぞぉぉぉぉ。沢山飲んでください。」
「酒だああ」「あはははっ」「おうう」「うぐうっぐ」「飲もうぜえぇぇ」
「いいな。」「飲めって。。グイグイ。」「うぐぐ」
今回の売上だけで、数ヶ月分になるので、
店の食料や酒を全て出して、少しでも時間を稼ごうとしていた。
「エリカ。来てくれぇぇえええ。」
ただ必至に、エリカが来る事を女神に祈っていた。
。
ソレから30分がたち、
酒を大量に飲まされて酔っ払った男たちも、続きのツマミを待っていた。
「ヒック。。フウウ。コロス。」「ああ、殺るか?」「騙したか?」
「。。」「あはははっ殺ろっぜえ。」「いいねえ。やっっろっか。」
(逃げたか?逃げたのか?来ないの?
エリカちゃん。。ねえ、エリカちゃん。お願い。。)
必死な祈りを哀れに思った女神から、
男の希望を持った使者が近づいてきた。
「ドガガ。どけぇぇえええ。どかどか。どけって。ダダダ。ドドドド。」
女神からの使者は、下賜された宝物を携えて駆け込んできた。
「はあ、はあ、はあ、これチケットな。これでいいんだよな。イイよな。」
女がこないと紙くずになるチケットを、
大事そうに渡してきたので、申し訳なさそうに受け取っていた。
「あ、はい。どーぞ、お入り下さい。入っていいですよ?」
(ん?なぜ。こんなに遅れて?今頃?予定は?
もう終わり。。。はああああ。こいつらにも。こりゃダメだなあぁぁあ。
逃げる?こんな夜中に逃げる?お金は有るし、にげるかああああ。)
駆け込んできた客に、良く知る上客がいたのだが、
真っ赤な下着を、大事そうに握り締めているのが気になっていた。
(お楽しみのあとか?別の店で楽しんでから来たのか?
使い古しみたいだし、そういう趣味?そういう人だっけ?)
その男が奥に行くと、さっきまでの空気が一気に変わっていた。
「うおぉぉぉぉ。スゲえぇぇえ。」「コレかああああああああぁぁぁ。」
「これか?」「違う。これ以上だって。」「うごぉぉおおおお」
「広げてみろって。」「ほら、これだぜ。コレコレ。これ以上。」
「でけえ。。これがあ!」「なっ。。これ以上?だとおおぉぉぉぉ。」
まず女神から下賜されたのは、
左右に金属の金具が付いて使い古された真っ赤な布で、
布には大きな二つの丸い膨らみと、
膨らみの頂点には、小さな膨らみが出来ていた。
その布に顔を近づけると、
何処かで嗅いだような甘い匂いを確かめようとするのか、
布に包まれようと思う気持ちが膨らんで、
思わず顔を押し付けようとする男の群れが出来ていた。
(エエ?)
「でな。下は、これだああああああああぁぁぁ」
「スゲ。ヌルヌル。いい匂いだな。はあああ。ふぅぅ。ハアハア。」
「スケスケだな。こんなヤツ履くのか。ハアハア。ハアハア。」
「よこせ、こっちに見せろよ。」「かせって、かせええぇぇぇぇえ」
もう一つの宝物は、小さく台形な薄い布で、
既に裏になっているのだろう、
もう一つの宝物とは違って、とても動物的な臭いが強烈に男を誘っていた。
近寄るだけで男達の肉棒が反応しているのでわかりやすいが、
本当は宝物に付いている白濁した粘液があったのだが、
沢山の男達に分け与えられたのか、残っていなかった。
それでも、布を舐めよう。直接味わおうとする男の群れが出来ていた。
その持ち込まれた二つの宝物で、男たちの熱が上がっていた。
「これで、エリカ様だろ?安いよなああぁぁぁ。」
「それって、エリカ様?」「ああ、そっくり。そっくりなんだぞ。」
「絶対にムリだと思ったら、まだチケットがあって、良かったああぁぁ。」
「そうだよ。あのエリカ様が、目の前で脱ぐんだぜぇぇぇぇ。」
「すっすううげええええ」「うぉぉぉぉ」「ぐおおおおお」「うっうぅぅ」
(エリカ?エリカ様って?
なーんか嫌がっていたな。エリカ様はダメ?って言ってたよな。
そーいえば、エリカ。エリカ様?エリカ。さま?ねぇ?有名なの?)
「でも、見てもいないのに、なぜエリカ様が来るって知っているんだ?」
「ああ、それな。
門番が、エリカ様に似た女に絞り取られたってのは知っているか?」
「酒場で自慢した件だろ?あいつらから、さっき聞いた。
もう自分の幸運は終わったって。最高だったとか言ってたやつな。」
「それって、絶対嘘だと思ってたんだよ。ぜったい嘘だって。」
「そういえば、俺も。
商人が店主にエリカって女が来るって頼んでいたんだ。
どんな女が来るのかと待ってたら、美人かな程度だったよ。
門番に遊ばれたから風呂に行くって言ってたから、暇だし来たけど。
あれと、門番の話が一緒?本当は、搾り取ってたって事か?」
「そうだよ。門番の話を聞いて嘘かと思っていたら、この連絡だろ。
その女も風呂に入るって言ってたし。名前もエリカ。
慌ててチケット買ってから服屋に見に行ったら。。いたよ。
そうだよ。あの女神がいたんだって。全て脱いで全裸でいたんだ。」
「いやー最高だね。エロ。エリカ様だ。
覗かれているのを知っていたのに、隠さずに全て魅せていたぞ。」
「そうそう、身体も喘ぎ声も最高だったぞ。あの身体。あの顔で。
あっ。。そうだ。エリカ様は禁止な、殺される。絶対ダメだからな。
店でも。。。んっ。怒ら。。ブルブルブルブル。ギイィィ。」
無理やり何かを思い出してしまったのか、恐怖の顔で固まっていた。
「おい、どうした。何が。何だよ。おいって。」
「(パチン)。。。。。。ああ、こわ。怖かったダケだ。
何も。ナニモナイゾ。怒られたダケダ。あの顔?優しい?まあいい。
いい女が、脱いで。楽しめるって事だよ。あと、エリカ様は禁止な。」
「ああ、そうなんだな。よっしゃ楽しもうぜ。ははは。」
(エリカ様?エリカ様ねぇぇぇぇ。。。エリカ。。さま?
あ゛。ああぁぁぁぁぁぁ。。?!。肖像画。建国の女神。
やべーよ。忘れていた。あれがエリカか?なんで?なんで忘れていた?
まあ、気づかないのはいい。(前向きだね。あはは。)
続けるのが重要だ。こないとアイツに殺される。(そうだといいネ。)
絶対に、次もな。その次も。定期的にで。ずーっとだあぁぁ。)
頭の中は、国中からのお金が。。。
お金をばら撒きに来る大量の人達の群れを妄想していた。
(今から来るのか?ああ、それでこの数か。。それでかああ。
もし知っていれば、知ってればなああ。。はあぁぁぁ。)
店番の災難①
代わりに訪れる男達の群れにウンザリとしていた。
「限界だって、もう無理だから。今日は帰ってくれ。
もう入らない。これ以上は入らないんだ!だから終わりだああぁぁぁ!
また。また今度来てくれ。全部完売。完売だあああぁぁぁ。
今日は閉める。店は閉店。閉店だから、帰ってくれぇぇぇぇ。」
(でも、スペシャルまでかよ。
あんなゴミチケットと、もっとゴミの掛け湯チケットまで完売。
あれ、知っているのか?客が使わないとゴミだぞ?ゴミのチケット。
俺も、何か見落としたのか?それとも、忘れているのか?
たしかに美人でスタイルも良かったが、俺が最高級って煽ったからか?
やっぱり、俺のおかげか。。。あはははっ、俺ってすげぇぇええええ。
そうだよ。俺が煽ったからか。あはははっ。あははは。)
店に並んでいた客も多かったが、
連絡した客や常連まで、スグに購入すると連絡が来ていた。
もちろん、客全てに対してぼったくりの10倍。
スペシャルなどのゴミでさえも、同じくぼったくり価格。
もちろん、もっとぼったくる予定で確保したチケットまで、
ぼったくりのぼったくりで完売していた。
(でもなあああ。これなら、それ以上でも。はああああああ。)
買った客が、100倍で転売しているのを見た時には呆れたが、
そのチケットでさえ売れているように見えていた。
(これなら。もっと。そうだ。もっと入れちまえば。。あははは。)
今でも身体を少し動かしただけでお互いが触れそうなのに、
まだ増やせないか考えていた。
(風呂で重なるってバカなのか?
直接身体が触れるっていうのも、勘弁して欲しいよね。)
(流石に。バレたら。。な。)
こんなゴミチケットを嬉しそうに買える客に嫌われたら、
こんな小さな街のゴミなどスグに消えると、バカな男も知っていた。
(壁を壊せば。。)(バカなのか?雪があるだろ。)
(屋根だ。。)(やってみろよ。上に凍った雪があるぞ。)
(そうだ。床。床だよ。。)(床なら雪は無いね。あはは。)
頭の中は、湯水のようにお金をばらまく客達でいっぱいになっていた。
。
もう少しで女が来る時間に、何故か来て欲しくない男がやってきた。
「おい、お前。チケットは無いのか?」
いつも通り、適当に聞いてくる声にウンザリと答えた。
「ねえよ。ねえって、何回も言わせ?。。ん。。な。。。。あ。。。
スミマセン。スミマセン。ごめんなさい。申し訳ございません。」
(ああ。。あ。死ぬ。は。。ハハハハ。アハ。絶対に殺される。)
仲間と言えば仲間なのだが、
腰に不思議な黒い塊と、反対側には円い筒を吊るした男が、
不機嫌な顔で睨んできた。
(あれが。。あれで穴だらけにされるのか。。あっちで刻まれるのか。。
はああああ。何で来るんだよ。店に来るなら、連絡しろよぉぉぉぉ。)
必死に頭を下げて謝っていたが、
相手のキレやすい性格、何をやっても許されてしまう立場、
こんな時間に働く事が無いワガママな心、
そんな相手に断りを入れてしまった自分、
ただ許してもらう事しか出来なかった。
「あ゛っあぁああ゛あ゛!。。。ま゛あ゛あがあ。。ぎいい。
適当にアイツらから貰う。悪かったな。
お前が消えたら女も疑うか。そうだろ?そうだよなあぁぁ。
ハハハハ。今回は女に感謝しろよ。
お前も、女に感謝しておけ。アハハハハハ。」
(感謝?こいつが、感謝だと?)
それでも、返す言葉は。。
「女には感謝しますが、
次は特別席を開けておきますので、是非また御来店下さい。
今回は、すみませんでした。申し訳ございませんでした。」
相手の機嫌が変わらないように、必死に頭を下げていた。
「おう、そーだな。さすがは、お前だ。
楽しみに、今回だけは待ってやるよ。
お前は、約束を守るよな。流石に約束ぐらい守れるよな?」
(約束?。。やくそくだとよ。あはは。)
もちろん、なにも変わらない。返す言葉は。。
「はい、はい、はい。。。。ハイハイハイハイハイハイ。」
(流石に、ここからは殺されないよな。ふうぅぅ。
流石に無いよな。はあぁぁ。良かった。)
「ハハハハ。いいな。解ったな。約束だからな。ハハハハ。」
(なんで、俺が我慢だと!ふざけんな。何が監視だ。
いつもの様に事故か、連れ出してアイツらに渡せばいいだろ。)
笑っているのは声だけで、
宿屋で男から聞き出した事と、上役?邪魔者からの命令で、
こんな遅い時間に働いている事にムカついていた。
(いい女って噂だろ?あの気に入らねえ。女神ってやつに良く似た。
女神にそっくりだってな。そうだ。女神を蹂躙すれば俺が神か、
あははは。あっははは。俺が神だぞ。アハハハハ。)
。
もちろんマイルズは、こいつに協力していた。
(おい、一緒に。。。。)
(ひイイ。すっごい。いい女ですって。ぜひ。どーぞ、めがみ。。。)
(モンスターは、どうやっ。。。。)
(まほ。なほおおで。でっ。。。も。にげげった。にげられました。)
(ほ。。)
(ひ。。ひと。。り。ぺぺっと。。。ひひとっり。)
(もう忘れろ。何を言えばいいか、わかっているよなああぁぁぁ)
(大丈夫。大丈夫です。アイツにも言いました。
数日経ったら、ちゃんと間違いと報告します。)
(ああ。。俺はどっちでもいいがな?お前が敵でも味方でも。。)
(ひいイイ。大丈夫。大丈夫です。
すぐ。すぐかっかえいい。かえり。。ひっひぃぃぃい。)
(まあ、こんな奴なら。)(バカは簡単だねえ。あははは。)
。
(まあ、アイツが言ってた女神じゃなくても、
都会からの女っていうんなら、楽しめそうだしな。
監視しろと言われているが、身体も監視しないといけねえよな。
しかたがねえなあ。仕事だからな。何かあってもアイツに、
チケットは無くても、コレがあれば。あはは。ハハハハ。)
お金が無くても、ムカつけば殺せばいい、飽きたら壊せばいい。
俺が王様で、世界で一番強いと思っていた。
こんな守られている場所で一番?
王様だと思っているだけで、とても幸せで楽しい人生を送っていた。
(あーーーあ、エリカ。お前は悪魔か?俺の命も。。。もう終わるのか?)
。
(あっ。。もう1時間か。。そろそろ来る?来ないなああぁぁぁ。
逃げたのか?こないとか?連絡が来ないのも、逃げられたから?)
「ツーーー。。」
子供に命令した。もちろん、仲間にも監視するように命令した。
それでも誰も来ない、連絡も来ないので、嫌な汗が出始めていた。
「おいおい」「まだかあああ」「まさか!」「うそっ!」
「(やべえぇぇ)酒だ酒、皆に酒をサービスしとけ。」
「(酔わせて潰せば。。。)店の奢りです。どーぞ、お好きなだけ。」
「(潰せ。。さっさとだ。)どーぞぉぉぉぉ。沢山飲んでください。」
「酒だああ」「あはははっ」「おうう」「うぐうっぐ」「飲もうぜえぇぇ」
「いいな。」「飲めって。。グイグイ。」「うぐぐ」
今回の売上だけで、数ヶ月分になるので、
店の食料や酒を全て出して、少しでも時間を稼ごうとしていた。
「エリカ。来てくれぇぇえええ。」
ただ必至に、エリカが来る事を女神に祈っていた。
。
ソレから30分がたち、
酒を大量に飲まされて酔っ払った男たちも、続きのツマミを待っていた。
「ヒック。。フウウ。コロス。」「ああ、殺るか?」「騙したか?」
「。。」「あはははっ殺ろっぜえ。」「いいねえ。やっっろっか。」
(逃げたか?逃げたのか?来ないの?
エリカちゃん。。ねえ、エリカちゃん。お願い。。)
必死な祈りを哀れに思った女神から、
男の希望を持った使者が近づいてきた。
「ドガガ。どけぇぇえええ。どかどか。どけって。ダダダ。ドドドド。」
女神からの使者は、下賜された宝物を携えて駆け込んできた。
「はあ、はあ、はあ、これチケットな。これでいいんだよな。イイよな。」
女がこないと紙くずになるチケットを、
大事そうに渡してきたので、申し訳なさそうに受け取っていた。
「あ、はい。どーぞ、お入り下さい。入っていいですよ?」
(ん?なぜ。こんなに遅れて?今頃?予定は?
もう終わり。。。はああああ。こいつらにも。こりゃダメだなあぁぁあ。
逃げる?こんな夜中に逃げる?お金は有るし、にげるかああああ。)
駆け込んできた客に、良く知る上客がいたのだが、
真っ赤な下着を、大事そうに握り締めているのが気になっていた。
(お楽しみのあとか?別の店で楽しんでから来たのか?
使い古しみたいだし、そういう趣味?そういう人だっけ?)
その男が奥に行くと、さっきまでの空気が一気に変わっていた。
「うおぉぉぉぉ。スゲえぇぇえ。」「コレかああああああああぁぁぁ。」
「これか?」「違う。これ以上だって。」「うごぉぉおおおお」
「広げてみろって。」「ほら、これだぜ。コレコレ。これ以上。」
「でけえ。。これがあ!」「なっ。。これ以上?だとおおぉぉぉぉ。」
まず女神から下賜されたのは、
左右に金属の金具が付いて使い古された真っ赤な布で、
布には大きな二つの丸い膨らみと、
膨らみの頂点には、小さな膨らみが出来ていた。
その布に顔を近づけると、
何処かで嗅いだような甘い匂いを確かめようとするのか、
布に包まれようと思う気持ちが膨らんで、
思わず顔を押し付けようとする男の群れが出来ていた。
(エエ?)
「でな。下は、これだああああああああぁぁぁ」
「スゲ。ヌルヌル。いい匂いだな。はあああ。ふぅぅ。ハアハア。」
「スケスケだな。こんなヤツ履くのか。ハアハア。ハアハア。」
「よこせ、こっちに見せろよ。」「かせって、かせええぇぇぇぇえ」
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沢山の男達に分け与えられたのか、残っていなかった。
それでも、布を舐めよう。直接味わおうとする男の群れが出来ていた。
その持ち込まれた二つの宝物で、男たちの熱が上がっていた。
「これで、エリカ様だろ?安いよなああぁぁぁ。」
「それって、エリカ様?」「ああ、そっくり。そっくりなんだぞ。」
「絶対にムリだと思ったら、まだチケットがあって、良かったああぁぁ。」
「そうだよ。あのエリカ様が、目の前で脱ぐんだぜぇぇぇぇ。」
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そーいえば、エリカ。エリカ様?エリカ。さま?ねぇ?有名なの?)
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「ああ、それな。
門番が、エリカ様に似た女に絞り取られたってのは知っているか?」
「酒場で自慢した件だろ?あいつらから、さっき聞いた。
もう自分の幸運は終わったって。最高だったとか言ってたやつな。」
「それって、絶対嘘だと思ってたんだよ。ぜったい嘘だって。」
「そういえば、俺も。
商人が店主にエリカって女が来るって頼んでいたんだ。
どんな女が来るのかと待ってたら、美人かな程度だったよ。
門番に遊ばれたから風呂に行くって言ってたから、暇だし来たけど。
あれと、門番の話が一緒?本当は、搾り取ってたって事か?」
「そうだよ。門番の話を聞いて嘘かと思っていたら、この連絡だろ。
その女も風呂に入るって言ってたし。名前もエリカ。
慌ててチケット買ってから服屋に見に行ったら。。いたよ。
そうだよ。あの女神がいたんだって。全て脱いで全裸でいたんだ。」
「いやー最高だね。エロ。エリカ様だ。
覗かれているのを知っていたのに、隠さずに全て魅せていたぞ。」
「そうそう、身体も喘ぎ声も最高だったぞ。あの身体。あの顔で。
あっ。。そうだ。エリカ様は禁止な、殺される。絶対ダメだからな。
店でも。。。んっ。怒ら。。ブルブルブルブル。ギイィィ。」
無理やり何かを思い出してしまったのか、恐怖の顔で固まっていた。
「おい、どうした。何が。何だよ。おいって。」
「(パチン)。。。。。。ああ、こわ。怖かったダケだ。
何も。ナニモナイゾ。怒られたダケダ。あの顔?優しい?まあいい。
いい女が、脱いで。楽しめるって事だよ。あと、エリカ様は禁止な。」
「ああ、そうなんだな。よっしゃ楽しもうぜ。ははは。」
(エリカ様?エリカ様ねぇぇぇぇ。。。エリカ。。さま?
あ゛。ああぁぁぁぁぁぁ。。?!。肖像画。建国の女神。
やべーよ。忘れていた。あれがエリカか?なんで?なんで忘れていた?
まあ、気づかないのはいい。(前向きだね。あはは。)
続けるのが重要だ。こないとアイツに殺される。(そうだといいネ。)
絶対に、次もな。その次も。定期的にで。ずーっとだあぁぁ。)
頭の中は、国中からのお金が。。。
お金をばら撒きに来る大量の人達の群れを妄想していた。
(今から来るのか?ああ、それでこの数か。。それでかああ。
もし知っていれば、知ってればなああ。。はあぁぁぁ。)
店番の災難①
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